清州市のキョン・サンソンさん
忠清北道清州市上党区に住む1級重度障害者のキョン・サンソンさん(32)が、初挑戦から7年、460回にわたる挑戦の末に、第2種運転免許を取得した。清州運転免許試験場のイ・スンジェ所長は今月7日、キョンさんの自宅を訪れ、花束とともに運転免許証を手渡した。
脳障害などで1級重度障害の判定を受けたキョンさんは2004年、初めて運転免許の取得に挑戦した。その後、毎年数十回にわたって筆記試験を受けたが、そのたびに不合格となった。ところが先月半ば、458回目の挑戦にして筆記試験に合格し、さらに今月5日の場内実技試験と路上走行試験にも合格した。
これまで筆記試験を受けるのにかかった受験料は237万8000ウォン(約16万6000円)に上る。清州運転免許試験場は「1987年の試験場開設以来、受験回数が最も多い合格者だ。障害者たちに自信と希望を与えることになるだろう」と話した。
キョンさんは「一人で外出するのが困難で、ほかの人の車に乗せてもらわなければならなかった」と話した。教習所に通わず、自宅で筆記試験の勉強を続けたキョンさんは、試験を受けるたびにバスを乗り換えなければならず、大変だったという。家族は毎回の試験で不合格になるのを見ていて、受験をやめるよう説得していたとのことだ。
清州= 劉泰鍾(ユ・テジョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
忠清北道清州市上党区に住む1級重度障害者のキョン・サンソンさん(32)が、初挑戦から7年、460回にわたる挑戦の末に、第2種運転免許を取得した。清州運転免許試験場のイ・スンジェ所長は今月7日、キョンさんの自宅を訪れ、花束とともに運転免許証を手渡した。
脳障害などで1級重度障害の判定を受けたキョンさんは2004年、初めて運転免許の取得に挑戦した。その後、毎年数十回にわたって筆記試験を受けたが、そのたびに不合格となった。ところが先月半ば、458回目の挑戦にして筆記試験に合格し、さらに今月5日の場内実技試験と路上走行試験にも合格した。
これまで筆記試験を受けるのにかかった受験料は237万8000ウォン(約16万6000円)に上る。清州運転免許試験場は「1987年の試験場開設以来、受験回数が最も多い合格者だ。障害者たちに自信と希望を与えることになるだろう」と話した。
キョンさんは「一人で外出するのが困難で、ほかの人の車に乗せてもらわなければならなかった」と話した。教習所に通わず、自宅で筆記試験の勉強を続けたキョンさんは、試験を受けるたびにバスを乗り換えなければならず、大変だったという。家族は毎回の試験で不合格になるのを見ていて、受験をやめるよう説得していたとのことだ。
清州= 劉泰鍾(ユ・テジョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版