「野だて茶話会」提出歌 2008年12月27日 18時53分49秒 | イベント あかねさす電飾コードさむ空の東南角に結界のごと « たかはら(斎藤茂吉料理歌集) | トップ | 「野だて茶話会」を開催します »
3 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 野だて茶話会 (藻上旅人) 2008-12-21 22:44:56 未熟ですが、コメントさせていただきます。 「あかねさす」が掛かる「電飾コード」。昼と見まがうかのような明るさにはっとされたのでしょう。「さむ空」なので澄んだ空気にどこまでも光が届きそうです。「結界」という言葉に立ち止まります。何か大きな思いを感じます。何のための結界なのでしょう?何気なく読み進めた「東南」という言葉、結界と結びついて気づきました。南東でなく東南というのは巽の方角。立身出世を意味し、春・夏のイメージだそうです。まだ遠い春暖への想い。或いは大志半ばのことへの想い。それらとの結界なのでしょうか?中村様は、何か急ぎで夜道を歩いていて、クリスマスの電飾に気付かれた、それは足を止めるほど美しかったが、急ぎの足を止めたことに何か違和感を感じられたのではないでしょうか?勝手な想像お許しください。 ここからは余談です。一読した時は違う読みでした。本来「あかねさす」は日や昼に掛かるのでしょうが、自身の第一印象は茜色を想像してしまい、夕焼けのなかにこのお歌を読んでしまいました。夕暮れに光りはじめた電飾。東の空は既に暗くなっています。昼と夜との結界は、時間というものにあえなく解かれてしまいます。日々繰り返される無常。電飾は昼に加担するのか?夜に加担するのか?こうなると妄想ですね。すみません。 PS;「さむ」がかなである事にも立ち止まりました。でも、意味が酌めぬままでした。これで良かったのでしょうか。中村様のイベントの趣旨に合っていましたか?もし指摘があればお教えください。なにぶん初心者ゆえ、不安を抱えながらの参加です。色々教えていただければありがたいと思いっています。五首選に続いて、甘えさせていただきました。失礼いたします。 返信する おそくなりました (すぎな) 2008-12-28 13:30:33 「イルミネーション」でも音数的にはいいんだけど、ここはやはり「電飾コード」でしょう。結界を張り巡らしていることと視覚的なイメージが重なります。あかねさす、はどちらかというと暖かい色の光と結びつくように思いますが(あ、でも池田はるみさんの歌では「光るさんま」にかかってましたね。)この歌からは最近多いLEDの青いひかりの印象を受けました。結界の外側から(中に入れることを拒絶されている者の視点から)うたわれているようで、疎外感とか孤独のようなものを感じます。「東南角」が、いわゆる「四条河原町東南角」のように地上の位置を表すのではなく、「見上げているさむ空の(東南の)一角に自分を寄せ付けない場所が作られている」ように感じたからかもしれません。自分が飾った電飾コード、とするとまた違った感じに読めますが、私は上のような外から(遠くから)の視線というのが好きです。※エントリーもぎりぎり、コメントも遅刻で申し訳ありませんでした。 返信する 藻上さん、すぎなさんへ (中村成志) 2008-12-28 16:52:16 藻上さん、すぎなさん、どうもお疲れさまでした。この歌は、ほとんど見たまんまと言うか、感じたことを書いたものです。通勤途中のマンションで、これでもかというくらいイルミネーションを張り巡らせている一角がありまして。本当なら「ああ、綺麗だね幸せそうだね」という感じを出したかったのに、中村の手にかかると、こうも不気味な歌になるのはなぜなんだろう。もうひとつ裏話をしますと、この歌を作ったときは勘違いしてまして、東南は「鬼門」の方角だとなぜか思ってたんです。考えるまでもなく、「鬼門」は北東ですよね。でも、福を呼ぶはずの方角に結界を張るというイメージもおもしろいんじゃないかと思い、そのままにしました。半分言い訳ですが。(藻上さんへ)丁寧な読みをありがとうございます。ご指摘の「さむ空」の表記は、僕も迷いました。でも「寒空」とすると、他が漢字だらけなので重くなってしまうかなあと。「さむぞら」だと「あかねさす」に対応しすぎてしまうし。で、結局どっちつかずになり、意味も掴みにくくなってしまいました。中途半端はよくないですね。反省。(すぎなさんへ)「あかねさす=光」というけっこう安直な考えで使った枕詞ですが、まあミスマッチということで。「疎外感」うーん、そうかもしれない。ピカピカ光るおうちを見ると、綺麗なのはきれいなんだけれど「入って来んなーっ!」って言われているような気が。自分で思ってたより、けっこう心の狭い奴ですね。でも、こういう個人のイルミネーション装飾って、いつごろから流行り始めたんだろう?おふたりとも、どうもありがとうございます。また、次回もおつきあいくださいね。 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
「あかねさす」が掛かる「電飾コード」。昼と見まがうかのような明るさにはっとされたのでしょう。「さむ空」なので澄んだ空気にどこまでも光が届きそうです。
「結界」という言葉に立ち止まります。何か大きな思いを感じます。何のための結界なのでしょう?
