生きる力になれば・良寛地蔵

70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って10年が過ぎました。

青女(せいじょ)

2016-10-31 05:09:25 | 日々の暮らし
11月の美しい言葉に

「霜降月(しもふりづき)」があります。

私は書の手本によく使っています。

霜を降らす女神のことを

「青女(せいじょ」といいます。


キラキラと青白く輝いている様から青女と呼ぶのでしょうか。


日が昇れば、その光に溶けて、消えてしまう霜の花。

あさぼらけ、犬の散歩の時に見かけるようになりましたね。


寒い日に朝早く起きた人だけへの、女神様からのプレゼントなのでしょうか。


他に好きな言葉に

「恋染紅葉(こいそめもみじ)」があります。

11月の誕生色は、秋の日に映える紅葉の燃えるような赤。


「もみじ」は「揉(も)み出(い)ず」が変化したもの。

色がもみ出される

という意味です。

紅葉はモミジ科の植物というのはないので、

すべてカエデ科の植物というそうです。

夜の冷え込みが厳しく

て、日中との寒暖の差

が大きければ大きいほ

ど、その紅は、美しく

、鮮やかさを増すとい

います。


厳しさを乗り越えて、

それを肥やしにする。

その姿に人の心を

打つのでしょう。


「めづらしき

人に見せむと

黄葉(もみじば)を

手折(たを)りそあが来(こ)し

雨の降らくに」

(万葉集)

心ひかれる方に

お見せしようと

黄葉を手折って来ました

雨が降っていますのに。


万葉の心を今年も


一杯

堪能しましょう。

合掌
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ライフワーク

2016-10-30 03:22:37 | 日々の暮らし
しごとには「私事・仕事・死事・志事」があるといいます。

「私事」とは、自分の好きなことをすること。

「仕事」とは、会社に使われ、食べるためにやっていること。

「死事」とは、好きでもないことを嫌々していること。

「志事」とは、一生続けてやることで、社会の役に立つこと。
ライフワークと呼ぶ。

私もライフワークを考えないといけませんね。

「小さな親切、小さな愛の言葉が地上を天国のように幸福にする手助けをする」
(カーニー)

「私は一つの痛切な願いを持っている。
それは、私がこの世に住んだが故に、少しだけ世の中がよくなったということが確かめられるまで生きたいということだ」
(リンカーン)


「人に施したる利益を記憶するなかれ。
人より受けたる恩恵を忘れるなかれ」
(バイロン)

禅の本、碧巌録にある馬大師の言葉に

「800歳の長寿の仏、日面仏(にちめんぶつ)もおれば、一日一夜の短命の仏、月面仏(がちめんぶつ)もいる。
また、わしのように77歳で死ぬ者もいる。
長寿の仏の日面仏が尊い仏で、短命の仏の月面仏が尊くないと考えてはならない。

寿命の長短は仏の境地と関係ない。
自分は臨終を迎えようとしているが、仏としての自覚や悟りの境地に微塵の揺らぎもない」

と述べています。

私も揺るぎない

ライフワークを

見つけないと。



今日の佳き日に


合掌
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思い込み

2016-10-29 05:27:47 | 日々の暮らし
朝の2時半に起床しました。
外は静寂としています。
雨音が聞こえるかな。

今朝は勉強の前に、古語辞典を開いてみました。

850年前、平安時代後期の歌人で、面白い人を見つけました。

御徳大寺左大臣(ごとくだいじのさだいじん)藤原実定(ふじわらのさねさだ)。

御徳大寺家の二番目に偉い人という意味。

彼はいろんなことができて、昔のことも詳しく、教養豊かな人です。

「ほととぎす

鳴きつるかたを

ながむれば

ただありあけの

月ぞ残れる」

ほととぎすの鳴き声が聴こえたなあと思って眺めると、ほととぎすの姿は見えず、

ただ明け方の月が空にぼんやりと残っているだけでした。


こんな、光景はよくありますね。

ほととぎすの声に辺りを見渡すが、どうも竹藪の中らしいと感じていましたから。

素直に理解しました。

しかし、愛人の家からの朝帰りではないかと、私は思い込んだのでした。


それは、ある夜、愛人の小侍従に会って、夜明けに帰る時、彼女がまだ家に入らないで見送っているので、振り捨てて行きにくいから、付き人に戻って行って、何でもいいから何か言って来いと命じました。

