正さん日記

世の中思いにつれて

安倍首相、夫人と共に「桜を見る会」の招待者1000人斡旋認める。野党、虚偽答弁を追及

2019-11-21 13:52:06 | 政治

 安部晋三首相は20日の参院本会議で、「桜を見る会」の招待客の取りまとめに関し「事務所から相談を受ければ推薦者について意見を言うこともあった」と告白、8日の参院予算委で「招待者の取りまとめには関与していない」としていた説明を修正した。

 しかし、安倍首相は、招待者を決定する段階で関与していないので、先に「関与はしていない」と述べたことは虚偽答弁ではない。とまたもつくろった。

  また、安倍氏は、自身に割り当てられた招待者の枠は1000人だと明言、妻の昭恵氏も招待者を推薦したことを認めた。

 これに対し、立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に「国会で虚偽の答弁をしたことに強く抗議したい」と反発。国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「なぜ違う説明をしたのか、説明する責任が首相にはある」と指摘した。

 また、首相と自民党の推薦枠が計約7000人分に上り、首相の昭恵夫人から推薦があったことも問題視している。共産党の穀田恵二国対委員長は会見で「桜を見る会の私物化の実態が一層明確になった」と強調した。

 野党側はこのほか、(1)安倍後援会主催の夕食会が公職選挙法や政治資金規正法に抵触する可能性、(2)国会質問に向けた共産党の資料請求当日に内閣府が招待客名簿を廃棄した問題、(3)招待者が膨張した理由なども引き続き取り上げる方針だ。

 野党は25日に追及チームを追及本部に格上げし、陣容を約6倍の60人規模に増強する予定。政府・与党は予算委開催を拒んでいるが、安住氏は「やらないなら、来年の通常国会で2カ月間かけてこの話をやらせていただく」とけん制した。 

 この問題は2つの視点がある。1つは「桜を見る会」の私物化、もう1つは安倍首相後援会が、桜を見る会の前日、高級ホテルで前夜祭もどき「パーティ」を行った際、安倍氏側で会費以上の持ち出し分を出したか否かである。こちらの方は、政治資金規正法違反、公職選挙法違反の疑いがある。

 今回の件は、森加計問題における忖度とは違って、ダイレクトに安倍首相の関与が分かっている。これ以上逃げ回ることは見苦しい限りになる。「関連:11月19日

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安倍首相が在任期間歴代最長に。少ない実績と多い負の軌跡

2019-11-20 11:56:25 | 政治

 安倍晋三首相は今日、第1次政権と合わせた首相在任期間が2887日となり、明治期に3期に亘り首相を務めた桂太郎を抜いて憲政史上単独1位になった。

 安倍首相の在任期間が最長になった理由を上げると、・他に適当な人物がいない(世論調査で常に1位)・民主党政権の失敗で野党に信頼が戻らない。・暫く続いた1年交代の短命政権を改善しなければならないという国民の意識があった。・自民党内の人材不足。・公明党の選挙協力。・官邸が衆参議員選挙の公認権を握り、首相、官房長官の人事権を強めた。などであろう。

 この間の実績はどうだろう。いわゆるアベノミクスの3本の矢の1本目、日銀の異次元の金融緩和によって円安が進み、自動車関連を中心に輸出産業が活性化、経済の緩やかな成長が続いた。

 日経平均株価は2.3倍となり、上昇率は戦後歴代3位だ。これらの結果かどうかは分からないが、雇用環境が改善され、有効求人倍率が大きく伸びた。

 その代わりに問題点には事欠かない。・先ず大きな目標のデフレ脱却は、日銀による2%の物価上昇が未達。・アベノミクスの2本目の矢財政政策により、国の借金は膨らむばかり。プライマリーバランスの改善は先行き不透明に。・3本目の矢、成長戦略は目につくものなし。