何気なく読み進めた「東南」という言葉、結界と結びついて気づきました。南東でなく東南というのは巽の方角。立身出世を意味し、春・夏のイメージだそうです。
まだ遠い春暖への想い。或いは大志半ばのことへの想い。それらとの結界なのでしょうか?
中村様は、何か急ぎで夜道を歩いていて、クリスマスの電飾に気付かれた、それは足を止めるほど美しかったが、急ぎの足を止めたことに何か違和感を感じられたのではないでしょうか?勝手な想像お許しください。
ここからは余談です。一読した時は違う読みでした。本来「あかねさす」は日や昼に掛かるのでしょうが、自身の第一印象は茜色を想像してしまい、夕焼けのなかにこのお歌を読んでしまいました。夕暮れに光りはじめた電飾。東の空は既に暗くなっています。昼と夜との結界は、時間というものにあえなく解かれてしまいます。日々繰り返される無常。電飾は昼に加担するのか?夜に加担するのか?
こうなると妄想ですね。すみません。
PS;「さむ」がかなである事にも立ち止まりました。でも、意味が酌めぬままでした。
これで良かったのでしょうか。中村様のイベントの趣旨に合っていましたか?
もし指摘があればお教えください。なにぶん初心者ゆえ、不安を抱えながらの参加です。色々教えていただければありがたいと思いっています。
五首選に続いて、甘えさせていただきました。
失礼いたします。
あかねさす、はどちらかというと暖かい色の光と結びつくように思いますが(あ、でも池田はるみさんの歌では「光るさんま」にかかってましたね。)この歌からは最近多いLEDの青いひかりの印象を受けました。
結界の外側から(中に入れることを拒絶されている者の視点から)うたわれているようで、疎外感とか孤独のようなものを感じます。「東南角」が、いわゆる「四条河原町東南角」のように地上の位置を表すのではなく、「見上げているさむ空の(東南の)一角に自分を寄せ付けない場所が作られている」ように感じたからかもしれません。
自分が飾った電飾コード、とするとまた違った感じに読めますが、私は上のような外から(遠くから)の視線というのが好きです。
※エントリーもぎりぎり、コメントも遅刻で申し訳ありませんでした。
この歌は、ほとんど見たまんまと言うか、感じたことを書いたものです。
通勤途中のマンションで、これでもかというくらいイルミネーションを張り巡らせている一角がありまして。
本当なら「ああ、綺麗だね幸せそうだね」という感じを出したかったのに、中村の手にかかると、こうも不気味な歌になるのはなぜなんだろう。
もうひとつ裏話をしますと、この歌を作ったときは勘違いしてまして、東南は「鬼門」の方角だとなぜか思ってたんです。
考えるまでもなく、「鬼門」は北東ですよね。
でも、福を呼ぶはずの方角に結界を張るというイメージもおもしろいんじゃないかと思い、そのままにしました。半分言い訳ですが。
(藻上さんへ)
丁寧な読みをありがとうございます。
ご指摘の「さむ空」の表記は、僕も迷いました。
でも「寒空」とすると、他が漢字だらけなので重くなってしまうかなあと。
「さむぞら」だと「あかねさす」に対応しすぎてしまうし。
で、結局どっちつかずになり、意味も掴みにくくなってしまいました。
中途半端はよくないですね。反省。
(すぎなさんへ)
「あかねさす=光」というけっこう安直な考えで使った枕詞ですが、まあミスマッチということで。
「疎外感」うーん、そうかもしれない。
ピカピカ光るおうちを見ると、綺麗なのはきれいなんだけれど
「入って来んなーっ!」
って言われているような気が。
自分で思ってたより、けっこう心の狭い奴ですね。
でも、こういう個人のイルミネーション装飾って、いつごろから流行り始めたんだろう?
おふたりとも、どうもありがとうございます。
また、次回もおつきあいくださいね。