ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

マッサン先取りの旅 ―20131127 ニッカウヰスキー 余市蒸溜所―

2013-12-01 22:42:33 | 旅行記

先日、2014年度後期の朝ドラが「マッサン」に決まったと発表がありました。舞台は大阪と北海道。北海道が舞台になるのは、1999年のすずらん以来だそうです。楽しみですね。マッサンとは、ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝さんのニックネーム。奥様のリタさんが竹鶴さんを呼ぶときの呼び方なんだそうです。そうです。朝ドラ初、外国出身のかたが主人公です。

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リタさんはスコットランド生まれ。竹鶴さんは広島の竹原生まれ。実家は今も続く竹鶴酒造。大阪高等工業学校卒。なんと、自分の大先輩ではないですか。卒業後に勤めた摂津酒造がウィスキー製造を志し、会社の指名で、竹鶴さんが単身スコットランドに渡り、ウィスキーの製造方法を学んだそうです。そこで知り合ったのが、リタさん。1920年に結婚したんだそうです。帰国後、残念ながら摂津酒造がウィスキー製造を断念したため、竹鶴さんはウィスキー浪人。再就職したのが現在のサントリーの前進、寿屋。サントリー山崎工場の初代工場長は竹鶴さんなんだそうですね。その後、寿屋を退社した竹鶴さんが北海道の余市で立ち上げたのが、大日本果汁。ニッカの前進です。1934年のことだそうです。

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仕事で北海道に行く機会があり、ちょっと時間があったので余市に立ち寄ることにしました。新千歳はクリスマスの装い。

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朝方、札幌は雪が舞っていました。最高気温3℃。東京と10℃以上の差があります。帰路のことですけど、ANAに乗りましたら、そのフライトが初乗務というCAさんに声をかけられ札幌の感想を問われましたので、「この時期の東京-新千歳は、季節を旅しているように感じます」という名言を残してしまいました。きっと1月の翼の王国に載ることでしょう。ちなみにこの旅で、自分は名言を残しまくりますw。

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函館本線で小樽に来ました。北海道は、札幌-新千歳間しか行ったことがなく、初小樽です。札幌ではやんでいた雪が、小樽では本降りでした。海沿いだからなのかな。

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小樽で乗り換え、余市です。途中、立派なエゾ鹿が汽車の前を横切りまして、北海道を実感しました。

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余市駅のプラットホーム。

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余市駅前のロータリー。ニッカウヰスキー余市蒸留所は、向かって真正面にあります。

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余市駅舎です。

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余市はスキージャンプ競技の里でもあります。駅舎のなかに展示コーナーがあります。船木選手縁の品です。

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駅を降りましたら、そこは東京で言うなれば、真冬の景色です。

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駅からまっすぐ西に100m強くらい歩きましたら、ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所です。

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お城のような正門。

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ニッカの旗は配色がトリコロールなんですね。ただ、色味はスコットランドカラーですね。

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敷地内は、文化財に指定されている建物がいっぱいあります。ドラマはともかく、建物好きのかたにとっても楽しい場所だと思います。大阪からスケッチ旅行に来た年配のグループがいました。

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正門の左側です。

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正門に入ると左手すぐに受付があります。アテンダントさんに、ガイドツアーにするかフリーにするか聞かれます。ガイドツアーは約60分間くらい。30分おきにスタートします。自分はガイドツアーにしました。名前を記名します。

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正門をくぐると、そこはおとなのおとぎの国。子どもははやく寝なさい。

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中から正門を見ます。正門の右手がガイドツアーの待合所。

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待合所に入ると、いきなりニッカおじさん(^o^)/

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待合所では、余市蒸留所の紹介VTRと、ウィスキーの製造工程を紹介したパネルを見ることができます。部屋のなかは、バーカウンターをイメージして作られているみたいです。さっそく、竹鶴と余市が迎えてくれましたw。

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しばし待っていましたら、アテンダントさんが来てツアーがスタートしました。たしかアテンダントさんは木村さんと仰るかただったと思います。10名以上ですと、プライベートツアーにしてもらえるそうです。できれば仲間同士で見学したほうが、アテンダントさんにウィスキーのことをいろいろ質問できて楽しいと思います。やっぱり知らない人だと遠慮しますから。

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見学は、天候などの事情でできない場合や、一部見れなくなる場合もあるんだそうです。また、蒸留所内のすべてを見れるわけではありません。ツアー順に巡ります。製造工程順ではないので、ご容赦ください。乾燥棟です。

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蒸留棟です。

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蒸留棟の中に入ってみます。

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ポットスチルです。余市の蒸留方法は、石炭直火です。ポットスチルの形状は、ストレートヘッド型。麦汁を蒸留することで発酵され、アルコールが出てくるんだそうです。

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ちょうど、窯が熱せられてました。建物内は、ウィスキー独特の香りが漂ってまして、弱いかただと酔うかもしれませんw。

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石炭です。

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蒸留棟の天井。

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こちら、ニッカ最初のポットスチルなんだそうです。現在は使われていません。

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ニッカのポットスチルには、しめ縄が巻いてあります。これは、竹鶴さんの実家が酒造である縁なんだそうです。

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第二乾燥棟です。

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余市蒸留所はホントに風情がありまして、きっとムッサンのロケで使われるんじゃないかと思っています。

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こちらで貯蔵樽の製造工程を見ることができます。

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来所記念撮影用の樽。

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建物の天井。

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貯蔵樽は、現在は栃木で作っているんだそうです。

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