生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

堂々と生きる

2024-05-31 03:49:17 | 日々の暮らし
【張り付いて生きる】
東京の障害者施設にいる重度の脳性マヒで寝たきり、体は動かず、
言葉も話せない20歳の女性の記事を見ました。

彼女はわずかに動く手をボランティアの添える手を借りて詩を書いています。その数1200点。
『せかいのなかで』
このひろいせかいのなかでわたしはたったひとり
たくさんの人のなかでわたしとおなじ人はひとりもいない
わたしはわたしだけ
それがどんなにふじゆうだとしても
わたしのかわりはだれもいないのだから
わたしはわたしのじんせいをどうどうといきる。

『いきていてこそ』
いまのつらさも
かんどうも
すべてはいきていてこそ
どんなにつらいげんじつでも
はりついていきる。

『こえをだせない
わたしたちにも
ことばやいしがあることをしってほしい。
そんざいをみとめて』

このような人々がたくさんいると思います。
また、このような子を持つおとうさん、お母さんの苦しみ、悩みも
大変だと思います。
僕達の勤める福祉施設にも体の不自由な方が大勢います。
逆にこちらが生きる力をもらっている気がします。
声が出せる。
体が動かせる。
歩くことができる。
一人でトイレに行ける。
これだけでも幸せだと感じないといけませんね。
頑張って生きている姿に生きる力を頂いているのだから。
声なき詩に勇気頂きました。
ありがとうございます。
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心のリボン

2024-05-29 05:03:48 | 日々の暮らし
近くの小さな図書館に寄りました。 25年以上前の新潟市立小学校、おばた ただお 校長先生の「心のリボン」のお話を読み感動しました。
運動会の閉会式の挨拶です。 子供たちの胸にはリボンがついていました。 一等は青、二等は黄色、三等は赤のリボンです。
一人三回競技に参加しましたので、多い子は三つのリボンをつけていました。
また、一つもつけていない子もいました。
それを見て急に覚えてきた挨拶をやめて言いました。
「リボンを三つ胸につけている人、手をあげなさい。 この人たちは大変がんばった人です。 その場所にしゃがみなさい。」
「次に、リボンを二つつけている人、手をあげなさい。 この人たちは、次にがんばった人たちです。 しゃがみなさい。」
このあたりで、父母の方々は心配そうになってきたそうです。
「次に、リボンを一つつけている人、手をあげなさい。 この人たちもがんばりました。 しゃがみなさい。」
立っているのは、父母が心配しているリボンのない子でした。
「いま残った人は、一生懸命やったけど、もうちょっとのところでリボンがもらえなかった人たちですね。 がんばったことを誉めて、校長先生が心のリボンをあげます。
さあ、投げますから空中で受け取って胸につけてください。」 と言ってリボンを投げるまねをしました。
立っている子たちは、 空中でそれを受けとるまねをして胸につけました。
父母の席からは拍手が起きました。
次の年、父兄から、うちの子は太っているので走るのが遅く、今までに一度もリボンをもらったことがなかった。
今年も心のリボンが欲しいと言ってます。
やめないでくださいと頼まれたそうです。
それから、毎年続いているそうです。
形のない、 目に見えない 「心のリボン」に 子供たちは救われたのです。
私も1人悩んでいる貴方に心のリボンを 投げましょう!
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うるうる

2024-05-28 22:06:12 | 日々の暮らし
瞳の中の空
澄みきった空
晴れきった空
曇り空
雨が降りそうな空
雨雲が浮かぶように
うるうるという涙雲が
浮かぶ。

うるうるは鎌倉時代に良く使われた古語。
涙雲で目が曇り、涙の雨がうるうると降る。
しかし、雨はいつかやみます。
空がまぶしく輝き出すように、あなたの瞳もきっと輝きを取り戻すことでしょう。
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ギリシャ訪問の佳子様

2024-05-28 04:09:04 | 日々の暮らし
400年以上前の室町時代に『伊曾保物語』があるのを知りどんな内容か調べてみました。
驚きました。
ギリシャの説話集
イソップ物語でした。
ギリシャを訪れている秋篠宮の佳子様も読んで行かれたそうです。
ポルトガル語から、
「かな」に翻訳されたものでした。
あの時代の人びとが
ありときりぎりす、北風と太陽、うさぎと亀などの物語を読んでいたのです。
久しぶりにあった狐に
鶏がまことにゆかしう存じる。
と言っています。

「ゆかしい」とは懐かしい、慕わしい、
欲しい、見たいなどに
使われていたようです。

『ゆかしい』好きな言葉を見つけた喜びがしました。

僕はあなたがゆかしい!
僕はあなたに会えてゆかしく思う。

何か今のなつかしいより、優雅な響きがあって好きです。
奥ゆかしいは
ここからきたようです。
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青葉時雨

2024-05-28 02:58:16 | 日々の暮らし
『迷い道

青葉時雨に

胸晴れる』
    (私)   


青葉時雨(あおばしぐれ)とは葉っぱの雫が落ちること。
心惑いながら、竹藪の下を歩いていたら昨晩の雨の雫がぱらぱらと頭にこぼれて来た。
ぱっと気持ちが晴れました。
小さなことに心迷わすな!
一滴の雫で気持ちが晴れ、感謝の心で手を合わせました。
皆様にも青葉時雨が降りますように。
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