細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●「インサイド・マン」は二重底の隠し味エンターテイメント

2006年04月18日 | Weblog
●4月18日(火)13-00 東銀座<U.I.P.試写室>
M-053 「インサイド・マン」Inside Man (2006)universal 米
監督・スパイク・リー 主演・デンゼル・ワシントン ★★★★
マンハッタンの銀行に4人組の強盗が襲撃して、数十人の人質と立てこもる。
事件を担当したデンゼル・ワシントンは、首領格犯人と交渉にはいるが、どうも要求がおかしいのだ。
バスとジャンボ・ジェットを要求する割に、時間を延ばして事件は耐久交渉になる。
シナリオが実に面白い。
犯人グループは、人質に同じ作業衣装を着せて覆面をつけたものだから、誰が犯人グループなのかワカラナイ。
ま。これ以上はミステリーの核心になるので書けないが、相当な知能犯は、完全犯罪を確信している。
そこにジョディ・フォスターが交渉人として、入り込み別交渉をする。
だから後半、「狼たちの午後」や「ソードフィッシュ」とも違う二重構造のエンターテイメントとなるのだ。
よく出来たハリウッド・ニュー・ケイパー・フィルムは豪華なダブル・テイストだった。
最近、もっとも面白い作品だ。