落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

呉彦祖大出血

2006年05月27日 | movie
『潜入黒社会』
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うーーーーん。ゆるい。
これはえーと・・・やっぱ呉彦祖(ダニエル・ウー)の一種のアイドル映画っすね。もうひこありきでしか成り立たない作品っす。
てゆーか成立してんのか?この映画。展開になんのヒネリもないどころかアナだらけ。脚本に手を抜きすぎです。
潜入捜査官の話なのに潜入してからは警察と絡むパートがほとんどないし(潜入を描いて大ヒットした『インファナル・アフェア』シリーズはこの翌年の作品)、クライムアクションのハズなのにアクションシーンにすらまったく緊張感なし。
ひこの芝居もなんだかどーすればいーのか迷ってるみたいな、みてる方も困るよーな芝居だし、曾志偉(エリック・ツァン)はここ数年のタイプキャスト─一見寛容だがおそろしくアタマのキレる大ボス─に完全にハマりきってておもしろくもなんともない。ゲジゲジ眉毛はある意味新鮮だったけど(爆)。
ぬるいモノローグが妙に多くて、しょっちゅうBGMに流れる“Easy Come Easy Go”“Happy Times”“Queen Of The Dark”がしつこすぎて鬱陶しい。あるいは滑稽。

みどころといえばひこの肉体美くらいか?いやマジで。シャワーとかひとりHとかプールとかサウナとか、とにかく露出度高い。例によってヨダレも垂れまくりなすんばらしーカラダを惜し気もなくさらし放題。こういう映画って一体どーゆー観客をターゲットにつくられてんのかなー?アクションだから男性向け、としたらこのひこの出血大サービスはなんのためなのか?不可解なり。
カラダといえば、この映画香港の娯楽映画にしては珍しくセクシュアルなエピソードがナニゲに多いです。それもやはりひこ主演だからなのだろーか。まあとにかくひこのとびきり美味しそうなナイスバディはイヤっちゅーほど堪能できます。それだけは間違いない。けどひこはこんな映画ばっか出てちゃーイカンよなー。香港アクション界のお色気担当じゃないんだからさ。もう5年前の作品だから時効っちゃ時効ですけども。大体彼は殺し屋にはみえてもマフィアには見えないよ。ヤクザやるには小綺麗すぎる。そーいえば『ビヨンド・アワ・ケン』の日本公開はどーなったんかいなー?あれまた観たいんだけど。
ぐりの中での香港映画の最高傑作のひとつ『花火降る夏』の何華超(トニー・ホー)が印象的な役で出てました。この人雰囲気あってぐりはけっこー好きです。

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