ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

第91回天皇杯決勝京都サンガvsFC東京@国立霞ヶ丘競技場20120101

2012-01-04 09:13:45 | FC東京

あけましておめでとうございます。ぽちごやでございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

Dsc_0402

天皇杯決勝。なんなんでしょうね、この特別感。客観的にはいろいろ問題を抱える大会ですけど、決勝に進んだ者だけが味わえる、日本で一番特別な日の、特別な試合。ファイナリストですけど何か?感というかw

005

FC東京は決勝に残りました。京都サンガと今シーズン3回目の対戦は、大一番になりました。そういえば、天皇杯決勝って2011シーズンなのか2012シーズンなのか、不思議な位置付けですね。昼と夜の境に似て、時の狭間。タイム・バラドクスというか。いままで考えもしなかったけど、ファイナリストになってみて初めて感じました。

011

アウェーですから代々木門の待機列に並びました。

015

1時間ほど待って入場。天皇杯は寒いイメージがあるんですけど、今大会は暖かかったです。12月以降、水戸、熊谷、長居、東京とお邪魔したけど、天気に恵まれました。あえていうなら水戸が一番寒かったかな。鏡餅on国立霞ヶ丘。

022

女子の決勝もございました。INACvsアルビレックス新潟。ブログ記事はまた今度。

033

ささ、天皇杯決勝でございますよ。よっちさんと合流し、盛り上がってきました。よっちさんとは今年後半ほとんど見られなかったので寂しかったです。自分のサッカー学習が停滞してた印象。

097

ドロンパが羽織袴で登場。お正月ですから。

101

祝(でいいんですよね?)

103

京都からも駆けつけてました。

107

アウェーゴール裏に青赤の凧が上がりました。

112

113

2011シーズンの京都との対戦成績は、アウェーの4-1、ホームの6-1。いずれもゴレアーダ。合わせて10-2。9月にホームで対戦した時のブログを見返してみると、「京都の意図は、バルサのようなサッカーをイメージしていて、けして守備的ではない 普段志向しているサッカーをしたまででしょう」と言ってます。決勝のポイントは、京都がどんな戦い方で望むのか?につきると思っていました。11月に岡山で見た京都は、ボール回しは上手いけど脅威ではなく、むしろバックラインのリスクマネジメントに課題があるなと感じていました。つまり、京都が一発勝負の決勝を意識したリスクヘッジを重視する戦い方でくるか?、はたまたこれまで通り、あくまでも真っ向勝負を挑んでくるのか?。正直、真っ向勝負できたら、2011シーズンの実績からいって勝算有りと思ってました。

116

さて試合です。東京は通例とおり天皇杯仕様で望みます。コレクティブな守備で前線から圧力をかけます。京都も守備については同様。だからセンターライン付近で、ペース争いの激しい攻防が展開します。序盤は東京の京都ボランチ以降に対する圧が勝りました。高い位置でボールを奪って、手数少なくすばやく縦にショートカウンターを仕掛けます。好調のルーカス、ナオ、谷澤がゴールを狙います。結果、序盤から東京のCKが数多い展開になりました。

118

だけど、次第に京都が盛り返します。このあたりが今の京都の怖さ。工藤、中山を軸に両SBが絡み、さらに中村が豊富な運動量で加わり形成するトライアングル。そのなかで、ワンタッチを基調とした高速のパス交換が繰り返され、東京の圧力を分散させるとともに、自分たちの攻撃リズムを作り上げます。東京中盤の守備陣を無力化させ、かつ両SBを引っ張り出します。ドゥトラと宮吉に、広大なスペースが与えられ、対峙するは両CBのみ。ドゥトラと宮吉がスペースを使う動きを見せると、すかさず裏に向けパスを送ります。ドゥトラと宮吉が作るチャンスに中山が加わりシュートを狙うイメージ。京都はショートカウンターを基軸とするチームです。

