父の教えに「安物買いの銭失い」というものがあった。買い物をする時には安いからと言って安易に買ってはいけないといつも言われていた。「良いもの」や「資産性の高いもの」を持つようにと。
今は安価なものが氾濫しているので、そちらに飛びつき、「良いものを長く使う」という傾向が廃れつつある。しかし、洋服や家具や食器など、良いものを少数だけ絞り込んで買い、それを丁寧にメンテナンス・管理しながら長期にわたって使う方が良いように思う。
最近、靴の底が革の革靴はあまり店頭で売ってないように思うけど、一時的に出費する額は大きいが、靴こそ高価なものを買って、メンテナンスしながら何十年も履くのが良いように思う。だから買い替えの頻度は多くなく、長い目で見ると出費も抑えられる。もちろん良いものなので満足感も高い。
資産性が高いものは、長期にわたって価値が色あせないし、目減りするとしてもそのスピードが遅いのだ。なぜ、絵画や時計も高級品を選ぶこのかと言うと、リセールバリューも高いために、手放すときや買い替えるときに負担が少なくなるからだ。
資産性が高いものは、長期にわたって価値が色あせないし、目減りするとしてもそのスピードが遅いのだ。なぜ、絵画や時計も高級品を選ぶこのかと言うと、リセールバリューも高いために、手放すときや買い替えるときに負担が少なくなるからだ。
他方、安物買いの人は「使わなくなって、しまってあるガラクタ」をたくさん持っている。よく考えないで買ったものや、安いから、欲しいからといって衝動買いしたものが、収納の中に眠っている。
だから換金価値はほとんどなく、処分するときは逆にお金がかかる。価値よりも価格を見て選んでいるからだ。
だから換金価値はほとんどなく、処分するときは逆にお金がかかる。価値よりも価格を見て選んでいるからだ。
ものを持つときに、何に価値を置くかは人それぞれだけど、今はものを処理するにもお金がかかる時代だから、吟味してなるべくシンプルに暮らすことが大切なように思う。