 ・第2のアベノミクスとうたった新3本の矢はいつの間にか消滅か。・アベノミクスの負の部分、経済の活性化は、良い会社と悪い会社に二極化される。・実質賃金が低下した。非正規社員が40%超と拡大し、格差が広がった。

 ・日銀の保有債券が膨大に、売却の際に生じる金利上昇を危惧して、金融政策の転換が出来ない。

 社会保障の面ではどうか。・老後資金2,000万円必要問題で、年金の先行き不安を助長した。・生活保護の基準額を引き下げ貧困世帯に不安をもたらしている。・社会保障費が増大したが、改善に打つ手なし。

 右派勢力には歓迎された・秘密情報保護法、・改正教育基本法など民主主義に逆行する法律の強行。

 防衛政策の面では、・沖縄県民の要求を無視した辺野古の米軍基地設置の強硬・憲法違反と言われる集団的自衛権の拡大解釈をしての安全保障法制を強行。

 ・日韓で結ばれている軍事情報に関する包括的保全協定(GSOMIA)の廃棄。・軍事費は年々増大、・トランプ大統領に一機当たり119億円と言われるF2戦闘機94機、1基1000億円の地上型イージズ・アショア2基を買わされる。

 外交では、・北方領土返還後退、・韓国との関係悪化、・北朝鮮による拉致被害者の帰国進まず、・インド、トルコなど原発売り込み失敗(結果的によかった)、・アメリカとの貿易交渉で敗退(17日参照)

 国会では、憲法に基づく臨時国会開催要求を無視。・野党を冒涜、・首相自ら品の無いヤジ、・森友学園、加計学園、桜を見る会等スキャンダル、・10名の閣僚の不祥事による辞任。

 思いついてもプラス傾向より、マイナス傾向の方が圧倒的に多い。本来なら、森友学園問題で首相続行はアウトの筈だ。何だかんだで逃げ延びて続けている在任1位にどれだけの価値があるのか。

 目の前の「桜を見る会」も、辞任ものだろう。それでも続けて大叔父の佐藤栄作首相の続けての在任期間の2798日を破ってどうする。「関連:11月17日

 

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疑惑深まる、在任最長を迎えた安倍首相、桜を見る会前夜祭の領収書、明細一切無し、と述べる

2019-11-19 09:46:28 | 政治

 安倍晋三首相は今日、第1次政権と合わせた首相在任期間が明治時代の桂太郎首相と並んで憲政史上最長となり、明日になると単独1位になる。

 輝かしい在任記録を作った安倍首相が、その名にふさわしい人物かと言うとこれはまた評価が真っ二つに分かれるだろう。

 今も、問われているのは、「桜を見る会」に首相の地元の後援会から約800人を招待し、その前日に東京都内の高級ホテルで前夜祭まがいのパーティを開いたが、その催の会費徴求を巡り「政治資金規正法」「公職選挙法違反」違反ではないかと疑われていることだ。

 要は、このホテルにおけるパーティの費用を安倍首相が、参加者から徴求した会費以上に掛かった分を出したか否かである。

 このホテルでは、立食パーティの場合、最低でも一人11、000円が値段だというから、単純計算では6,000円は安倍首相側が負担したことになる、

 よしんば、安倍首相が言っているように、一切の負担をしていない場合は、差額はホテル側がまけたことになり、政治献金か、若しくはホテル側に利益供与をした場合には贈賄の疑いが問われる。

 安倍首相側は、参加者のほとんどの人がそのホテルに宿泊したので、宿泊費とパーティ会費を足してホテルが勘案したのだろう。とも言っている。

 それはそれで一理あるが、何事によらず常識というものがあり、一流の高級ホテルがそのような異例の形で経理をするだろうか。

 常識に照らせば、個人のホテル宿泊料は個人から貰い、パ-ティ代は一括主催者の安倍首相側から徴求するのが当たり前のことだ。

 しかし、安倍首相は、このパーティ料金について、金の入り繰りについては、ホテルの受領書、明細書など一切の書類はないと言い切っている。

 常識的には考えられないことで、むしろこの言い訳によりますます疑問が膨らんでいる。

 18日に、ジャーナリストの浅野健一さん(71)らでつくる市民団体が、東京都内で記者会見し、安倍首相を公職選挙法違反と政治資金規正法違反の疑いで東京地検に告発する方針を明らかにした。賛同者を募り20日に告発状を提出するという。

