新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

「ハシボソガラス」と「ハシブトガラス」

2009-07-31 18:02:22 | 里の鳥
早朝に人間を威嚇するように鳴いている鳥がいます。「カラス」です。
「カラス」ですから撮影中に出会っても関心が無く、ただ通り過ぎてきました。

最近都会で良く見かける「カラス」として「ハシボソガラス」と「ハシブトガラス」を図鑑で呼んで見ますと、「ハシブトガラス」の額は上嘴の基部から90度ぐらいの角度でせり立っているとか、どちらも全体は黒色で紺色と青色の光沢があると書いてありました。

そういった目で改めて「ハシボソガラス」と「ハシブトガラス」を、特に都会でなく山野で見てみるとそれなりに野生の鳥といった趣もあり、愛着とまで行きませんが関心がわいてきました。

それに、「カラス」とまとめて置くより「ハシボソガラス」と「ハシブトガラス」と分類すればマイコレクションも2種類鳥が増えるわけですから。


「ハシボソガラス」の幼鳥です。褐色の幼羽がまだたくさん残っています。


雨が降り出した橋の欄干にとまった「ハシブトガラス」。間近に来たので、上面の紺や青の金属光沢がはっきり確認できました。さらに画像でも確認できました。額のせり立ちもはっきりとしています。
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「オオルリ」にリベンジを果たす

2009-07-30 18:02:22 | 山の鳥
肉眼で確認したにもかかわらず、その姿を撮影できず完敗した鳥は「カケス」と「オオルリ」でした。

本日その内の「オオルリ」にリベンジを果たすことが出来ました。「曇りですが晴れ間もあるでしょう」を信じて行きつけのダムに早朝でかけました。
ダム湖畔の林道の途中で最近顔見知りになった写真家と挨拶を交わし、その後あまり入った事のない林道に転進しました。
西のほうから黒い雲が尾根を越えて広がってきます。そのときです、右側の崖に広がった茂みの中に青い鳥が居るのを見つけました。

背を向けて枝にとまっています。丁度枝がずれていてうまい具合に見通せました。すっくりカメラを構え撮影を始めました。しばらくして同じ場所でこちらに向きを変えました。嘴いっぱいに虫をくわえています。
「オオルリ」の鳴き声は三大美声だそうですが、嘴いっぱいですので小さな声で鳴いています。左下の茂みから小さな声が聞こえます。どうも雌がいるようです。

彼はぜんぜんこの枝から動きません。露出を変えたり色々トライすり時間がありました。最後はデジタルズーム(2枚目)も挑戦してみました。

それでもモデルになってくれた時間は合計15分くらいだったでしょうか。大収穫でした。昼過ぎからダムに雨が降り出しました。




デジタルズームで顔を狙ってみました。嘴いっぱいに虫をくわえています。


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30数年ぶりに伊勢茶を

2009-07-29 18:02:22 | ショッピング
例年なら7月から8月は水出し煎茶にしているところですが、いまだに暑い日は少なく煎茶を楽しんでいます。盛夏の頃は常用している静岡県川根のお茶農家直接の荒仕上茶を飲んでいるのですが、丁度切れてしまい馴染みのお茶屋に寄ってみました。

何時もの商品は販売時期ではなく、ウロウロしているところでこの「伊勢茶」を見つけました。
私は若い頃営業マンとして30数年前、当時の名古屋営業所に転勤し2年ほど三重県を担当していました。その頃、三重県の松阪市の駅前通に古いお茶屋を見つけました。ガラス戸を開けてはいると、昔風の板の間になっておりショーケースも置いてなく、板の間にずっと茶箱が並んでいるといった古い店構えでした。

その店で買ったのが「伊勢茶」で、お茶が無くなると松阪市役所に営業をかねて、お茶を買いに行ったものでした。
その後東京に戻りそれ以来「伊勢茶」とは縁がなくなりました。
「伊勢茶」は静岡、鹿児島、に続き第3位のお茶の生産があるそうです。今回購入したのは同じ「伊勢茶」でも南勢地域の大台町の茶園のお茶です。南勢地域のお茶の特徴は深蒸煎茶です。私の好みである、濃くて多少渋みのあるお茶です。

店に聞いてみると、「伊勢茶」は最近おいているそうです。普段使いの荒仕上茶に比べ多少高いので、時々になると思いますが購入したいと思っています。昨日から飲み始めましたが、中々具合がいいです。今日も暑くないので熱いお茶が美味しいです。

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ホトトギスの失敗

2009-07-28 17:57:48 | 生き物たち
「ホトトギス」は野鳥でなく今日は山野草のことです。

昨日、「山椒」の記事を書いていて、「ホトトギス」の種のことを思い出しました。伊豆急行の全線ウオークに5年前から参加していますが、特に秋の挑戦で、後半に唯一伊豆半島の山間部を横断する区間があります。この途中、山中の農道を歩いていると、北側の斜面の日の当たらないところに一面この花が咲いています。

