新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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こだわりの「熊よけ鈴」をこだわって買う

2011-12-03 16:00:17 | ショッピング
11月9日に「最近クマが出没しました」という警告のあるハイキングコースの報告をしました。「11:09山ヒルが怖いか熊が怖いか」
まがい物のクマよけ鈴で歩いて、それはそれは怖い思いをしました。
ですから、本物の「熊よけ鈴」を購入したいと切に望んでいたのです。

ネットでたどり着いたのが、富山で細々と職人さんが製造している、手作りの「熊よけ鈴」でした。
ふつうに売られているのはどう見てもプレスで作られたような大量製造品です。もちろん岩手や秋田の林業者用の地元製のプロ仕様もありますが。

私が見つけたこちらは、砂型から起して形状や寸法にこだわり、さらに音量と周波数にもこだわっています。
製品の種類はそれほど多くなく、私は単独行向けの「ガーディアン」を買うことにしました。
富山から取り寄せてもいいのですが、正規販売店が東日本で東京日本橋にあるということで、過日出かけました。

これからが大変でした。二日がかりで店頭での交渉が延べ二時間にわたってしまったのです。主たる原因は、店頭に「ガーディアン」がなかったことです。細かいことは省略します。

いろいろりましたが、代わりに買ったのが「カノン」という熊よけ鈴です。

この熊よけ鈴の職人のこだわりを次に書きます。
「カノン」基本スペック
【主な対象者】 通学から登山まで全般
【発生周波数】 約3700~4000Hz
【最大出力】  約93㏈前後 at0.5m
【サイズ】   口径50mm 高さ53mm 重さ85g
【表面カラー】 ゴールド(手仕上げ鏡面加工)
【吊り具】   アルミ製カラビナ、牛本革ベルト
【共鳴デザイン】西田 徹
【製造国】   日本(手作り)
【製法】    真鍮鋳物砂型製法

どうです、職人さんのこだわりがひしひしと伝わってきますでしょう。こんな売り方をしている商品は他にありません。

【発生周波数】は、山歩きの中で他人のクマよけ鈴の音色が、気になるということが多い事から、私たちが耳慣れた秋の虫の音域の(約4000Hz)自然に溶け込む音になっているそうです。
口径と高さにもこだわりがあるそうです。

今日届いた私の商品にも、検査測定書が付いており、【発生周波数】は3860Hzで、【出力】は92.4㏈だそうです。

これだけのこだわりの鈴を、少人数で作っているのかと心配になったのですが、東京の販売店の店員と話したところ、なんと、砂型での鋳込みはあの「変形する金属」の食器で有名な「能作」だったのです。
東京店も、店頭の商品のほとんどが以前ヨーロッパの見本市で注目を浴びた変形する金属食器で占められていました。
これはこれで、その食器に手を触れることができたのは大感激でした。

4年前にFZ18を購入して以来のベストショッピングでした。

コメント
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