搗きたての清明節の草餅を並んで食べた 恋じゃなかった
ふしょー (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
「清明節」は中国の祝日の一つ。
4月5日ころで、お墓の掃除をするのだとか。
日本のお彼岸のようなものでしょうか。
ご先祖のことを思いながら作った草餅を、(おそらく)墓地の脇
で並んで食べる。
おだやかな春の日射し、さわやかな苦みと甘みの草餅、隣にいる
人。
「恋だと思ってたけど、別の何かなのかなあ」
あるいは、もっと劇的で辛い歌なのかもしれませんが、僕が思い
浮かべたのはこんな風景でした。
------------------------------------
はふはふと息を切らして帰り来し老犬の毛に絡む草の実
水都 歩 (水都blog)
迷子になっていた愛犬が、自力で家に帰ってきたんでしょうか。
毛に絡みついたさまざまな物が、彼がくぐり抜けてきた冒険を物
語ります。
心を動かされるのは、彼が「老犬」であるということ。
向こう見ずな若気の至りではなかったということ。
迎える家族も、子どもではないでしょう。
再会も、熱さを表に出さない穏やかなものだったのではないで
しょうか。
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草萌ゆる季節(とき)を好みて憂鬱はふいに背後に忍び寄るらし
スガユウコ (ココロに花を)
おかしなもので、もの悲しい秋やつらい冬での憂鬱よりも、
命あふれる新緑の時期に感じるそれのほうが、何倍も心に
食い込みます。ひどいときは、心を殺してしまうほどに。
「ふいに」の語が、本人の努力だけではどうにもならない
理不尽な力を表しています。
ふしょー (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
「清明節」は中国の祝日の一つ。
4月5日ころで、お墓の掃除をするのだとか。
日本のお彼岸のようなものでしょうか。
ご先祖のことを思いながら作った草餅を、(おそらく)墓地の脇
で並んで食べる。
おだやかな春の日射し、さわやかな苦みと甘みの草餅、隣にいる
人。
「恋だと思ってたけど、別の何かなのかなあ」
あるいは、もっと劇的で辛い歌なのかもしれませんが、僕が思い
浮かべたのはこんな風景でした。
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はふはふと息を切らして帰り来し老犬の毛に絡む草の実
水都 歩 (水都blog)
迷子になっていた愛犬が、自力で家に帰ってきたんでしょうか。
毛に絡みついたさまざまな物が、彼がくぐり抜けてきた冒険を物
語ります。
心を動かされるのは、彼が「老犬」であるということ。
向こう見ずな若気の至りではなかったということ。
迎える家族も、子どもではないでしょう。
再会も、熱さを表に出さない穏やかなものだったのではないで
しょうか。
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草萌ゆる季節(とき)を好みて憂鬱はふいに背後に忍び寄るらし
スガユウコ (ココロに花を)
おかしなもので、もの悲しい秋やつらい冬での憂鬱よりも、
命あふれる新緑の時期に感じるそれのほうが、何倍も心に
食い込みます。ひどいときは、心を殺してしまうほどに。
「ふいに」の語が、本人の努力だけではどうにもならない
理不尽な力を表しています。