写真にとって知人に「ホトトギス」と教えてもらいました。春歩く時はありません。毎年楽しみにそこを歩いています。誰もいない山道ですから色々考えないでもありませんが、山野草は平地に下ろすと旨く育たないこともあり、なにより天知る地知るでありますので楽しむだけにしていました。

ところが昨年、偶然ある道の駅の山野草コーナーで「ホトトギス」の鉢植えを売っていました。200円でお釣りが来るくらいで、他の鉢に比べて一桁安いです。早速買って育ててみました。やっと、実もなり草自体も枯れて後は種を収穫するだけになりました。それで安心してそのままにしてしまいました。

そして昨日そのことを思い出したのです。実の殻を開け細かい種も採取できました。そして、開花時期を思い出して愕然としたのです。10月に花を見かけるのに、今ここに種がある。種まきが遅いのではと。
親切な園芸ウエブで「ホトトギス」の事を調べました。
私の大いなる勘違いでした。「ホトトギス」は一年草だと思っていましたら、多年草だそうでした。去年の冬から水をやっていません。多分鉢の中で乾いているでしょう。
種まきにももう時期が遅すぎます、昨日収穫した種は、名前を書いて大切に保管します。来年は忘れないように種を蒔かなくては。

2005年10月21日、伊豆の河津町縄地から下田市稲梓にぬける山道で撮影。
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今年は「アゲハチョウ」がまだ来ません

2009-07-27 18:02:22 | 生き物たち
国交省の防災リアルレーダーで、今真上にものすごい雲が来ています。雨は先ほど強烈なのが降りましたが、今は小康状態です。最新レーダーで10分のずれがあります。

さて既報の通り、今年も山椒の木がベランダに2本あります。小さな苗木を買ったのと、知人宅から実生の小さいのを貰って、植えてあります。もう一回り大きくなっています。
毎年こんな事をしているのですが、今年はどうも変です。「アゲハチョウ」の姿が見えないのです。
早めに幼虫を見つけて取り除くために、先を細くした割り箸をベランダに用意しているのですが、今年は使ったことがありません。

過去のブログを調べますと07年6月27日にその年は始めてきたと掲載しています。「アゲハ初飛来」」とあります。偶然27日でした。
昼間外をウロウロしていても、アゲハをみつけることがありません。今年は記憶にありません。
毎年葉を全滅されるかと氣がきでありませんが、まったく姿を見せないのは心配になります。他の蝶では先日「モンキアゲハ」や「ジャコウアゲハ」を見かけたのですが。毎年見かける一般的なチョウが、まったく見かけられないのはなにか心配になります。
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DVD「墓にツバをかけろ」を買いましたが

2009-07-26 17:55:55 | 芸術鑑賞
長年にわたってそのアウトロー的雰囲気でいっぱいの「墓にツバをかけろ」が、どこかで気になっていました。そのDVDを先日見つけてしまい、思い切って買いました。50%カットになっていたことも手を伸ばす理由になりました。

さて、物語はアメリカかの地方都市で、白人にリンチで殺された弟の仇を、兄が討つという話です。1959年のフランス映画です。

重い人種差別がテーマですから、当時のアメリカでは製作できずフランスで製作されました。舞台は米国の地方都市ですが、出演者も言語もフランス語です。
結果は駄目でした。
人種差別のテーマはその後いろいろ映画に取り上げられていますが、この映画では初めに簡単に紹介されて終わりです。他国の問題を追求するならもっと生々しく詳細にしなければ。後は、流れ者のアウトローと町のチンピラの小競り合いです。

兄が何故黒人の弟の敵討ちが出来たかというと、兄は外見は白人と同様だという設定です。この辺に無理があります。
町を牛耳って迫害をする悪の連中がいますが、これがまたフランス人のチンピラで、体格的にまったく小柄で迫力がありません。牛肉をたらふく食べていることしか能の無い、馬鹿でかいアメリカの田舎の屑のイメージではありません。
細身のズボンをはいた、南仏の下町のチンピラ、そんな感じです。

町を支配している大金持ちが出てきますが、これがまたアメリカの金持ちでなく、ヨーロッパの斜陽の貴族といった感じです。
兄が、弟の起こした事件を逆手にとって復讐していくのですが、この描写も物足りませんが、当時の社会常識では仕方がないかもしれません。

そんなことあんなことが全てフランス語で語られます。「メンフィス」等地名は英語です。

若い頃から外国映画が好きでした。そして当時は一寸見に行けなかった問題作がやっとDVD化されたのですが、私自身も変わっていますし、社会も変わっていますし中々購入については難しいところがあります。
以前も書きましたが、DVDの購入は中身がチェックできないところが問題です。観た事の無い映画の購入は難しいです。ですからついついレンタルショップに行ってしまう事になります。でも今度は、ショップには昔のDVDが少ないという別の困難があります。

