はいほー通信 短歌編

主に「題詠100首」参加を中心に、管理人中村が詠んだ短歌を掲載していきます。

「五首選会」終了です

2006年11月20日 00時04分17秒 | イベント
 そんなわけで、11月20日午前零時を持ちまして、「五首選会」、終了させていただきました。
 ご参加いただいた6名の方々、応援いただいた皆々様、どうもありがとうございました。

 生まれてこの方、「会」と名の付くものを主催したことがない僕にとって、この数週間はまさにドキドキの日々でした。
「自分に、こんなだいそれたことができるのか」
「こんなに大見得切って、参加者がひとりもいなかったらどうしよう」
「ヘタなことやって、苦情が来たらどう対処したらいいんだ」
等々。はい、けっこう(かなり)小心者なんです。

 もっとも、事務的には、とっても楽でした。
 ブログというシステムの底力のおかげ、盛り上げて気を遣っていただいた参加者の方々のおかげ、そして、このコメント&トラックバック方式を借用することを、快くご了承いただいた五十嵐きよみさんのおかげです。
 ほんとうにありがとうございました。

 さて、いち参加者としての感想です。
 ひとりの歌人が歌った100の歌から、五首を選ぶ。
 自分で企画しといて何ですが、こんなに難しく、またおもしろい作業だとは思いませんでした。
 ひとつの宇宙から、無理やり5つの星を抜き出すようなもんです。
 一つの歌を削るたびに、なにかとんでもないことをしているような気がして、
「ごめんなさいごめんなさい」
と意味もなくつぶやいたり、そうかと思うと、自分が万能の権力を握っているような心持ちで
「ふっふっふっ、そなたを選んで進ぜよう」
とかつぶやいたり(変人か)。
「テーマを決めて五首選」
というルールを定めといてよかった、と心底思いました。
 いざとなれば、
「このテーマだから、この歌は(選に)入らないんだ」
という逃げ道になったから。
 普段行っている「鑑賞」とは、全く違う種類の作業であり、だからこそ楽しく、勉強にもなりました。

 なにはともあれ、宴がひとつ終わって、やれやれといった心持ちです。
 みなさんと、このような形でさまざまな意見を交わすことは、想像以上に楽しいことでした。
 またいつか(時間と心に余裕があれば)、別の集いを企画してみたいなあと思っております。
 そのときは、どうぞ参加してやってください。

 どうもありがとうございました。