 安倍首相は、森友、加計問題、桜を見る会と正に不名誉な疑惑を抱え、憲政史上1位の在任期間を迎えるが、それを許した自民・公明与党、支援者らはどのような思いを持っているのだろうか。「関連:11月16日

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日本、韓国を下して10年ぶりに世界一、山田が逆転3ラン、鈴木、浅村、救援陣の活躍光る

2019-11-18 12:56:57 | スポーツ

 世界の野球強国12チームの参加で行われた第2回プレミア12は、昨晩、東京ドームで決勝と3位決定戦が行われ、決勝に進出した日本は、宿敵韓国と対戦、5-3で逆転勝ちし、世界ランク1位の日本は待望の世界一に輝いた。

 3位決定戦は、メキシコがアメリカを延長の結果3ー2で破り、来年の東京五輪の出場権を獲得した。これで、五輪へ先ず日本、韓国、メキシコの3カ国の出場が決定した。

 日本は、2009年の第2回WBCで同じ韓国を下して以来、実に10年ぶりの国際大会での優勝となった。韓国は、2015年のプレミア12の準決勝で苦杯をなめた相手だったが、今回はリベンジを果たし、この大会で初の頂点に立った。

 この試合、先発の山口俊(巨人)が初回、制球が定まらず1番に四球を与え、2番に2ラン。さらに5番のソロHRで早々と3失点KOとなった。

  しかし日本は、1回裏、すかさず大会3冠王の4番・鈴木誠也(広島)がレフトフェンス直撃の二塁打、四球で出塁した坂本勇人(巨人)が生還して1点を返した。

 さらに2回、2死後に四球と安打でチャンスを作り、1番・山田哲人(ヤクルト)がカウント2-2から、韓国のエース・ヤン・ヒョンジンの決め球チェンジアップ、スライダーを4球ファウルで粘った後の8球目、内角低めの速球を左中間スタンドに逆転3ランを放ち、日本は4対3と試合を一気にひっくり返した。

 その後、日本は再三チャンスを作るもあと一本が出ない嫌な展開だったが、高橋礼(ソフトバンク)の後を継いだ田口麗斗&中川皓太の巨人のレフティコンビが4~6回をゼロに封じて相手に流れを渡さなかった。

 7回には今大会いまだ与ノーヒットの甲斐野央(ソフトバンク)が、最速158kmの剛球で韓国打線を封じ、大会通算成績を5.0回無安打7奪三振と素晴らしい活躍で終えた。

 その裏、日本は坂本が、左翼フェンス直撃の二塁打、2死後、5番・浅村栄斗(楽天)がタイムリーを放って、待望の追加点をもたらした。

 8回は山本由伸(オリックス)が8球で三者凡退。145km超のフォークで2三振を奪った。

 そうして9回、侍ジャパンの守護神・山﨑康晃(DeNA)が、簡単に無失点に抑え、日本は5対3で勝利し、悲願の大会初優勝を成し遂げた。

 山﨑が最後のアウト取った瞬間、稲葉篤紀監督は緊張から解放されたように涙があふれていた。侍Jナインは、稲葉監督を胴上げして喜びを爆発させた。

 今回のプレミア12は、予選リーグを台湾で行い、日本はアメリカに敗れたが4勝1敗の1位で予選通過、決勝リーグは日本で行われ、予選を3勝2敗の2位で通過した韓国と決勝戦で対決し、連日の韓国戦に連勝した。

 

