生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

除夜の鐘

2018-12-31 02:56:57 | 日々の暮らし
一年も今日で終わりの
大晦日になりました。

今年も何かとありましたが、

神社仏閣教会を含め、よい出会いに恵まれた1年でした。

私自身心に響く言葉にもたくさん出会いました。

一年間お付き合いして頂き

本当にありがとう

ございました。

今日は背中で

亡くなった父の命日です。

まだまだ、

修行が足りぬ!

と軍人魂の厳しい父の

声がいまだに聴こえて

来ます。

108の煩悩を除夜の鐘

で払って



新年を迎えたいと


思います。


来年は亥年、年男です。

皆様に福が来ますように



合掌
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生涯現役

2018-12-30 01:19:13 | 日々の暮らし
『花誘う 嵐の庭の

雪ならで

ふりゆくものは

わが身なりけり』

(百人一首より)

(花を誘って散らす嵐が吹く庭に、雪のように花が散っている。
これは花吹雪ではなく、実は年老いてゆくわたしであったよ。)

体は昔より確かに弱って無理はきかなくなったけど、心は枯れて散ってはいない。

生涯現役そう思って
来年も生きていこうと思う。

合掌
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合掌の意味

2018-12-29 13:36:12 | 日々の暮らし
今日は「十戒と合掌」について再度話したいと思います。

人の心は鬼になったり、仏になったり揺れ動くものです。

それを、両手の指に表し合掌しています。

手のひらを上にしてください。

〈左手(凡人・迷いの世界)〉
①小指を地獄界(人を責め憎む)

②薬指を餓鬼界(欲求不満のかたまり)

③中指を畜生界(弱肉強食の世界)

④人差し指を修羅界(争い好きな世界)

⑤親指を人間界(苦しみや悩みの多い世界)

⑥右手の小指を有頂天(幸せいっぱいの有頂天になってしまう世界)

右手の小指までを、
迷いの世界で
『六道に迷う』と言われています。

この六道で迷っている人を救うのが六地蔵といいます。


〈右手小指以外を(悟りの世界)〉

⑦薬指を声聞界(しょうもんかい)。

説法の声を聞いて道理を悟ること。

⑧中指を縁覚界(えんがくかい)。

自然界の動きをみて、この世は縁によって生まれ、縁によって滅びるものと悟ること。

⑨人差し指を菩薩界。

大衆の苦しみや悩みを救い悟りの世界に引き入れ努力すること。

⑩親指を如来界(にょらいかい)。

すべての執着がなくなり、永遠の宇宙の心となること。


人の心は、この10界を絶えず出たり入ったりしています。

迷いの世界にいる左の手である凡人は、

悟りの世界に住む右の手である仏様に近づくために、

いつも心がけ手を合わせて

祈る姿を

合掌というのです。


「右ほとけ

左はわれと

合わす手の

中ぞゆかしき

南無大師(空海)」

今年1年皆様と共に

修行できたことに

感謝しています。

来年も


佳い年でありますように


合掌
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門松

2018-12-29 02:18:16 | 日々の暮らし
「門松(かどまつ)は
(めいど)の旅の一里塚めでたくもあり
めでたくもなし」
    (一休禅師)

正月になって門松を立てれば、また一つ年を取って、死に近づくのだということ。

お年寄りは門松にはこのような思いを抱いているのでしょうね。

合掌
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人生の道

2018-12-28 02:47:34 | 日々の暮らし
昨日の夕方104歳になる看とりのおばあさんが苦しみ咳き込んでいたので痰でも詰まったのかと背中をタッピングしたが意識を失っていく。
無呼吸状態になる。

ナースを呼んで吸引したが何も詰まっていない。
声かけにやっと返事され呼吸が始まった。
あのまま逝くのかと思うと家族の顔を思いだし正月前に逝かせられないとの思いが通じたのか。

「大丈夫だよ」の声を出してくれた。
家族がやって来た。
真っ白い顔に赤みが出て来た。
あのまま息を引き取る人もいるのでダメかと思ったが良かったです。


「遠くからは
はっきり見えるけれど
近づいたら消えた
幻のようなもの。

晴れた天気に外に出たら急に雨が降る。

喜びの歌がまだ終わらない内に悲しみの歌が聞こえて来る。

それを道と呼ぶのだ」

退院してきた人を拍手で迎えた時に電話が来た。
昨日救急搬送されたお年寄りが亡くなったとの知らせだった。

喜びも悲しみも同時にあるのが道。

幻のように消えていく
それが人生の道なんだ。

幸せとは自分が選んだ道で幸せを実感できた時をいう。

人はどんな不幸にあってもたくましく生き抜く力を持っている。

苦労が多い人ほどたくさんの喜びを手に入れている。

今年一杯苦労した人に幸が来ますように。

本当に人の命は生かされているのです。

その意味を知って精一杯生きましょう。

合掌




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