生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

生きる覚悟

2018-07-13 00:20:38 | 日々の暮らし
夏目漱石の「草枕」に

『山路を登りながらこう考えた。

智に働けば角が立つ。

(理性で動こうとすれば、ぎすぎすして穏やかに暮らせない)

情に棹(さお)させば流される。

(人間の感情はコントロールできなくて、感情に流されてしまう)

意地を通せば窮屈だ。

とかくに人の世は住みにくい。

住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。

どこへ越しても住みにくいと悟った時、

詩が生まれて、画(え)が出来る。

人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。

やはり向こう三軒両隣りに、ちらちらするただの人である。

ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。

あれば人でなしの国へ行くばかりだ。

人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。』

漱石は、人は意地を通すものだから住みにくい。

だからと言って、どこへ行っても同じだ。

ならば、安らぎや喜びといった精神的安定を得るために、詩や絵といった芸術に親しむようにすればいい。

そうすれば、人の世界も決して悪いものではないと言っています。

お年寄りも体が不自由になり、仕方なく集団生活の中で窮屈にがまんしながら生きている。


「生きる覚悟」

禅の悟りとは、いつでも、どこでも死ぬる覚悟ができることだと思っていたが、よく考えてみると、それは大変な誤りで、いかなる場合でも、平気で生きることであることがわかった。
(正岡子規)

と述べています。

夏目漱石も正岡子規も

禅の心も、

人生の生き方を

教えていると思います。



平凡で何もない事の
幸せを大切に感じたいものです。

私も阪神大震災で宝塚にて被災しましたし、
親戚を神戸で亡くしました。

この度の災難にあった方々に心よりお悔やみ申し上げます。

合掌
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