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危うい現状の日米関係、前政権を罵る資格なし

2019-11-17 15:15:17 | 政治

 安倍晋三首相をはじめ与党は、民主党時代の日米関係は芳しいものではなかったと罵るが、それでは、現在の日米関係は良好かと言えば、決ってそうではない。

 ただ、良好な日米関係とはどういう状態なのかと言っても簡単には説明が難しく、極、単純に推し量れば、日米安保条約が問題なく機能していること、日米貿易が順調に推移していること、人的交流が活発であることなどが思い浮かぶ。

 それでは、民主党政権時は上記の事柄が滞っていたのかというと、特にそういう状態では無かったと思う。。

 ただ、安倍首相や与党が攻めているのが、鳩山由紀夫首相時代、沖縄の普天間基地の移設を既定の辺野古から他の地区に変えるという方針を出したが、それが上手くいかなくて元の木阿弥になったことに対し、アメリカが不信感を抱いたという程度だ。

 反面、2011年の東日本大震災の際には、米軍が「お友達作戦」と評して、災害地の支援活動を積極的に進めたように友好の証しも見せている。

 翻って、民主党時代、アメリカとの関係が劣悪だったと罵っている安倍政権はどうなのかというと、相手がアメリカファーストのトランプ政権とは言え、現状の日米関係は決して良好とは言えない。

 確かに、表向きはトランプ大統領と何回も会い、ゴルフや会食の付き合いもしている安倍首相だから、良好な日米関係のようにみえるが、前述の秤にかけて見ると甚だ芳しくない状況になっている。

 先ず、日米安保については、トランプ大統領は、「日米安保は片務的でアメリカは損をしている」と公言し、その埋め合わせに在日米軍に対する日本側の経費負担を現状の5倍にするよう強要してきた。

 また、先の日米貿易交渉では、日本にTPP並みに農産物の段階的な関税撤廃を飲ましたが、反面、日本からの自動車や自動車部品の関税撤廃については、うやむやになっており、日米貿易交渉に於ける日本の敗北は隠し切れない。

 逆に言えば、日本が、在日米軍の経費を負担するいわゆる「思いやり予算」を何倍かに上げることを拒否したり、日米貿易交渉の内容をこのまま容認せざるを得なくなると、日米関係は悪化する要素になる。

 実際、安倍政権は今のところ、「思いやり予算」の増額は認めるつもりはないと言っているし、自動車や自動車部品の関税撤廃については、今後、交渉を続けると言っているものの、アメリカ側はそのつもりは無いと答えている。

 安倍首相や、与党は、現状の危うい日米関係から見て、民主党政権時代は、日米関係が劣悪だったという資格はまったく無いと言える。「関連:10月17日

 

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安倍首相、「桜を見る会」経緯、記者会見で説明、国会での説明は回避の意向

2019-11-16 16:14:47 | 政治

 年1回、地元のホテルで市長の市政報告会を兼ねたパーティに出席しているが、会費はここ数年変わりなく4,000円となっている。

 毎回500人程度の参加者があって、もちろん立食パーティだ。ただ、出てくるご馳走はそんなに豪勢なものではなく、ありきたりのものだと思う。

 翻って、安倍首相が地元の支援者を呼んで、「桜を見る会」の前日、東京都内の高給ホテルで行っている「前夜祭」もどきパーティの会費は5,000円とのことだ。

 地方のホテルで、会費4,000円の立食式でやっているのに対し、東京の高級ホテルで行うパーティが、幾らホテル側がサービスしたとは言え5,000円でできるとは常識的には考えられない。また、過度なサービスになると贈賄の恐れも出てくる。

 安倍首相の話では、ホテルの受付で5,000円の会費の領収書は、一人一人にホテルの領収証を渡しているとのことだが、これはちょっと不自然だ。

 前述の市長のパーティの際は、市長事務所名の領収証を頂いている。もし、安倍氏の言うとおりホテルの領収証が出ているとしたら、かなり巧妙にカモフラージュしているとしか思えない。

