生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

紫式部の娘

2018-07-30 17:20:41 | 日々の暮らし
7月15日から8月15日あたりのお盆の時期になると、この世で浮かばれない霊がさ迷い歩くように思います。


体より長い髪が生えてしまった人やこの世でがまんがまんして生きた人や使命で残された魂が現れる。

悪い霊は金縛りでいじめようとしたり、苦しむのを喜んだりする。

守護霊がいる人はさ迷い歩く魂を救ってあげて下さい。
信仰している神様に。

いない人は、お地蔵様と呼んで下さい。

そして、ご先祖様を呼んで下さい。

救ってくれたらお礼の合掌をしましょう。

霊感強い人は魂がよってくるのを感じる時期です。

さて、話題を変えます。

紫式部は誰も知ってますね。

今日は娘の和歌を紹介します。

大弐三位藤原賢子(だいにのさんみ/ふじわらのけんし)です。

父を3歳で亡くし、母を(紫式部40歳で没)15歳で亡くし、2度の結婚で80歳の長寿まで、幸せに生きたと記録されています。

百人一首にもある和歌を紹介したいと思います。

仲のたえかけた彼からの不信の手紙に、応えた和歌に


『有馬山

いなの笹原

風吹けば

いでそよ人を

忘れやはする』

有馬山から猪名(いな)にかけて風が吹くと、有ってないような 笹葉もそよそよと揺らぎます。

さあそれですよ、私の方こそあなたの心変わりが不安なのですから、どうしてあなたのことを忘れたりなどするものでしょうか。

あなたこそ、私によそよそしいではありませんか。

その間柄が分かるような気がします。

お互いに連絡が途絶えると不信がつのるものです。

現代でもありそうですね。
 
今のように気持ちを伝える手段がないからなおさらですね。


このような返事を何度も何度も読んで安心していたのでしょうね。


だからこんな情熱的な歌を書いたのでしょう。

若くして両親を亡くし、よくぞ頑張って生きたものだと興味深く読んでいました。

同じ境遇にいた魂に、読まされていたのかも知れませんね。

安心して成仏されますように。

合掌

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世界三大旅行記

2018-07-30 17:20:41 | 日々の暮らし
今日の新聞に世界三大旅行記の日本人の遺跡が発見された記事を見ました。

マルコ・ポーロ、三蔵法師、円仁(日本)。
が世界三大旅行記と言われています。

50年前に訪中して、マルコ・ポーロや三蔵法師を訪ねた旅をしました。
長安は戦後日本人を見るのが初めてで珍しく町を歩くと300人位の人に囲まれてしまいました。

阿倍仲麻呂、空海、最澄の遺跡を訪ねたが、
円仁の遺跡を見る事ができませんでした。
最澄の弟子で最後の遣唐船で中国に渡った。
その時滞在した「国清寺」が発見された。
円仁の旅行記が証明されたとのこと。

838年のこと。
この記事にとても嬉しく思います。
比叡山を築いた平安時代の天台僧。
三度目の挑戦で渡航に成功した。

それからの長い旅行が
世界三大旅行記になったという。
空海と違った自慢できる日本人だと思います。

円仁を訪ねる旅をしてみたくなりました。

夢はつきません。

50年前に中国の書家に50センチの長筆で行書を見せつけられた思い出があります。

日本人は書けないだろうと。

そこでその場で
1メートルの筆を作ってその行書を書いたら驚き拍手され沢山の筆を貰った。

若かったな。(笑)


それから3メートルの筆を作ったり、釣竿に筆を作ったりした変人になってしまった。

それが、寝たきりの人に役立つとは。
わからないものですね。

これからも挑戦しなくては。

合掌
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賢者の道

2018-07-30 01:48:28 | 日々の暮らし
仏教語に「独り坐を組み、独り体を横たえ、独り歩む。

そして、自己を整える者は、林でも森でも自由に楽しむことができる」

という教えがあります。

私はいつ頃から仏教を学んだのだろうか。

20代後半から、書道を始めた時からかも知れません。

書道は仏教の経典を、写経することから始まっていますから、

沢山の経典を読み書きしたことで仏教を知ることになったのだと思います。

私のお手本も、経典から使っていますので。

日本最古の写経の文字を残している人が、
聖徳太子で法華経の肉筆が皇室に保管されています。

仏教を学ぶと

「生きるとは苦しみである」

「生きるとは思い通りにならないことである」

「苦しみとは四苦八苦である」

「善とは」「八正道とは」「業(ごう)とは」「慈悲とは」「智恵(般若)とは」

「涅槃(ねはん・悟り)とは」
「輪廻転生とは」
「六道とは」等の意味を学びました。

『清らかに澄む

月のように生き

仏道を求める人を

バラモンと呼ぶ』

(お釈迦様)

