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落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

岸部一徳VS大滝秀治

2008年09月02日 | lecture
ダルい。
先週風邪をひいてから異常に体がダルいです。これが夏バテとゆーものなのでしょーか?ダルいよー!(うるさい)

日曜日に映画『闇の子供たち』を観た、あるいは原作を読んだ人を対象とする某NGO主催のトークイベントに行ってきたんですが。
こーゆー内容の映画ってやっぱ他人と感想とかシェアしてナンボじゃないかと思うんだけど周りで観た人は皆無、ネットでレビュー読んでも「育てられないのに子どもつくるなんてサイテー」「日本に生まれてよかった」「自分の子が重病だったらたとえ誰かの命を犠牲にしても助けたいのが親心」「ぺドファイルなんて変態は生きてる資格ない」なんとゆーぐり的にはアタマにお花が咲いてるとしか思えないレビューがやたら多くて逆にショックを受けてしまったので、多少なりとももーちょっとまともな意見が聞ける機会があればと思い。

結果。
大失敗だよ!
とりあえずこのイベントで「誰」に対して「何」をやりたいのか全然考えてないよね?主催者さんよ?少なくともぐりには理解できんかったよ。単に自分らの宣伝がしたかっただけとちゃうん?
最初に理事のレクチャーが20分、そのあと45分間でグループワーク、最後に発表という構成だったんだけど、レクチャーがもう意味不明。主に児童の人身売買や子どもの人権に対する各国際機関の取り組みについての説明だったんだけど、そんなんココで説明する必要ある?だいたいそれ映画と1ミリも関係ないやん(ちなみにこのNGOが活動してるのはカンボジア。映画と関係ない)。そもそも出席者に人身売買の歴史や社会的政治的背景の基礎知識があるかどうかもわからんのに、専門用語だらけの超早口でわたしたち=専門家はこんなことやってますあんなことやってます的な自慢話ダラダラ喋ってなんか意味あんのけ?予備知識あって聞いてたらよけいに「だから何?」な内容ゼロなお話でしかないし。何冊かこの分野の本を読んでりゃ普通にわかる程度のどうでもいい話で、聞いててもおもしろくもなんともない。大滝秀治氏なら間違いなく「つまらん!お前の話はつまらん!」と突っ込んでとっととお帰りになったであろー。
グループワークも段取り悪すぎてグダグダなまま無駄に時間だけ過ぎ。そんなんで発表ったってどないせっちゅーの。
しまいにゃ「わたしたち学生と社会人なりたてのNGOで」なんとゆー言い訳が始まったときはブチキレそーになりました。商業映画ダシにしといて何いってんの?知らんがなー!

せっかく映画観た人が集まったんだから、もっと実のある意見交換ができると思ったのになー。がっかりだわい。都内でも拡大公開始まったし、もうちょっと動員増えたらもっとマシな機会もつくりやすくなるかな?
しかし今回のはイタかったわー。あれじゃあ映画に対して失礼なんじゃないかねえ?常々日本人は議論が下手な国民だってのは周知の事実だけど、明確な目的性をもって議論するための最低限のスキルさえあまりにもお粗末すぎるとゆーことを痛感させられましたです。日常生活はそれでよくても、議論のための場をわざわざ設けて人間集めてる側にすらそれが欠けてるなんてのは致命的では。
頭にきたので帰りに同じグループにいた学生とスタバであれこれ語りくれてしまったよ。こーゆーワークショップとかトークセッション行くと学生けっこう多いんだけど、はやってんのかね?とかゆーと誰かに怒られそーですがー。けどこーゆー活動が「青春の思い出の1ページ」で完結しちゃわないで意識を高くもち続けられる人がどんくらいいんのかは、今回のイベントの惨状みてるとかなり心もとなく感じるのも事実でございます・・・。


金魚槽の花。

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