 安倍晋三首相は昨日も、「きちんと事務所で対応していると聞いている」と述べ、法的に問題はないとの認識を強調したが、これでは国民が納得できる説明にはなっていない。

 また、菅義偉官房長官は記者会見で、会費5,000円について、「ホテルと趣旨などを話すことによって柔軟に対応いただけると思っている。過去にもいろいろなところで経験がある」と述べた。

 首相や官房長官の説明は抽象的で、説得力がない。名立たる高級ホテルの立食パーティが一人5,000円で出来るのなら、議員といわず誰もが飛びついて利用するだろう。やっぱり、収支関係が分かる証拠物が必要だ。

 この他、「桜を見る会」の飲食物を納入する業者も、どうやら安倍首相と関連のある業者との見方も浮上しているようだ。

 安倍首相は、突然の記者会見で説明したのでこれで終わり。とし、野党が求めている公開質問状への回答や、国会での疑惑解明について何とか回避したいとやっきになっているが、それでは国民は納得しないのではなかろうか。「関連:11月15日

 

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「桜を見る会」中止も、残る過去の疑惑

2019-11-15 10:00:51 | 政治

 何も泡を食って中止する必要もないのに、安倍晋三首相は立ち止まって記者に「私の判断で中止した」と述べ、そそくさと姿を消した。

 安倍首相からすると中止することによって野党の攻勢を交わそうとしたのだろうが、立憲民主党の安住淳国会対策委員長は、「中止しても、今までのことが消しゴムで消せるわけがない」と安倍首相の「公私混同」「公職選挙法違反」「政治資金規正法違反」について徹底的に追及していくと語った。

 「桜を見る会」は、1952年から毎年やっているとのことなのでもう66回を数えるが、安倍氏が首相に返り咲いた2014年以後、招待者が年々増加、費用も昨年が1700万円の予算に対し、5500万円の経費を掛けている。もちろんこれは総て税金だ。

 ところが招待者が、決まりを大きく逸脱し自民党議員の支援者を多く参加させていることが明らかになった。つまり、公費による飲み食いの接待で選挙運動をしているようなものだ。

 その中で、安倍首相の支援者が、昨年は全参加者18000人の中で850人も出ているのでほぼ20人に1人となっているから驚きだ。ただ、これについては公費による接待だから「公職選挙法違反」「政治資金規正法違反」にはならないらしい。

 しかし、安倍氏の場合は、「桜を見る会」の前に都内の高級ホテルで「前夜祭」をやっていて、参加者から取る会費は5000円となっている。

 このホテルの場合は、立式バイキングで最低11、000円は掛かるとしている。最低の料理としても差し引き6、000円はどこから出ているのかは明白だ。

 安倍首相は、会費5000円は個人個人がホテルに払っていると言っているが、ホテルは個人個人から貰うことはないと言っているし、常識的にもそんなことは有り得ない。

 実際、「前夜祭」に参加した人は、案内は安倍事務所から受け、事務所で航空機の手配もしてもらったと証言している。ツアー形式で募集したらしいので、総てを、案内を出した主催者側(安倍氏事務所)がやってくれることは常識だ。

 高級ホテルにおける会費との差額については、安倍氏側が払ったことはどうみても必然性があるが、安倍首相の政治資金報告書には記載されていない。

 野党は、徹底的に追及すると言っているので、その言葉どおり進めてもらいたいが、これまで森友学園、加計学園問題で逃げ延びてきた安倍首相は、今度こそ、国会で説明責任を果たすべきだ。「関連;11月14日

 

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「桜を見る会」あっさり中止も私物化の証拠ではないか

2019-11-14 12:38:18 | 政治

 安倍晋三首相が毎年春、公費で行っている「桜を見る会」に後援会会員など850名もを招待し、私物化と公職選挙法違反の疑いがあると問題視されているが、昨日記者会見した菅義偉官房長官は、来年度は中止すると発表した。

