新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

伊豆便り「トビイロスズメ」の幼虫

2009-10-31 18:02:22 | 生き物たち
道を歩いているときは、なるべく蟻や虫を踏まないようにしています。「クモの糸」では無いですがいつか蟻が助けてくれるよう気がしています。

伊豆ウオーク二日目の最終区間片瀬白田駅からすぐに上りに取り付いて、310メートルの峠の手前のトンネルの入り口付近でした。朝から20数キロを歩いてきてボーとして何も考えていません。『あのトンネルを抜ければそこは下り坂』と思いながら歩いていました。

前方に目を落として歩いていると、すぐ先に大きな緑色の鮮やかな色をした幼虫がいるではありませんか。「アゲハ」の幼虫より黄緑が強く、そして柔らかそうです。
8~9cmはあるでしょうか。危うく踏んでしまうところでした。
刺激を与えれば、臭い臭いを出すでしょうし毒針を持っていてはたまりません。
写真撮影にとどめました。

帰宅後調べますと。
スズメガ科ウンモンスズメ亜科トビイロスズメ』ではないかと判定しました。尾の短さと顔の丸い形からです。食草はダイズ、ニセアカシア、ハギ、クズ、などのマメ科の植物だそうです。


比較対象物を置くのを忘れましたが、長さ8~9cmです。
海外では幼虫を重要な蛋白源とする地域が多く存在する。中国では「トビイロスズメ」を、江蘇省などで食用として販売されている。だそうです。驚きです。
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冬の到来も近く「オシドリ」の飛来

2009-10-30 18:02:22 | 水辺の鳥
10月27日でした。冬になると通う貯水池に出かけてみました。ぬけるような晴れた日です。貯水池の唯一池がのぞける堰堤に登ってみると、10人ほどのバードウオッチャーがしきりと中をのぞいていました。

静かに近づいてみますと、その中からりダーと思われる外人の中年の女性が、『オシドリがいるよ。スコープをのぞいてみな。よく見えるよ』と、そこそこの日本語で話しかけてみました。愛想の良い日本語で話しかけられると、どうも信用できなくて無愛想に応対してしまいました。失礼しました。

昨年数百枚の「オシドリ」を撮影してちょっと飽きていましたので。それから広大な貯水池を一回りすると、彼らは別の地点に移動していました。改めて先ほど場所から「オシドリ」を探してみました。
まだ野性味が残っているのでしょうか、奥のブイにとまっています。数もこれだけです。最盛期には数十羽になるでしょう。晴れてはいましたが、丹沢の向こうには、もう冬が近づいているのではと思ったのでした。

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伊豆急行全線ウオーク09-1②報告

2009-10-29 18:02:22 | ウオーキング
仕事が入ったのと天候不順で、ついつい延ばしていた伊豆急行全線ウオークの2日目を昨日実施しました。
写真にもあるとおり、最高のウオーキング日和でTシャツ1枚で歩けるほどでした。
今回の行程は、全行程の二番目の行程で伊豆高原駅から伊豆稲取駅までです。
簡単に距離を書きますと、
⑥伊豆高原駅~伊豆大川駅   公称10.0キロ
⑦伊豆大川駅~伊豆北川駅   公称2.7キロ
⑧伊豆北川駅~伊豆熱川駅   公称2.4キロ
⑨伊豆熱川駅~片瀬白田駅   公称2.5キロ
⑩片瀬白田駅~伊豆稲取駅   公称7.7キロ  合計25.3キロ
本区間は⑥と⑩区間が全行程で3位、2位の長距離区間です。特に⑩区は海抜5メートルの片瀬白田駅から、真っ直ぐ310メールの峠まで上るとてもきつい難所です。一昨年は途中の墓場でサルの群れに囲まれ、ヒヤリとさせられた区間です。
一方峠からすぐに伊豆稲取港まで、今度は急坂の下りです。

色々道中ありました。毎回私を迎えてくれる「イソヒヨドリ」、中指ほどもある黄緑色の蛾の幼虫と遭遇、アルビノかと思われる「マガモ」等ありますが、追々紹介いたします。

それでは一つだけ。
最終区間、峠を過ぎて急坂を下ってきました。あと駅まで2キロ弱でしょうか。稲取高校前を下るとそろそろ人家が出てきます。国道脇の歩道を、足のつま先が長い下り坂で痛くなり、ただゴールすることだけで頭の中は空っぽです。殆んど山中を25キロも歩いてきますと、何も考えなくなります。ただ歩くだけです。
比叡山の千日回峰行の気持ちとはこんなものかと、後から考えるのです。大阿闍梨さんは偉い、それを生涯に2度達成される方もいらっしゃると感心するのです。