その愛人は有名な歌人なので、大変な難事だなあと思ったが、

すぐに彼女のもとに走って
大臣さまからと

鶏が声々に鳴き出した(暁を告げた)ので、


「恋しい人を待ちながら聞く鐘の音のつらさにくらべれば、

明け方にお別れする時の鶏の声のつらさなどどうてことないわ」

と和歌を詠んだ。

戻って報告したら

気のきいたやつだと誉め領地を与えたといいます。

それから、面白い人物だと好奇心から、

彼を古語辞典で調べると、吉田兼好の徒然草にエピソードありとありました。

徒然草を探して読んだらありました。

御徳大寺家の邸宅の屋根に、

鳶(とび)を止まらせないために、縄が張られていました。

それを見た西行法師は

「鳶が飛んで来たって、それほど気になされなくてもいいのに。

この邸のお方は、その程度の狭い心の持ち主だったのか」と述べたそうです。

吉田兼好は、綾小路宮のお住まいにも同じように縄が張られているのを見て、

「やっぱりここのお方も同じなのだなあ」と思った。

しかし、通りかかった人に聞くと、

「宮様は鳥が飛んできて池の蛙を取ってしまうのをご覧になり、かわいそうだと思われてこんな縄をお張りになったのだよ」

と聞かされいたく感心し、
先の御徳大寺の場合も
何か理由があってのことかもしれないと考えた。
(徒然草第10段)

どんなことでも、一面だけを見て、思い込みだけで判断してはならないと説いていました。

西行法師さん分かりましたか。

(西行法師は平安時代後期の歌人。武士の家に生まれたが23歳で出家して僧になり、修行のために諸国を旅した。
後世、松尾芭蕉の旅の手本となった人。
私の生まれた月日に72歳で亡くなっているので親しみを感じていた)

私も反省して、

「何か理由があって、こういうことをするのだろうか」

と考えるようにします。

吉田兼好さまへ

さあ、勉強しないと。


合掌


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脳を刺激する

2016-10-28 03:54:17 | 日々の暮らし
私のユニットは90代がほとんどです。

足腰が弱くなり、車椅子がほとんどです。

最近ガクと落ちる人がいます。

幻覚、妄想、意味不明な発言が現れるのです。

脳にも老化があるのでしょうか。

最近私も物忘れが出て来ました。

物を取りに行って、途中人と挨拶して目的地に来て、はて何しに来たんだっけ?

と分からず帰りかけて、思い出します。

これをボケて来たと言うのでしょうか。

お年寄りの事を言う前に自分が先にボケてしまうのではと心配して
医学書を読んでみました。

脳には記憶をつかさどる海馬という部分があります。

物忘れをするのは、その神経回路が途切れ途切れになってしまうのが原因といいます。

物忘れが出た時は、懐かしい映画を観るといいそうです。

「何度も観た映画なのに、こんなシーンがあったなんて」

という新たな発見もでき、また当時のことが浮かんで来たりして途切れた神経回路がつながり、

脳にとって刺激になるそうです。

特に洋画では、外国語を耳にすると、脳の前頭前野が刺激される。

俳優の生の声、喜怒哀楽の表現が脳に刺激を与える。

字幕の映画を観るのは、目と耳という二つの器官を使い、

脳の前頭葉にある言語野と

視覚情報を処理する後頭葉、

聴覚をつかさどる側頭葉という三つの部位を刺激するからです。

それで、内の施設では、シアタールームで

映画試写会を毎月やっているのですね。

私も参加したいものです。


美術館や博物館も脳を刺激するので良いそうです。

懐かしい映画を借りて来ないと。

西部劇、風と共に去りぬ、十戒、ローマの休日、ひまわり、たくさん思い出しますね。

懐かしい映画もいいですね。

物忘れがなくなりますように。

合掌


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寒青

2016-10-27 03:01:53 | 日々の暮らし
高倉健が好きな言葉

「寒青(かんせい)」

一生のうち、どんな厳しい中にあっても、自分は、この松のように、冬の中でも青々と生きたいとの願いで腕時計の裏に彫ったといいます。


「温暖な時には松の強さは分からない。

雪の中で緑を絶やさないのを見て、はじめて松の強さが分かる。

人間もまさに同じである」

(禅語)

今日の気づきになれば


合掌
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