僧侶から離れ、俗世からも離れ、山中の庵に独居した良寛さんを思い浮かびます。

インドに生まれたお釈迦様はヒマラヤ山脈を見て、

「善き人は遠くにいても

雪山の如く輝いて見える」

と述べています。

仏教の教えを噛み締めて、
私の書は写経から

「祈りや、生きる力や、魂を浄化する」

書へと変化してきました。

また、お釈迦様は

『ただ空しく年をとるな

老いてこそ賢者の道を歩め』

髪が白くなったからといって「長老」とみなされるわけではない。

ただ年をとっただけなら
「空しく老いた人」

と言われる。

と手厳しい言葉を残しています。

この言葉にドキと反応した私は

特に戒めにしないと。

好きな字に

「坐」という字があります。

土の上に人が二人並んでいます。

自我(自分への執着)

自己(本来の自分)

といわれています。

または、自分と仏ともいわれています。

仏と共に静かにすわり、日常の修行をして悟りを得て、

自我という執着を捨て、自分の内にある

仏を照らし出しなさい

との意味があります。

まだまだ、努力が足りません。

私は僧侶ではありませんが、仏道を学ぶ独りの修行者として、

これからも皆様のお力になれるよう励んでいきたいと思います。
早いもので7月も終わりですね。
盆踊りの音が聞こえてきました。

合掌
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冠は心にある

2018-07-29 00:58:28 | 日々の暮らし
人は浅い眠り(レム睡眠)と、深い眠り(ノンレム睡眠)を交互に繰り返して睡眠しているといいます。

レム睡眠の時に気になる夢を見るといいます。


「杞憂(きゆう)」という言葉があります。

余計な心配をすること。
取り越し苦労をすることをいいます。

昔、中国の周の時代に杞の国という小国がありました。

大変気の小さい男がいて、天地がいつひっくり返るかと、そればかりを考えて恐怖にとりつかれて、物もろくろく食べないありさまでした。

そのうち夜も眠れなくなってしまいました。

友人が心配して訪ねて来ました。

こう言って恐怖の種を取り除いてやったといいます。

「天は気体の集まったもの。

われわれはその中で呼吸をしたり、体を動かしている。

地というのは、土のかたまりで世界の果てまで続いている。

われわれはその上を歩き回っているわけだ。

そんな天と地が引っくり返るはずがないではないか

男はそれを聞いて安心したという。」

この時、杞憂(余計な心配をすること)という言葉ができたといいます。

さて、今日目覚めた私の心に響いた言葉は

『若い女は美しい、

しかし老いた女は

もっと美しい。』

(ホイットマン・草の葉の美女の一節より)

『冠は心に在る。

頭にはない。

ダイヤモンドやインド石で飾ってもなければ

目に見えもしない。

わたしのは「満足」

という冠だ!』

(シェクースピア・ヘンリー四世より)

『君の路を行きつくと

よき満足がある。

しかし初めに満足する者は

先へ進まない。』

(リュッケルト・ドイツの詩人)



冠は心にある

いい言葉ですね。

皆様の力になれば

ありがたいです。

合掌
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愛のムチ

2018-07-28 22:34:19 | 日々の暮らし
近くのお寺の今日の
言葉に

『忘恩(ぼうおん)』

「借りた傘

雨が止んだら

邪魔になる」

を見ました。

成る程な。

恩を忘れるとはこういう事かと納得しました。


「ほしいままに

食わせた馬は

どうにも

手におえない」

(イスラエルの諺)


「一番良い馬は

たくさんムチを

あてた馬」

(西欧の諺)


「わがままに

させた子はその母に

恥をもたらす」


「あなたの子を


懲(こ)らしめよ

そうすれば彼は

あなたを安らかにし、

またあなたの心に

喜びを与える」

(旧約聖書)


人間は厳しく育てらる

ほど、すぐれた者に

なるのでしょうね。

愛情ある人からの

ムチなら

励みになりますね。

そういう人が

いなければ、自分で

ムチをあてましょう。

アラブの諺に

「何ものからも学ばない人は  バカ。

他人から学ぶ人は
    才人。

自分から学ぶ人は
    賢人」

自らを厳しくして、

自らの才能を見つけ出し、

伸ばしていく人を

賢人という。


宮本武蔵を

思い出してしまいます。

自らを高めるには、

自分なんだ

人に頼るな。


今日は愛のムチを頂いた恩を

忘れる事なく、

さらに自分を磨く心構えの大切さに気づかされました。

合掌




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