生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

聖者の行進

2020-11-30 01:26:18 | 日々の暮らし

クリスマスシーズンになりました。
頼まれて色紙に書いた字に『聖』があります。
聖とは耳で神の声を聞き、口で伝える。
王は大地に しっかり立っている人の意味があります。聖者の行進です。私たちもその一人なのです。言葉を伝える聖者です。

『春よこい

一日一日(ひとひ、ひとひ)と

神の声

聞きてのろりのろりと

地を歩むなり』

平穏な日が来ますようにと祈りながら大地を踏みしめ共に歩んで行きましょう!
そんなメッセージを込めて書きました。
    

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芭蕉の命日

2020-11-28 03:37:26 | 日々の暮らし

1694年11月28日大阪御堂筋で没す。51歳。
今日は芭蕉の命日です。
朝何気に芭蕉の事が頭に浮かんだので知らべました。
最後の最高傑作と言われている句。

『この秋は

何で年寄る

雲に鳥』

この秋は、まさに人生の終わりの秋だった。
夢は枯野をかけめぐり、身に深い老いを感ずる。
秋風に運ばれるように
雲は流れ去っていき
雁は北に向かって発つ。
私の死期はもう近い。

素晴らしい句に感銘しました。
私も散るその時を覚悟して生きようと思います。       

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古代ローマの言葉

2020-11-27 02:10:31 | 日々の暮らし

キリスト生誕前の紀元前1世紀のローマの父と呼ばれた政治家、哲学者のキケロの言葉を紹介します。
「人間が陥りやすい6つの間違い」という教えです。
シーザーやブルータスの時代。
時の権力者たちに、意にそぐわない言動として、処刑されフォロ・ロマーの壇上にさらし者にされてしまいました。2000年の時を経てそのメッセージに深い感銘に包まれます。

1.人の足を引っ張れば、その分自分が得をするという思い込み。

2.変えたり、訂正したりできないことについて思い悩む傾向。

3.自分が為し遂げられなかったからといって、それを不可能だと決めつけること。

4.つまらないこだわりにいつまでも固執すること。

5.向上への努力と心を磨くことを怠り、とりわけ読書と学習の習慣を身につけようとしないこと。

6.他人に自分の信念と生き方を押しつけること。

この最後の言葉、自分の考えを押しつけ他者をコントロールしようとしてはならない。
隣がキャベツ畑を作ったら、それを押しつけるのではなく、自分はトウモロコシ畑を作ればいいのだ。
この言葉に独裁者の反感をかったようです。
命を懸けた「六つの間違い」の戒めに心ひかれませんか。
古典やスピリチュアルなものに接する事によって、私たちの人生は非常に豊かなものになるとも述べています。
私は5番と6番の戒めを
心にとめなくては。
      アーメン

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柳の心

2020-11-26 03:33:10 | 日々の暮らし

空海を始め、多くの僧が仏教を学ぶ為に、唐に渡りました。
時を経て、私は書の原典を求めて、長安(唐)の石碑林を訪ねて先人達の書風を学んで来ました。
長安はシルクロードの出発地なので、古代から旅立つ人に柳の枝を折って渡す習慣がありました。
きっと空海も多くの僧達も柳の枝をもらったに違いありません。
仏の修業とは、何事も耐え忍ぶ修業といわれています。
欲や嫉妬や怒りに降り回されたり、風が吹いても、雪に押し倒されても再び芽を出す柳のようになれとの願いから。
『冬は永遠に続かない
苦しみも永遠に続かない。
春がそっと
やってくるように
知らぬまに
辛い冬は立ち去り
輝くばかりの春があなたを包んでくれる。
耐え忍んだ時に
柳の心が
分かるのだ』
柳の心あなたに贈ります。

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苦を笑う

2020-11-25 04:07:40 | 日々の暮らし

「苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。」
(ウィリアム・ジェームス心理学者)
私は振り返れば、人に言えないストレスの山を抱えていた時期があった。
帰り道に客の少ない居酒屋に入り、一番端のカウンターに座りお酒を飲んた。だめな自分を責めながら。これが人生なんだとすべて受け入れた。
酔えない酒に涙を流し、ため息をついてた。帰る時、カウンターに指で「笑」と書いて店を出た。
「苦を笑う」ことを覚えたのだ。

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