国道沿いに消防署があり、その脇から港に降りる小道があります。ここは国道よりもっと急ですが、港に下りれば平坦です。クネクネ曲がりながら鹿島神社の脇を通りさらに下ります。
次の急カーブの曲がり角で下から昇ってくる人に気が付きました。
中年の女性が日傘を差して登ってきます。品のよさそうな女性です。私は左側を歩いていました。女性は右側を歩いてきます。このままではぶつかります。こんなとき相手が男なら、私はめったに道を譲らないのですが、ふと目があってどちらからとも無く会釈しました。で、私は道を譲りました。とても良い感じの女性です。着物が似合いそうだなと思った瞬間、歩いているところを思い出しました。

此処は伊豆稲取です。伊豆半島東海岸でもっとも有名な温泉地です。金目鯛でも有名ですが。夜はひょっとして着物をお召しになるのか、それとも旅館の女将がちょっとお出かけなのか、まだ時間は午後2時過ぎですから。

すれ違ってまた左側を歩き出しました。気のせいか女性の着けていた香水の香りがまだそこのに残っていた様な気がしました。
伊豆高原全線ウオーク今回で10回目です。にやりと良い気持ちにさせて頂いたのは、初めてです。


伊豆高原駅~伊豆大川駅間でいつも一服する箇所での撮影。旧道135号線で海抜100メートルのところで伊豆高原や浮間温泉郷の別荘地帯を眺めます。
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伊豆を歩いていました

2009-10-28 14:53:59 | ウオーキング
今日は伊豆高原から伊豆稲取までです。今、伊豆稲取から帰路伊豆急普通に乗車しました。海岸線とトンネルの連続で圏外ばかりです。
投稿時間に間にあえば詳細報告致します。
添付写真は朝の伊豆高原を振り返る」です。
伊豆高原で車両増結のため停車時間があります。そこで投稿致します。
山荘管理人
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「臭っさい右手」の出来事

2009-10-27 18:06:18 | ウオーキング
台風一過、通いなれた里山に出かけました。鳥たちはまだ山から下りてきていませんでした。
それでもウオーキングをかねて、刈り取りの終わった田の間を歩いていました。途中でバッテリーが上ってしまい、水路の上のコンクリートの蓋の上で、交換することにしました。土の上にカメラを置けませんから、乾いたコンクリートを探したのです。

農道の向こうから、犬を二匹連れた人がこちらに歩いてきます。コンクリートの上にザックを降ろし、ストラップを円く広げてカメラを置きました。カメラのバッテリーを外し、ザックからカメラケースを出して予備のバッテリーと交換しました。
予備のバッテリーをカメラに装着したときに、白い犬が走ってきました。

甘えるように私を見上げ体を私の足に擦り付けてきました。飼い主の老人が犬を呼んでいるようですが、犬はまったく飼い主に振り返りません。水路の上のコンクリートです。犬がストラップを引っ掛けても困ります。カメラを左手で持ち上げ、右手で犬に声をかけながら、頭を撫ぜました。

私は犬が大好きですから、見知らぬ犬でも甘えてくれれば可愛くなります。頭を右手で、グリグリ撫ぜたり顎の下を掻いてやったりしてやりました。この犬種はスピッツのようです。良く手入れされていて、白い毛並みの感触はとてもいいものです。
もう一頭はチンのようです。こちらも私にかまって欲しいように寄ってきます。スピッツはリードを外されているので、まったく私に体を持たれかけているようです。飼い主が、『何を撮影しているのですか』と話かけている間も、私の右側に回り込んで甘えます。頭を撫ぜながら『お手』をして見ました。飼い主の老人が『3年ぐらいやっていないので忘れているかも』と言いましたが、何とか足を上げて答えてくれました。
その内に体を投げ出し、仰向けになりました。おなかを掻いてくれとの催促です。当然掻いてやりました。久し振りに、犬を触りまくり、堪能しました。それでも30分くらいでしたか。

飼い主に挨拶をして、犬達と分かれて農道を歩き出しました。そこで気が付いたのです。
「右手が臭い」
嗅いでみると、たっぷり犬の臭いが付いています。ザックを背負って左手でカメラを持っています。犬の臭いは嫌いではありませんが、カメラに付ける事は出来ません。水路で手を洗おうと考えましたが、稲刈りの終わった水路は水を落としてあって手を洗えるほど水はありません。

鮎つりで賑わった川が近くにありますが、少々離れています。途中でシャッターチャンスがあってもカメラに臭いが付きますので、あきらめて川まで歩いていったのです。楽しい出来事のあった里山でした。


5月頃の水田です。左が川です。右の水田の中の農道での出来事でした。
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だからの「アオサギ」でもありませんが

2009-10-26 18:02:22 | 水辺の鳥
朝から雨です。台風も近づいているのでまたもやベランダの「デンマークカクタス」3鉢を取り込みました。
先ほどまで仕事をしていましたが、TVでは酒井法子ばかりです。NHKとTV東京以外は全て酒井です。各局5分くらいの間隔で、記者が法廷から出てきます。入れ替りです。各局で一体何人の記者がいるのでしょうか。彼らが4階の425号法廷から駆け下りてくるのです。静かに裁判が行われているのでしょうか。
さらに、殴り書きの自分のメモを読んでいるのか、良く聞き取れない報告です。

