石原氏の３選を阻みたい、東京都知事選挙、

　東京都知事選挙は、現職の石原慎太郎氏が、自民党などの推薦を受けて３選に立候補することを表明している。
　対する、民主党は、独自候補探しにやっきになっているが、現職の石原氏に勝つとなると、なかなか適格者探しは難しい。
　これまで、ニュースキャスターなど数人の名前が出たが、実現とまでいかず、昨日の報道では、浅野史郎前宮城県知事の名前が上がったが、今のところ、同氏の応諾はないようだ。
　告示まで、あと１ヶ月ちょっとしかないなかで、民主党内の国会議員が出るしかないと、菅直人氏に風向きがいっているようだ。
　菅氏なら、最近、高額出張費や、四男の起用などでとかく評判を落としている石原氏に勝てる見込みがあるとの判断もある。
　東京都民ではないので、余り言ってはいけないが、石原氏をテレビなどで見ていると、右翼的な言動、中国などに対する敵愾心、弱者への思いやりのなさなど、へきへきとすることが多く、加えて、自信過剰ぎみの横暴な態度に怒りさえ覚えることがしばしばだ。こんなことをいうと彼を選んだ東京都民に恐縮だが、最近の選民はどう思っているのだろう。
　別に、民主党色の知事でなくても良いが、今回の都知事選挙では、石原氏の３選だけは阻ばないと、東京の民主化は破綻することになりかねない。