先週末30日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBAミドル級戦:
エリスランディ ララ(キューバ)KO2回2分59秒 挑戦者マイケル ザラファ(豪)
*2008年のデビュー当時から、その実力を評価され続けてきたララ。その評価は落ちてはいないものの、ここ最近はコロナ禍を隔てて試合間隔が開き気味となっています。
2022年5月以来の防衛戦/実戦となったララ。こちらは2022年11月以来の試合となった指名挑戦者ザラファを迎える事になりました。
斜に構えた、やや変則的なサウスポー(左構え)のララ。2回終了間際に、見事な右ジャブからの左ストレートをクリーンヒットさせ南太平洋からの刺客をKO。40歳にして、まだまだ危険な存在であることを誇示しています。
翌31日、日曜日名古屋国際会議場で行われた試合結果です。
WBOアジア太平洋/日本ミドル級戦:
王者国本 陸(六島)TKO6回1分53秒 挑戦者可兒 栄樹(T&T)
*当初の予定では、ミドル級トーナメントの一環として行われる筈だった一戦。その試みは、主催者側の何らかの都合で中止に。しかし国本と可兒による日本人同士の対戦は、予定通りに行われることになりました。
少しずつではありますが、一戦ごとに戦力を増している2冠王の国本。初回から積極的に攻めていきます。この試合が2度目のタイトル挑戦となった可兒も、一方的に飲み込まれる事なく王者に抵抗していきます。
挑戦者が粘りを見せた一戦でしたが、最終的には国本が押し切る形に。中盤戦に上下のコンビネーションで可兒をストップに追い込み、2つの王座の防衛に成功しました。
下記は2024年4月4日現在の、ミドル級のタイトル保持者たちとなります。
WBA:エリスランディ ララ(キューバ/防衛回数2)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/1)
IBF:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/0)
WBO:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/3)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:国本 陸(六島/1)
日本:国本 陸(六島/3)