生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

東大寺の秘話

2018-07-15 16:43:00 | 日々の暮らし
50年近く前、まだ若く書道教師になる前、奈良東大寺の修復に全国の書家が集めた寄付金を寄贈しました。

寄贈者の名前を書いた書類をお腹に納め500年後に開くとか。
私も50万円程集めて寄贈しました。

そんな思いがある東大寺の秘話を話したいと思います。

『むかしなあ、貧しい貧しい家のおかあがなあ、赤ん坊負うてなあ、田んぼへ出てはったんやて。

「ここで遊んどりや」いうて、太鼓や笛を置いて、田んぼの縁(ふち)に遊ばしてはったねわ。

ほで、精出して、田の草刈ってはったそうな。
まん中どこまで刈って、田んぼの縁見たら、赤ん坊の姿が見えへんのや。

あっち走り、こっち走りして、ふと東の空を見ると、とんびか鷲が黒い物をくわえて向こうへ向こうへと飛んでいきよる。

赤ん坊はさらわれてしもうたんや。』
(京、大和、近江の昔話より)

2歳の赤子は東大寺二月堂下の大杉に鷲が翼を休めている時、名僧義淵(ぎえん)に発見され、無事助け出されたという。

義淵に育てられ成長して良弁という僧になり、聖武天皇の信頼を得て東大寺の建立に尽くしました。

後日めでたく母親と巡り合うことができたという。

東大寺三月堂(法華堂)に国宝、金鷲行者と呼ぶ良弁僧正像が安置されている。

「赤ん坊は金の翼に乗って」

と書かれているとか。

500年後、東大寺に行ってみようと思う。

合掌
コメント
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