●1月に見た新作試写のベスト❸
*1・『ラ・ラ・ランド』(監督・デイミアン・チャゼル)ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン ★★★★☆☆
ハリウッドを舞台にしたミュージカルで、オスカー本命だろうが、プロのダンサーでも歌手でもない主演が自信なげで、あの「シェルブールの雨傘」と似たストーリーが弱い、が、
助演に天下のジョン・レジェンドが出ていたし、今時に貴重なミュージカルなので、セコい文句は言うまい。
*2・『マリアンヌ』(監督・ロバート・ゼメキス)ブラッド・ピット、マリオン・コティアール ★★★★☆
設定も40年代のカサブランカから始まる戦火のロマンスが懐かしく、いかにも古典的な展開のストーリーに、ダブル・スパイ疑惑のマリオンとの恋にブラピが悩むが、
いかにもハリウッド全盛当時のクラシックな娯楽映画感覚が懐かしくて、嬉しい。
*3・『ハクソー・リッジ<原題>』(監督・メル・ギブスン)アンドリュー・ガーフィールド ★★★★
沖縄での太平洋戦争末期の決戦を、実在した看護兵の視線を通じて、かなり強烈な視聴覚体感で強烈に戦争の残酷さを抉る、あのマッド・マックスのメガホン裁きの力量はさすがに圧巻だが、・・・。
*その他見た新作では・・・
『沈黙・サイレンス』監督・マーティン・スコセッシ
『ボヤージ・オブ・タイム』監督・テレンス・マリック
『アイヒマンの後継者』監督・マイケル・アルメレイダ
『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』監督・モーガン・ネヴィル
『わすれな草』監督・ダーヴィッド・ジーヴェキング・・・・・といったところでした。