NHKでは鳩山総理大臣が所信表明をしているのに、見ている人がいるのでしょうか。私を含めてのことですが。
仕事は4時過ぎに一段落しました。

そんな訳で頭は空っぽですので、手持ちの写真から。サギではありませんが、「アオサギ」を2枚。


何時もの里山で見かけた「アオサギ」。飾り羽が見かけられないのでまだ若い鳥です。一帯の水田を縄張りにしています。


葛西臨海公園で見かけた「アオサギ」です。こんな色でもじっと動かないと案外気が付かないものです。
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「バン」と「オオバン」

2009-10-25 17:37:17 | 水辺の鳥
私が通っている池には「バン」と「オオバン」が棲みついています。人に慣れた「カルガモ」や「コガモ」達が人に餌をねだっているときに、少しはなれたところから投げられたパンくずを欲しそうに眺めています。
人に慣れきらないところが好きです。それにこの体の色です。この奇妙な配色、神様がちょっと遊んでみたのでしょうか。


「バン」です。成鳥になると額板が赤くなります。


「オオバン」です。こちらの方が大きいですし、体の色も黒く、さらに額板の色が違いますので間違えることはありません。
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「アカボシゴマダラ」と「ツマグロヒョウモン」

2009-10-24 17:33:42 | 生き物たち
朝から薄暗い曇り空、肌寒ささえ感じられます。万華鏡が先日大量に仕事が入り、外出日和でもなく朝からずっと仕事でした。

朝の10時過ぎに、万華鏡の師匠からメールが入りました。『綺麗な蝶の死骸がありました』と写真添付のメールでした。見ると「アカボシゴマダラ」でした。「アカボシゴマダラ」については昨年の7月30日の「アカボシゴマダラだった!」に、詳しく掲載しておりますが、色々問題のゲリラ放蝶の蝶です。
私は昨年から今年にかけて連続で同じ場所で見ていますが、それは神奈川県の座間市です。師匠のお宅が相模原市の山奥です。神奈川県を初めとして関東地方に広がっているのを感じた一瞬でした。


座間市の公園にて昨年の7月です。


今月撮影した「ツマグロヒョウモン」の雌です。私の好きな蝶の一つです。毒を持っている「カバマダラ」に擬態していると言われています。そう言われれば似ているかといった程度ですが、鳥たちにはどう見えているのでしょうか。
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DVD懐かしい「大空港」

2009-10-23 18:02:22 | 芸術鑑賞
新古品が多くあることで有名な古本屋に、入浴中に読む文庫本を買いに行きました。そこでDVDコーナーでこれを見つけました。廉価版でなく正規版が950円でしたので即購入です。
「大空港」は1970年4月公開の米国映画です。
大雪で大混雑する国際空港に、爆発物が搭載されたジャンボ機が緊急着陸して来ようとします。離着陸機で混雑する中、機体に亀裂の入った機が着陸してきます。滑走路には雪で脱輪した旅客機が立ち往生している。亀裂が入っているため、他空港へ回避できないジャンボは着陸を決行する。そんなパニック映画です。

バート・ランカスター、ディーン・マーティン、ジョージ・ケネディ、ジーン・セバーク、ジャクリーン・ビセット其の他豪華出演人の巨編です。
この後、「エアポート」シリーズが続々作成され航空パニック映画の先駆となった作品です。SFXの無い時代、本物と模型を使って臨場感を出しています。
ディーン・マーティン、バート・ランカスターが当時大好きで、特に歌手としてのディーン・マーティンも好きでどこかにLPがあるはずです。
何度もTVで放映されダビングもしてありましたが、本日正規版のコレクションになりました。

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ローターのブレードが7枚の大型ヘリ

2009-10-22 18:02:22 | 航空機
茂みの向こうからヘリコプターの爆音が近づいてきました。いつもなら姿を見せずそのまま離れていくのに、その日は爆音がますます近づいてきて、木々の上から姿を現しました。凄みのある重々しい爆音で、軍用機の他を寄せ付けないような迫力のある機体です。

ただ大きいだけでなく、何か変だと気が付きました。ローターのブレードがやけに多いのです。回転翼の残像の所為でもないようで、慌てて写真を撮りました。
調べてみますと、海上自衛隊の「掃海・輸送ヘリ MH-53E シードラゴン #8630」と呼ばれる機体でした。11機配属されていますが既に退役が決定されているようです。


機体左側上部に第3基目のエンジンが追加されています。後部ハッチが開いています。


ブレードは前方の1枚が隠れていますが、その多さに驚かされます。左側に突出しているのが第3基目のエンジンです。空が明るすぎて、内部が見えませんでした。サイドミラーも何かおかしいです。
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