これはスイカです。
友人の体験した話です。
お盆の1週間前の夜8時過ぎのこと。
仏間で「ドンッ」と音がした。
友人の母親が仏間に行くと、部屋の真ん中にメロンがあった。
仏壇に供えていたものだ。
ナイロンの白い網も下にはいたままだった。
仏壇から1.5メートルは離れた場所に静かにメロンはあった。
もし何かの振動で下に落ちたならそこにあったろうそくやお花など
何かしら倒れるはずなのに変化はなかった。
友人は「仏様のことは母親任せでわたしは何もしていなかったので
ご先祖様が怒ったのかな~」と言う。
「そのあとは仏壇のお世話はしているの?」とわたし。
「ううん、全くしていない。」と友人。
「ふーん。やっぱりご先祖様が腕を伸ばして
ドン!ってメロンをついて落としたのかもね~。」
とボクシングの右ストレートのように腕を伸ばして見せた。
それを見て友人は「やめてよ~!何か怖いじゃない~!」と
両腕にさぶいぼを立てて帰ってしまった・・。
それがちょうど夜の8時近くだった。
一人っきりの店内で、
頭の中でメロンが宙を飛んでいるシーンを
何度も想像しているうちにわたしの両腕にもさぶいぼが立っていた。
どなたかこのメロンの謎を解いてくださいませ。