どうしたらいいのでしょうか。
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「若いモズ」

2009-07-25 18:02:09 | 里の鳥
梅雨の合間に何時もの里山に出かけました。青い空もときおり見えますが、風が強く田んぼの中ほどの『おとり鮎』の幟がちぎれそうです。

そんな訳で小鳥達も姿が見えませんでした。2時間くらい経ってからでしょうか、晴れ間も多くなり暑い夏が顔を出すと、「モズ」の鳴き声が水田の稲の上をはしっていきます。

ファインダー越しにみえる「モズ」のすがたは、まだ柔らかい羽に覆われ、今年生まれた若い姿をしていました。
腹の鱗模様は羽が立っているので分かりませんが、過眼線が黒いので男の子だと思います。


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ヤマユリ

2009-07-24 18:02:22 | 生き物たち
植物の写真が少ないとお思いでしょう。そうです植物の知識がとても少ないのです。野山を歩いていて少しでも植物の名前が判ればと、どれほど思った事でしょう。
綺麗な花だと思ったときは出来るだけ写真に撮ることにしています。その花の写真をメールで送ったりして名前を教えて頂いてます。
先日ダム湖の周囲を歩いているとき、下草の茂みの中に一本といいますかこのユリが一輪優雅に咲いていました。ユリとは分かりましたが、正式名称を知りませんでした。

「ヤマユリ」でした。香りが甘く濃厚でとても強いとしてあります。知っていれば嗅いで見たのに思います。
1800年後半にヨーロッパに日本のユリと紹介され注目を集め、大正時代までユリの球根は輸出品の大部分を占めていたと解説にありました。なるほど。

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9月の八王子車人形公演の

2009-07-23 18:02:22 | 芸術鑑賞
先日の家元稽古場での公演の中で、家元の挨拶があり、「9月に府中の森芸術劇場で武蔵野美術大学の学生の企画による公演があります。入場料が安いのでぜひどうぞ」と、紹介がありました。

調べてみるとA席で2800円です。絶対安いと、本日チケット購入しました。(窓口販売のみですので)  9月2日です。

演目は
①【二人三番叟】
②【伊達娘恋緋鹿子】八百屋お七の浄瑠璃です。
③【東海道中膝栗毛】赤坂並木の段~古寺の段
④【洋舞】

いずれも一度は見たことがありますが、久しぶりで楽しみです。
今回は、武蔵野美術大学の学生有志の舞台の企画・美術・照明を担当する団体と、八王子車人形がコラボレーションすると説明されています。さてどんな事になりますか。
全席自由席ですから、早めに行って並びます。結果はまた報告します。

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DVD名画を探して

2009-07-22 18:00:35 | 芸術鑑賞
若い頃、映画評論家にあこがれておりました。ですが当時の社会情勢といいますか、一般家庭におきましてそのような職業を認めてはくれませんでした。私自身も映画評論家になる方法が分からず、かといって淀川さんの所に列車に乗って上京するほどの冒険心も思い込みもありませんでした。

ビデオやDVDが発売されるようになり、コツコツと購入してきました。またレンタルショップで借りてきて、よければマイコレクションに昇格としてきました。

しかしながら昔のいい映画のDVD化は中々進まず、またDVDの発売も気が付かずで、知らぬ間に発売終了になったものもあります。

レンタルショップの作品は、最新映画を優先されてしまうのは仕方ありません。そして最新鋭がですから、物語性といいますか心に訴えることが少なく、一度見ればおしまいです。

特に最近のアメリカ映画は、アイディア優先でしょうか資金をかけ、資金を回収するための派手な作品が多いのではないでしょうか。

心がけて80年代頃までの良質な作品をこつこつ集めています。流石に、当時感激した記憶があっても、再度見ると何故こんなのがとがっかりするのも多いです。成長と言うか社会が分かってくると、見え透いた主張にうんざりするので。

そんな中で、例えば人種差別などがテーマの映画は重すぎて、あるいは虐げられる黒人が可哀想で観られなかった映画があります。

本日偶然CDショップで、1959年製作のフランス映画で「墓にツバをかけろ」を見つけました。
古い名画ばかりを発売しているIVCの作品です。タイトルが異様で若い頃から知っていましたが、そのままになっていました。

帰宅してからいろいろ調べてみると、かなりすごい映画で勿論当時こんな人種差別の映画はアメリカでは作成できませんから、この映画フランスで作成された映画です。
黒人の弟が白人にリンチで殺されます。兄が白人に復讐する話ですが、結末は悲劇が待っているようです。

価格も高いので、一晩考えて見ます。
この時代にはまだまだいい映画があります。ただレンタルショップには無いので、中身をチェックしないで買うことになります。ここが書籍の購入と大いに異なる点です。
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