 菅氏は「さまざまな意見があることを踏まえ、政府として、「招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討していく」と話した。

 また「長年の慣行」として首相官邸や与党に対して招待者の推薦依頼を行っていたことも明らかにした。官邸分については「首相、副総理、正副官房長官に推薦依頼を行ったうえで、提出された推薦者のとりまとめを行っている」として、事実上の招待「枠」があったことを認めた。

 安倍首相も「来年の『桜を見る会』についてはすでに官房長官が説明した通り、私の判断で中止することにした」と述べた。

  この会への招待者については、既定の末尾に「各界の代表者等」と書いてあり、首相は、この「等」を悪用して多くの支援者を招待したのではないかと疑われている。

 安倍首相が招待した支援者は、「桜を見る会」に前後して、高級ホテルで支援パーティーを行っているが、会費以上に料理などでサービスを受けたのではないかと疑念を持たれている。

 公職選挙法違反については、公費で行っている「桜を見る会」への無料招待については、何やら違反にはならないとのことだ。ただ、高級ホテルの会食については、安倍氏側が会費以上の料金を払っているとしたら当然違反になるが、これを立証することは難しいだろう。

 野党側は、この問題について、衆参両院の予算委員会の集中審議を求めていく構えを見せているが、政府・与党側はこれを拒否している。安倍首相自ら来年の開催を中止したのもこれ以上野党の追及を逃れるためと見られている。

 立憲民主党の安住国対委員長は、「『来年度はやめました』って言っても、今年やったこと、これまでやってきた安倍内閣のやり方は消しゴムで消せるようなものではない。むしろ非を認めたということなので、徹底的にやらせて頂く」と語った。

  また、この問題追及の端を発した共産党の小池書記局長も「直前まで問題がないと胸を張っていたものを一転中止するということは結局、説明がつかなくなったと。万事休すと」と述べた。

 首相主催の「桜を見る会」に多額の公費を使うことはない。天皇皇后主催の「園遊会」で十分だと思うが、「私物化」を追及されたから、先輩たちが長年続けてきた催しものをあっさり止めにすることも「私物化」している証とも言える。もっと吟味することが必要だ。「関連:11月13日

 

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我田引水の「桜見る会」、公費で違反行為の疑い

2019-11-13 10:12:33 | 政治

 時の首相が主催する「桜見る会」が、自民党議員の後援会活動のような状況を呈していると野党が指摘した。

 自民党議員に出席者枠を割り振りし、出席者は家族や知人同伴もあって段々数が増えている。安倍氏が首相にカムバックした2014年は凡そ14000人だったが、今年は18000人にもなった。

 費用は国費から出ており、予算枠は毎年1700万円だが、実際にはこの何倍の経費を使っている。今年は5500万円というから予算の3倍以上になっている。

 「桜見る会」は、1952年吉田茂首相当時から始めたらしい。例年ヤエザクラが見頃となる4月中旬頃に新宿御苑で公的行事として開催されている。

 招待客の対象は、各界において功績、功労のあった方とし、皇族、元皇族、各国大使等、衆・参両院議長及び副議長、最高裁判所長官、国務大臣、副大臣及び大臣政務官、国会議員、認証官、事務次官等及び局長等の一部、都道府県の知事及び議会の議長等の一部、その他各界の代表者等となっている。

