山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

平治岳

2019-03-20 20:31:02 | 大分県の山
2019年3月17日(日)曇りのち晴れ

 民宿の方のお話によると、今日は泉水山(大崩の辻辺り)で野焼きが行われるらしい。
それは是非見たいと思いましたが、風の強さや風向きなどの気象条件によって、野焼き開始時間はわからないそうです。
昨日の坊がつるの野焼きでも、午前中はずっと待機で、午後からやっと始まったそうです。
迫力ある野焼きを目の前で見たいとも思いましたが、当初の予定通り平治岳に登ることにしました。
帰りには男池にも寄って、お花散策をしよう…と思っていましたが…

うーーん、参りました。苦闘!平治岳の東尾根。
下山後のお花も探せずでした。

男池駐車場からスタート。
ぶ、ぶ、ぶー、今日は昨日よりも風が強く、ひどく寒い。


この辺りは、いつ来てもご機嫌。


ハルトラノオの咲き始めかな。これからどんどん開くといいね。


今日の平治岳は、歩いたことのない東尾根へ挑戦です。
東尾根登り口がわからず、ソババッケの手前からこの辺りかな~と適当に登ると、次第にテープも見えてきて安心しました。


地味な登りです。
景色の変化はなく、ひたすら我慢の登りです。
しかも急登。
それは覚悟していたのですが、その覚悟はやはり甘ーい!!
辛さを思い知りました。


昨日涌蓋山に登ったとはいえ、まだ登れるつもりでしたが…。

最初は何ともなかったのに、「かかとが痛い!」
一歩踏み出すごとに、ちりちりと傷む。
チリチリとした痛みは、ジキジキとした痛みに変わり、ジーチク、ジーチク骨まで痛く感じる。
腿やふくらはぎは、もっと前に出せるはずなのに、かかとが痛くて、一歩前進がとても辛い。

参ったなあーー。
痛いよ。本当に。
昨日は痛くなかったのに、この靴、今日は反抗的だなあ。
靴下を脱いでみても、皮がむけているわけではないのに。
一応絆創膏を二枚貼ってみたけど、登りの間中ずーーーっと痛かった。

そのせいで、久しぶりに夫殿を何度も待たせました。
ごめんなさい。夫殿が見え――――ん。


おまけに雪が出てきた。


こんなにも雪!


一度、ツルっと滑った時に夫殿が「今日はもうこのまま下山しようか」ですって。
とんでもない!!
この斜面をこのまま下るなんて、絶対いや!
10万円くれても嫌!
何としても登る!山頂まで行くっ!
と喚きました。


あ、

あれは山頂の標識…
見えたぞ…


着きました!!
平治岳本峰山頂です。長かったーー。
もう、疲労困憊。景色なんて目に入らない。
ここに着いただけでいい。


いえいえ、素晴らしい景色です!!
でっかい景色です。
いっぱい深呼吸。

野焼きで黒くなった坊がつるも見えます。


南峰
あまりの強風に、夫殿の持つカメラは定まらず、カメラどころか体ごと吹き飛ばされそうだったと。


下りになると、かかとのピリピリ痛みは感じなくなり、元気に快適に歩けました。
大戸越でお昼にしようと思いましたが、やはり風が強い。
しばらく歩いて、陽だまりを見つけてお昼ご飯にしました。

こちらの道も、雪が残っているところがあり、気をつけて下りました。
かかとは痛くないから大丈夫!


ソババッケまで来るともう安心。


男池まで遊びに行きました。


午後の光は柔らかです。


おや?これは…
開いたらトウゴクサバノオ??


コケコケ、並んで~


コケコケ、おしゃべり中


ウバユリの新芽もピカピカ


平治岳東尾根の登りは、正に苦闘!
手強いというか、踵痛い平治岳でした。

ユキワリイチゲは見つけられませんでしたが、春の息吹に感動しました。
下山後はいつも、ああ、良かったなあと思います。
人の少ないくじゅうで、大きな自然に抱かれた二日間でした。
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