生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

赦す事の喜び

2017-07-31 23:48:27 | 日々の暮らし
許すことの喜び。

ある老人ホームに入っていた
ひとりのおばあさんは
その三十数年前に、
ひとり息子を交通事故に遭って亡くした。

この事故を起した運転手は
深く、深く悔いていて許しを求めていたが、
おばあさんは受けませんでした。

いよいよ、おばあさんは
老人ホ-ムに入るようになりました。
老人ホームに入ってからも、
その運転手は度々見えて
赦しを求めていました。

ある日、おばあさんは心を開き、

「許します」と言いました。

その時、おばあさんの

肩から

重い荷物が取り下されたような気持ちでした。

やはり、

赦されることの喜びが

あるように、

赦すことの喜びもありあます。

では、主の祝福があなたと

ご家族にありますように・・・。
  (ペトロ神父)

ペトロ神父の法話を

いつか聴きに行きたい

と願っています。


合掌





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小野小町の恋人

2017-07-31 02:38:20 | 日々の暮らし
今日は色恋の話です。

「花の色は

移りにけりな

いたづらに

我が身 世にふる

ながめせしまに」

(小野小町)

美しい桜の花の色も

春の長雨が降っていた

間に、すっかり

色あせてしまいました。


私の美貌も、物思いに

ふけりながら、

世を過ごしている間に

ずいぶん衰えて

しまったものです。


衣通姫(そとほりひめ

・衣を通してまでも、

美しさが輝いている)

と呼ばれていた。

平安時代の絶世の美女。

その恋人として、

浮き名を流していたのが、

在原業平と深草少将(

後に出家して、

僧正遍昭になる)。


遍昭は100夜小町の所に通って来たなら、

貴方の思うようになると約束したので、

通い始めたが99夜で倒れて亡くなるという伝説の男です。


私は勝手に想像しているのですが、

99夜も通って恋人関係

にならないなんて

有り得ないのでは?

美男子で百人一首にものる歌人ですから。

望みを果たしたから


出家したのではないかと。


「天(あま)つ風

雲のかよひぢ

吹きとぢよ

乙女の姿

しばしとどめむ」

(遍昭)


空吹く風よ

天女が行き交うという

雲の中にある道を

吹き閉じておくれ、

この美しく舞う乙女

達の姿を


もう少し下界に


とどめておきたいと

思うから。

5人の舞う乙女達を

歌ったのだが


小野小町を思って


いたのではないかと


いつも思ってならない



しかし、紀貫之が

歌の形や趣向は良いが、

現実味に欠ける。

絵に描かれた女に

無駄に気を惹かれて

いるようなものだと

批評している。

二人はその後、


どうなったのだろうか?

小町は浮き草のように

私を求める所に


流されて行きたいと


歌っているのが


気になるのです。


僧侶との恋


話はつきません。


古典のロマンに


ときめいています。



合掌


今日は公休。


眼医者に行き


メガネの度を調べて



メガネ買いに行きます。

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果てしない力

2017-07-30 16:27:12 | 日々の暮らし
昨日は書道教室の為に知り合いの施設に行きました。

着いた途端に大雨です。

急変でした、市内で予定されていた花火大会はできたのできたのでしょうか?

お手本は花火、夕星、恋心、希望の言葉に変えました。


いやだいやだと言ってた人達が、拒否なくやり始める姿見ると、

自信が出てきているのですね。

リハビリ書道と

読んでいるのですが、

脳に刺激を与えて、

その力が出ると


感じています。



何故か私が帰る時は、


雨がやんでくれました。


帰りの自転車で、

いろいろ考えていました。


夏目漱石の

「三四郎」

の中での文章。

熊本から東大に通う為に、

列車であった人達の話。

人妻に誘惑されて、

一晩宿に泊まるが、

何もできずに朝を迎えると、

度胸のない男ね!


と言われた事。


ある男からは、

熊本より


東京は広い!


東京より


日本は広い!


日本より


頭の中の方が広い!


という言葉を


思い出しました。



なんと素敵な表現


だろう。


頭の中は


世界より



宇宙より



広いのです。


狭い事に



捕らわれてはならない


出来ないと


決めてはならない!



果てしない



可能性を




もっているのだから。




合掌




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母に恥をもたらす子

2017-07-29 04:14:59 | 日々の暮らし
「ほしいままに

食わせた馬は

どうにも

手におえない」

(イスラエルの諺)


「一番良い馬は

たくさんムチを

あてた馬」

(西欧の諺)


「わがままに

させた子はその母に

恥をもたらす」


「あなたの子を


懲(こ)らしめよ

そうすれば彼は


あなたを安らかにし、

またあなたの心に

喜びを与える」

(旧約聖書)


人間は厳しく育てらる

ほど、すぐれた者に


なるのでしょうね。


愛情ある人からの

ムチなら



励みになりますね。


そういう人が

いなければ、自分で


ムチをあてましょう。


アラブの諺に


「何ものからも学ばない人は  バカ。


他人から学ぶ人は
    才人。


自分から学ぶ人は
    賢人」

自らを厳しくして、

自らの才能を見つけ出し、

伸ばしていく人を

賢人という。


宮本武蔵を


思い出してしまいます。


自らを高めるには、


自分なんだ



人に頼るな。



そう気づかされた




言葉でした。



まだまだ甘い



私です。



愛情あるムチの



お布施を



お待ちしています。




合掌




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復活有段者

2017-07-28 20:32:22 | 日々の暮らし
一階フロアで二人の

車椅子の女性が

私の書を見ながら

字が読めない?


男性の力強さが

あるけど読めない?

と話している。


どうしたの?


これ書いた人に会いたい。


それ私です。


そのおばあさん


書道の有段者で、

右腕麻痺になって

筆が握れなくなってから、

悔しい人生を感じていた。


二度と書道ができないと。


そんなことで


あきらめる事ないよ




彼女にあった棒つきの


筆を作って渡しました。



書けるかも!


彼女の目の色が


変わった。


その筆で


また書けたら


いいのだが。


だめなら口でくわえて



書けばいい!



と話したら、一緒にいる

おばあさんが



ぞくぞくした。


出会えて良かったね!


また初めて



あなたが今書ける字を




書けばいいのよ!



なんと素晴らしい



お友達だろう。



彼女をもっと高い



有段者にしてあげます。




合掌
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