生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

都鳥

2018-07-11 23:20:22 | 日々の暮らし
今日発表された日本の人口。
東京、神奈川等の関東一極集中増加で全国は減少しているとの事です。
昔も今も都へ人は集まるものですね。

そこで、
有耶無耶(うやむや)という言葉があります。
その語源ですが、

はっきりしない、あいまいもことした状態をいいます。


平安時代の『伊勢物語』に

「有りや無しや」があり、それを

漢文にした
有耶無耶です。


「名にし負はば

いざ言問はむ

都鳥

わが思ふ人は

ありやなしやと」

   (伊勢物語)

「都」を名に持っているのなら、よく知っているだろうから
さあ、尋ねよう。

都鳥よ、私の思っている人は都で無事でいるかどうかと。

都に行った恋しい人を思う気持ちは何時の世も同じものだと感じて紹介しました。

現代では「木綿のハンカチーフ」という
歌もありましたね。

徒然なるままに思った事を綴りました。

合掌




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託言(かごと)

2018-07-11 02:33:20 | 日々の暮らし
古典によく出てくる言葉に託言(かごと)がある。

女の文句や愚痴、不平不満、恨みごとのことです。

「夜毎の託言を

思い出しても

首筋がぞくぞくする」


「寝ぬ夜が塵(ちり)と積もると

託言の一つ二つも

出てくるので

あわただしく

別れてきた」

「きみが託言(文句)を

いい始めると僕は

ひたすら黙り込む

言い訳なんて


したくないから。

でもそれが、余計に

きみを怒らせる」


いつの世も


男はこの言葉に


逃げ腰になるものですね。



さて、西日本で平成始まって以来の豪雨被害が出ています。

四国や中国地方にも友人や読者がいますので心配しています。

いろいろな被害を受けている事でしょうね。
お見舞い申しあげます。

昔でいう、

「村雨(むらさめ)」

でしょうか。

ひとしきり降ってはやみ、

また激しく降る雨。


群れになって降るので


群雨ともいう。


昔も川の氾濫で


多くの人が

亡くなっています。

早くの復興をお祈り

致します。

合掌
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