落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

郷に入れば

2008年12月23日 | diary
けんか両成敗…携帯使用で殴り合いで逮捕

に香港では電車内でもみんな平気で携帯電話で通話する、と書きましたが。
電車やバスなどの公共交通機関で携帯電話を使うなというルールは、ぐりが知る限り日本限定だったと思う。香港に限らずどこの国に行っても、誰でも普通に通話してる。そんなにあっちこっち行ってないから正直自信ないですけど、たぶん。
以前、海外に長く住んでる日本人の知人が帰省中に電車内でうっかり通話したら、見ず知らずの人にものすごい剣幕で叱られたという話を聞いたことがあるけど、客観的に見たら怒ってる人の大声とか態度も相当場違いだったんではないかなと思われ。そういうテメーは何様なんだとゆー。
日本独特の恥の文化の延長だと思うんだけど、「他人の迷惑」に異常に敏感なんだよね。自分が迷惑を被れば直接「やめてよ」といって済むところを先回りして、迷惑は誰が誰にかけても絶対NO!寄ってたかってみんなでダメー!の大合唱。

その話をまさに香港の地下鉄内で同行者としてたら、「じゃあペースメーカーとか医療機器に影響がある、っていうのはどうなの?」と眉をひそめて訊かれた。
これはインターネットで検索すればいろんな議論がでてくるんだけど、影響はほんとにあるらしいです。ただ、それが公共交通機関内で起きて健康被害に発展したという実例はまったく知られていない。確率的にいえばペースメーカーを装着した人と電車に乗り合わせるなんてまあそうそうないかもしれない。
だから病院内などの医療機関の周囲・内部での携帯電話など電波を発する機器の使用は規制されるべき、というのは正しいルールなんだけど、公共交通機関でまでみんなして目くじらたててダメダメいわなきゃいけないってほどんことはないみたいです。
でも、ぐりの知りあいでペースメーカーを使用してる人はやっぱり携帯電話が怖いそうで、一応周りの人にはそのことを伝えて配慮してもらって、電車は常に優先席付近に乗車、近くで使ってる人がいればそっとお願いして切ってもらったりするといってました。それはそれで大変だし、あながち日本独自のルールったって必要としている人は実際いるんだよね。無意味ってことでもない。

それにしても優先席に座って携帯使ってる人ってホントに多いよね。あれだけでっかく告知してあるステッカーがなんで目に入らないのかすっごい不思議。携帯命!なのかなあ。
こないだも電車に乗ってたら酔っぱらった男の人が優先席で携帯使ってる人をすんごい大声で罵倒してて、車両内の空気めちゃめちゃ凍ってたけど、怒鳴ってた本人はあとあと覚えてるもんなのかな?恥ずかしいやろーあれはー。
ぐりは基本的に携帯はマナーモードで優先席付近では電源オフ、車内ではメールやネットはしても(ゲームはしない)通話はしません。緊急時は一瞬出て下車してから折りTel。フツーにルール通り。
別に聖人君子ぶってるわけじゃないけど、せいぜいその程度のルールを受け入れたところで損はしないし、大体どこでもかしこでも常に●●が必要、●●命、なんて状態の方がぐりは受け入れ難い。携帯に限らず。だからうちにはいろんなものがない。エアコンとかノートパソコンとか固定電話とか電気ポットとかデジカメとか、べつになくても生きていける。
できたら何にもなくてもどこでも生きていける、原始人みたいな人に憧れてたりもしてね。ガチで目指すのは無理だけどさ。


映画館のツリー。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