生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

幸せは心の中に

2018-07-19 01:21:21 | 日々の暮らし
「仏の教えははるか遠くにあるわけじゃない。

それは心の中にあって、ごく近いものなのだ。

真理は外の世界にあるわけじゃない。

自分以外のどこに求めようというのか」

「もし仏の深い意味を

知りたいなら、

あなたの心の中に

その仏はいらっしゃる。

答えはすでにあなたの

中にあるのだ」

(空海が最澄(さいちょう)に出した手紙より)


この空海の言葉の

「仏の教え」

「仏」

という語を

「幸せ」

に置き換えて読んでください。

空海を勉強していたら気づくと思います。

空海は仏法を説くことは、人の幸福を説くこと。

大事な探し物は、ごく身近なところにあり、

気づかないだけだ。

『幸せはあなたの心の

中にある』

と説いているのです。


それからか、どのお坊さんも

仏様は下腹の

丹田(たんでん)に

いると説いています。


忘れないようにしたい教えだと思います。

次に、ある外国の映画監督が

「老齢は山登りに似ている。

登れば登るほど息切れするが、

視野はますます広くなる」

と述べていました。


また、作家の伊藤整が

「夕映えが美しいよう

に老人の場所から見た

世界は美しいのです」


と述べています。

私は夕映えを眺めるたびに

美しさを人一倍噛み締めています。

多くの事を学び、

視野を広げる 機会を

得たことに感謝しているからです。

最近若者も驚き目標にされる老人になりつつあります。

私達は何時の日か力を発揮する時が来ると信じています。

昔書いた「落城太鼓」の小説で、大勢の敵に囲まれ落城寸前の時、一人の老人が勇猛な太鼓を叩いた。

その音色に敵の大将が驚き恐れて、こんなに勇猛な死を覚悟した城を落とすのは大変と引き上げてしまう。

城の殿様が城を救った礼に行くと、大の字になって老人が亡くなっていた。

その顔は笑っていたという。

それから人々はその曲を落城太鼓と呼び大切に受け継いだという物語です。

このように何時の日か役にたつ日が来ると信じています。

合掌
コメント
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