落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

やなおばさん

2008年12月28日 | diary
おばさん未満とおばさんの分かれ目年齢は?

以前、友人と話していて「(年をとると)男性と目があったときに露骨に『対象外』という目つきをされる」という話になったことがある。
世の男性諸氏はどの程度自覚されておられるか知らないけど、大抵の男の人は女性を見る目に相手を女性としてどう評価しているかが如実に表われている。それは初対面の場合にとくに顕著で、もっといえば街を歩いているとき、電車やバスに乗っているときなど、ただすれ違うときに目があう男性などが一番わかりやすい。要するにその場限り、二度と会わない相手だから油断して感情がそのまま目に出るんだと思う。もうもろに、おもしろいくらい「おっぱいはOKです」「まあまあイケてます」「あなたは僕のタイプじゃありません」「女性としてどうかと思います」「スルーすべし」みたいな評価がありありと目に出ている。笑える。

「対象外」に見られたくなくてアンチエイジングに精を出す女性も世の中にはたくさんおられるだろう。
でも実をいうと、ぐりは年をとって「対象外」になったことは割りと嬉しかったりする。何より痴漢に遭いにくくなったし(過去記事)、外見的なコンプレックスに煩わされなくなって精神的にラクになった。若いころは美人じゃないこと、スタイルがよくないことが多少はコンプレックスだったけど、年をとってしまえば外見だけでまとめてひとやまの「若い女の子」のカタマリで比較されたりはしなくなる。そんな風に勝手に他人と比べられることくらい屈辱的なことってない。これを読んでる男性がどう思うか知りませんが、男の人は絶対みんなやってるんです。周りの若い女の子をまとめてランク評価とか。女の人はみんな知ってます。あーウザイ。「おばさん」結構。「おばさん」上等でございます。

とはいえぐりもメイクやスキンケアには気をつかうし、自分なりのファッションを楽しむのは好きだ。
それは誰かに見せるためというよりは、鏡で自分を見るのが少しでも快い状態にしておきたいという気持ちの方がプライオリティが高い。誰かに見られることよりも、鏡や窓に映った自分を見てげんなりすることの方がずっと怖い。だからお金や手間ひまをかけてお肌を磨いたり、定期的に美容院に通ったりする。若くありたい、綺麗でありたいというより、女性であることを投げ出したくないから。
けどたぶん、女の人って結構みんなそうなんじゃない?とも思う。モテるためとか「可愛い」「綺麗だ」といわれるためにオシャレをするという女性は実際それほどいなくて、みんな自分で自分を飾っておもしろがりたいんじゃないかなー?
だってホントにおもしろいもんね。女の外見って手をかければかけるほど、ちゃんと結果が出るんだもん。

ところで、相手がおばさんでも胸だけは評価対象に入るっていう男性もときどきいるよね。
ぐりは胸のサイズは小さくはない方なんだけど、顔じゃなくて胸を凝視する男の人はいくつになっても結構多い。たまに「アタシの目はおっぱいについてんのか?」ってくらい、胸ばっかり見て話しかけてくる阿呆もいる。あまりにもその視線がしんどいので近年は極力胸が目立たない下着をつけているのだが、これって女性を投げてることにはなるのかな?と自分で疑問を感じないこともない。
どうでしょう。


横浜・萬珍樓點心舗のライチ風味のレアチーズケーキ。

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