DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

山中、防衛回数二桁に(WBCバンタム級)

2016年03月07日 03時05分05秒 | 世界ボクシング
先週4日・金曜日、島津アリーナ京都で行われた試合結果です。
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)判定3対0(117-107x3)挑戦者リボリオ ソリス(ベネズエラ)

*3回にソリスの右パンチをジャスト・ミートされ2度のダウンを喫した山中。それ以外はそれほど悲観するほどの試合内容ではなかったように感じましたが...。


(山中、3回に2度ダウン)

私(Corleone)の採点は、3人のジャッジ同様117対107で山中。王者がダウンを奪われた3回以外、挑戦者に与えられる回はなかったでしょう。ソリスの勇敢さ、果敢な攻める姿勢は買いますが、パンチは大降りを繰り返すだけで、バランスも悪い。よくもまあこんなボクシングで世界王者になれたものです。


(ダウン以外は山中のペース)

「悲観」するほどの内容ではなかった、と書きましたが、山中が課題を残した一戦でもありました。

それらの課題とは、

1)パンチの種類がない。右ジャブ、左ストレート以外のパンチをほとんど放たない。しかしそのパンチ(特にストレート)を上下に打ち分ける事は救いでしょう。

2)上半身が硬すぎ。まるで世界王者前半期のリカルド ロペス(メキシコ)のようです。しかしロペスも、奇遇でしょうか、V11戦からはボディー・ワークを覚えました。

3)時々フットワークが逃げ腰になる。偉大な世界チャンピオンは相手に背中を見せることなどない。

4)これは以前から気にはなっていたのだが、試合中に自分の髪などを気にするな。髪が邪魔なら丸刈りにしろ。個人的にこの行為は非常に嫌です。

3回には2度、コロコロとキャンバスに転がりました。しかし今後も防衛回数は伸ばしていけるのではないでしょうか。3回の大ピンチの後も冷静に戦い抜けた。それが何よりもの証拠でしょう。次戦は8月ごろに予定しているとの事。そこでの名誉挽回に期待しましょう。


(V10)
コメント
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