誰もが、「できることならやり直したい」と思うような苦い記憶を持っているだろう。 人の「行動」の責任は、その人の性質だけにあるわけではなく、「認知バイアス」の影響を、我々は意外なほど受けてしまっているのだ。
今、時の人、大谷さんの通訳だったいっぺーさんは、できることならやり直したいと思っている人だと思う。それにしても高額すぎて、私には理解の範囲を超えている。
人を動かすには「論理的な正しさ」も「情熱的な訴え」も必要ない。「認知バイアス」によって、私たちは気がつかないうちに、誰かに動かされているからだ。認知バイアスを踏まえた「行動経済学」について理解を深め、さまざまなリスクから自分の身を守るためにも、非常に重要だ。
「人間の思考力を低下させる2つの要素」は、「お金」と「時間」で、それらがないと、人間の思考力は低下する。 「お金がない」と、貧困」ストレスによる「現状偏重バイアス」が起こる。
お金がない人は、ときにおかしな行動をとる。 スクラッチくじや宝くじを買ったり、貯金をしなかったり、大きな借金をしたりなど、それが習慣になり、結果としてさらにお金がなくなるなど、あとで後悔するような行動だ。
貧しい人がこうした選択をしてしまうのは、教育や社会環境のせいだけではなく、生まれ持った性格のせいだと容易に考えてはいけない。貧困とは誤った選択の結果ではなく、むしろ原因だ。貧しさは、「現状偏重バイアス」を引き寄せる精神状態をつくり出す。
貧しさが思考力を低下させ、お金に困ると誰でも近視眼的な反応をする。この心理状態は、お金と時間、どちらが不足しても引き起こされる。
水原さんと言う方をTV画面でしかみたことがないので、どのような方かは窺い知れないが、オータニさんが一番お世話になったのは一平さんだと第一に言うほどの関係だったのに、非常に残念だ。