生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

自分の心

2017-10-31 22:29:56 | 日々の暮らし
ゲーテは
「自分の心をみつける言葉」

の中で

「一人の人を

愛する心は、

どんな人をも

憎むことができません」

と述べている。


本当に恋をしていたり、

愛する人がいる人は、

誰一人憎むことがないと感じます。

皆さんも

憎む人がいないのは

人を愛しているから。

「人々は愛によって生きているが、

自分に対する愛は

死の始まりである。
  
これにひきかえ

神と万人とに対する愛

は生の始まりである」


(トルストイ)

自分の心



見つめて見ましょう!



合掌
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男と女の生涯

2017-10-31 01:03:21 | 日々の暮らし
秋の夜は古典が似合う。

私の行く道を思う時、


二人の秋の旅人をいつも思う。


「これがまあ

ついの栖(すみか)か

雪五尺」

  (小林一茶)

これがまあ、私が

生涯を終える所なのか

雪が五尺(約151セン

チ)も積もっている

このふるさとが。

一茶が定住を決意し、

信濃の国へ帰郷した時の作。


「この道や

行く人なしに

秋の暮れ」

 (松尾芭蕉)

どこまでも続く一筋の

この道を、ともに行く

人もなくただ一人で

旅をしていく。

寂しく暮れていく秋の

夕闇の中を。

この二人の作を思うと


私の書にもその気持ち

がのるものだなあと


感じています。


さて、女性の生涯を

古典で探してみた。


平安時代の作品に

「夜の寝覚(ねざめ)」
があります。

その女主人公に、当時の女性の思いが伝わってくるのです。


大変美しく、賢い女性で太政大臣の二女。

13才夢の中で天人が現れ、琵琶の秘曲を伝授すると、彼女はすぐに
弾けるようになったという。

16才の秋に、相手を知らぬままに契った男が、
 
姉の婚約者であった。

悩み苦しむが、しかも

妊娠してしまい女の子を生む。

父の勧めに応じ、その男の伯父の左大臣と
結婚するが、

まもなく死別してしまう。

先の男からも求愛され、
帝(みかど)からも求愛され、

さらに、自分の生き霊が人を苦しめていると
風評されて、

出家を志すが認められず、

苦悩のまま生涯を閉じる。


そんな女性の生涯にも



心惹かれる秋の夜です。


以前いろんな人の

自叙伝を書くシナリオライターの仕事をしていたので、

ついその人の中に

入ってしまいます。

人に歴史あり。

あなたの歴史物語


創作しますよ。



合掌
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働くこと

2017-10-30 07:08:49 | 日々の暮らし
人が動くと書いて

「働く」。

ヘミングウェイは

「働くのと動くのを

混同するな」

と述べています。


また、松下幸之助は

「人より一時間、余計

に働くことは尊い

努力である。

だが、今までよりも

一時間少なく働いて

今まで以上の成果を

あげることも、また

尊い。

そこに人間の働き方の

進歩がある。」

と述べています。


自分の仕事振りを振り返ってみて下さい。

動くことが、働くこと

ばかりではないので。




合掌





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我田引水とは

2017-10-30 03:51:09 | 日々の暮らし
四字熟語に我田引水
(がでんいんすい)

という言葉がある。


日本の漢詩という。

自分の田んぼだけに水を引き入れる事から、

自分の都合のいいように言ったり、

事を行ったりする事をいうとある。

昔の百姓は自分の田んぼだけに水を引き入れていたのだろうか?

それとも、百姓でない

人間が見てそう感じて
出来た言葉なのだろうか?

例え、自分の田んぼだけに水を引き入れたとしても、努力していることなのだから、

そんな自分勝手という

意味に使われているのはどうかと思う。

その事から、中国を調べてみると、

「我田」とは、

我が田の豊作を喜ぶ。

という言葉に使われている。

「引水」とは、

水を引いて、廃丘に注ぐとある。


荒れた丘に水を引き入れ開墾する事。

そうすると、

我田引水とは、

荒れた土地を開墾して

田んぼが豊作になる事

から、

荒れた土地でも、

耕せば実がなる事。


夢は叶うものという

意味に使ってはどうか。



宮本武蔵が息子のいおりと、


石ころだらけの土地を

耕し、水を引いて

お米を作った事から、

百姓たちが

驚いたという内容が

ある。

そして、村を襲う

盗賊達を退治してしまい

村を救ったのです。

こんな事を思い出して

しまうのです。


いい言葉に変えて


欲しいものです。



開墾者、英雄という

意味の言葉に。




合掌
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鉢かづき姫

2017-10-29 03:28:01 | 日々の暮らし
ラジオから鉢かづきという話が聴こえて来ました。

昔、聴いたことがあったと思い調べてみました。


古典の「お伽草子」に
鉢(はち)かづき姫という物語があります。

なかなか珍しい物語でした。

美しい姫が13才の時、
お母さんが思い病気になり、姫を枕元に呼んで姫の頭に大きな

鉢(お碗)をのせて

亡くなりました。


それが、とれないのです。

お父さんは新しい奥さんをもらうのですが、


意地悪をされ、

一人家を出るのです。

あまりにも辛いので、

川に身を投げるのですが、

木の鉢のおかげで

浮き上がり、死ぬこと

ができません。

旅先で嫁合わせという

集団お見合いの時、

鎌倉長谷寺の観音様に

お願いすると鉢が

とれて、その中から

金銀財宝が一杯出てきて、

結婚もでき、

別れ別れになっていた、

一人さ迷っていた

父親とも出会って

幸せに暮らしたという

お話です。

それを、見越して

お母さんは姫に


鉢わかぶせたの



でした。



素敵な発想の物語です。



いざという時に、

観音様が見守って


いますよ。



そんな教えの言葉が



鉢かづきです。




合掌
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