130

何度かドゥトラと宮吉に危険な侵入を許した流れのなか、前半13分、中山のゴールで京都が先制します。ドゥトラのシュートをはじき返したゴール前に中山が走り込みました。京都先制。

142

4回戦以降の東京にはなかった展開ですけど、東京に焦りはなかったです。試合後にナオが言ってましたけど、精神的に強くなったことがJ2を乗りきった収穫だと思います。

146

先制された直後の前半15分、ショートコーナーからナオがあげたクロスをファーに走り込んだ今野が頭で押し込み、同点。キャプテンの一発に安堵と興奮。

148

さすがに京都は一時足が止まったかもしれません。ふたたび東京がハイプレッシャーに成功し、するどいカウンターを京都ゴールに浴びせます。前半36分、ゴールに向かって右側の中距離FKをモリゲが直接決め、2ー1。ゴール直前で直滑降する、クリスチアーノ・ロナウドや本田圭祐のようなゴラッソ! 東京にスペシャルフリーキッカーが誕生したのも2011シーズンの収穫です。

151

あっという間の逆転劇にも京都はたじろがず、向かってきます。今天皇杯の東京は、ノックアウト方式仕様なのか、一気に畳み掛けるような戦い方をしません。リードすると受けてたつ雰囲気があります。で、カウンターを狙う。これが決まれば、試合のリスクマネジメントをしつつ展開をいっそう有利にできます。そんな展開の前半42分、水谷のGKを秀人が頭で折り返したロブがふらふらっと安藤の裏に 流れます。安藤に競りかったルーカスが流し込んで3点目。この1点は、試合の流れを決める 得点になりました。東京有利で前半終了。

152

後半スタート。 現時点で結果を伴うか?を不問にするとしたら、京都は志の高い素晴らし いチームだと思います。東京相手に2点のビハインドは、けして小さな点差とは言えないの ですけど、後半のスタートから、自分たちの戦い方に修正してきました。つまりこれは、大 木京都のスタイルがしっかりと確立されていて、かつ選手に浸透しているということを現し ているんだと思います。京都が得た今シーズンの成果です。スタッツだけでは計りえない サッカーの魅力だと思います。京都はダイレクトショートパスのラリーで、ふたたびリズム を取り戻します。 前がかりになる京都に対して東京は、粘り強い守備を基軸に、カウン ターで応酬。そんな展開の後半21分、むっくんのパスをゴールサイドで受けたルーカスが DFと絡みながら深い位置に侵入し、角度の無い位置からゴールを決めました。東京4ー1京 都。 それでもあくまでも真っ向勝負の京都と、堅実な東京の関係図は、達也、セザー、北 斗が入っても揺るがず。後半26分ドゥトラに替わって入った久保に、CKから頭で決められ ましたけど、東京がオーガナイズするまま試合終了。 東京4ー2京都。 2011シーズントータルで東京14ー4京都。終わってみれば、京都が東京に真っ向勝負を挑み、そして東京が粉砕したという順当な結果でした。京都の勇気に感謝。

162

FC東京、天皇杯初優勝!

167

京都は素晴らしいチームです。結果は順当でしたけど、ボールポゼッションはむしろ京都が勝っていたと思います。

191

天皇賜杯!

http://bit.ly/ttn1ip

Campeone Campeone Ole Ole Ole!

204

サポーターもCampeone!

225

天皇賜杯がサポーターの元へ。

236

238

歓喜の輪。選手、スタッフ全員が参加できたのは幸せなことです。決勝が東京でよかった。

http://bit.ly/s40FhL

最後は、ありがとう熊さん!大熊監督の胴上げ。控え選手が笑顔なのが、熊さんの功績じゃないでしょうか。

242

233

234

FC東京は時の狭間を制しました。2011シーズンを最高の形で終え、2012シーズンを最高の形でスタートしました。さあ、2012シーズンはJ1復帰とはじめてのACL参戦です。そろそろJ1制覇、めざしてもいいんじゃない?