 しかし、安倍晋三首相になってから、どうも自民党議員に割り当てられる数が多くなり、各議員は、後援会のメンバーなどに招待状を配っているようだ。

 安倍首相も、選挙区の後援会が「桜見る会」をメインにツアー形式で、多数の支援者を東京に呼び寄せているようだ。

 親分がそうなら子分もと、この「桜見る会」を利用して後援会の人達が上京していることが想定される。

 野党は、内閣府がまとめた招待者名簿の開示を求めているが、内閣府は「保存期間1年未満の文書だった」として既に廃棄したとしている。

 しかし、総務省などは同様の文書を「保存期間10年未満」として扱っていると説明、内閣府との食い違いが露呈した。

 またも文書隠蔽の疑いがあり、森友・加計問題などで指摘された公文書管理が相変わらず整備されていないことを示している。

 自民党の二階俊博幹事長は、招待者を議員に割り振るのは当然だとうそぶいているがとんでもない認識違いだろう。

 取り分け、安倍晋三首相の後援会関係者の多数参加は「公私混同疑惑」で、公費を使った「公職選挙法違反」との指摘もある。

 野党は、この問題について委員会で集中審議を求めているが、与党側がこれを拒んでいる。

 この種の集まりは、天皇,皇后が主催する春、秋の2回の「園遊会」があり、これの招待者の基準は、「桜見る会」と余り変わらないのではなかろうか。

 「園遊会」があり、高額の税金を使う「桜見る会」はこの際止めにするか、続けるのであれば、もっと規模を縮小し、招待者も国民が納得できる基準に沿って選ぶべきだ。

 またも安倍首相の、「公職選挙法違反」まがいの疑惑に対しては、この際、はっきり白黒つける必要性がある。

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トランプ氏、再選に意欲、1年切ったアメリカ大統領選挙、

2019-11-12 14:51:30 | 世界

 よその国のことだからどうでもよいじゃないか、と言い切れないのがアメリカ大統領選挙の行方だ。

 アメリかの大統領選挙は、1年先の11月3日に本選挙が行われるが、それまでは、共和党、民主党で候補者選び、予備選挙が行われ、最後に全国民による投票が行われる。

 アメリカの大統領選挙の仕組みは、州ごとに選ばれる選挙人に対して投票が行われるものでなかなか分かり難い面がある。

 それはさて置き、来年の大統領選挙に向け、共和党はトランプ氏が二期目を目指し既に立候補の意向を示しているが、共和党内ではトランプ氏に対する対抗馬は居るにはいるが、現職のトランプ大統領が圧倒的に支持されているようだ。

 これに対し、政権奪還を狙う民主党は、バイデン前副大統領、サンダース上院議員、女性で超左派と目されるウオーレン上院議員の3人が有力候補とされている。

 しかし、バイデン氏はウクライナで息子の経済活動で疑惑が浮上、加えてトランプ氏よりも高齢であり、サンダース氏もさらにその上をいく高齢であることなどもあり、ここへ来て若いウオーレン上院議員の株がぐっと上がっているようだ。

 ただ、ウオーレン氏の政策は、大企業、富裕者への増税を中心にアメリカとしてはかなり左寄りの政治家に見られており、トランプ大統領はむしろ組みやすい相手と見ている。

 そんな中で、民主党からブルームバーク前ニューヨーク知事が立候補する意思を示した。ブルームバーク氏はこれまで無所属、共和党を渡り歩いてきたが、バイデン氏よりさらに中道穏健派の立場を取っている、

 トランプ大統領としては、ブルームバーク財団のCEOで経済人同士の対決となり、かなり手ごわい相手のようだ、

 ただ、ブルームバーク氏も77歳の高齢だ。トランプ氏73歳、バイデン氏76歳、サンダース氏78歳と並べるとトランプ大統領が最も若いから始末が悪い。

 共和党はトランプ氏でほとんど決まりだが、民主党の有力候補3人がすべてトランプ氏よりさらに高齢なので、年齢の問題では争点にならない。

 民主党で手を上げている候補者は10人以上だ。この中で、ウオーレン上院議員を含めトランプ大統領よりずっと若い対抗馬が出てこないと、現職プラス年齢の差で、弾劾やトランプ氏への不信感がいっそう高まらない限り民主党の政権奪還は難しくなりそうだ。「関連:10月29日

 

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