アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バッハシンフォニアを弾くなら早期教育!?

2016年07月29日 | ピアノ
ずいぶん前のことになりますが、ゆかりちゃん(芸大を卒業してこの秋からは留学)が中学生だったときに、桐朋子どものための音楽教室の発表会を見に行きました。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←確かにシンフォニアかっこいいし、一生弾いてみないのはそりゃ残念だよね

そこでは、中学生までの子たちが出てきてそれはそれは聞きごたえのある演奏をするのですが、その演奏のインパクトもさることながら、開演前にその教室の偉いヒト(?)がしていた挨拶の内容が衝撃的でした。

「教室に入るための面談にいらした親御さんは、よく
『この子に向いていれば(才能があれば)やらせたい』とか
『この子がやりたいといえばやらせたい』とかおっしゃいますが、
才能があるかどうか、あるいは本人の意思があるかどうかを確かめていたのでは遅いです」

ふぁっ(o_o)

「音楽の道というものは、本人の才能や意思がわからないうちに、親御さんが決めてその環境をプレゼントしてあげるものなのです」

いやそんな乱暴な…
そんなこというから数々の悲劇を生んでるんじゃないですかーー

とは思ったのですが、まぁ確かに、ピアノやバイオリンのプロ奏者としてやっていくなら三歳とかから始めないと現実問題無理なわけで、間違ってはいないよね。もちろん、三歳からやればプロになれるわけじゃないのは当然だけど。

で、それだけ早くから徹底した訓練をほどこすことで何が変わるのかといったら、言うまでもなく大人からピアノの人と違って「お指」がてきぱき動くということも大きな違いですが、そのほかに
・絶対音感
・多声音楽の捉え方
が重要なポイントのようです。絶対音感はなきゃいけないってものではない(あれば便利?)からおいとくとして、「多声」これはピアニストとしては譲れない線。バッハはもちろんですが、ショパンとかほかの作曲家だって、多声感覚がなくては弾きこなせない部分がたくさん出てきますからね。

前に、どこの音大を出てるからってのがピアニストの品質保証にはならないという話を書いたと思うのですが、その中で、あえていうなら桐朋系の人はバッハがうまい(下手な人が少ない)ということは思います。国立系のほうがバッハ下手な人います。早期教育の徹底ぶりという点でいえば文化がかなり違うのがそこには効いてるのではないでしょうか。(ピアニストとしてどっちが優れているとかは別)

脳みそがやわらかいうちに、一人分の脳で複数の声部をコントロールする徹底訓練をするわけです。要するに脳みその中にそういう分業部門を創設しちゃうんです。乱暴です。なんか別の部門が虐げられているかもしれない。

じゃあ、50近くなってようやくバッハのインベンションから手をつけてる人(私のような)は、100歳まで弾いてても(笑)シンフォニアやら平均律やらに進みようがないのかというと、わりと実際その道のりは困難。シンフォニアを弾く「大人からピアノ」の方も多いですが、弾いたときに、タテ線(同時に鳴らす音は何か)はきちんと合っているのになんかバッハに聞こえない(横の声部がつながっていない、もしくはそれぞれの声部を分離できていない)ということは起こりがちです。

おゆき先生がいうには、本当の意味でやるなら…つまり声部ごとに奏者がいてそれ全体で統合されて演奏されるようなシンフォニアを弾くってのはたぶんできないのではないかと。

あえて弾くなら、ちゃんと多声としてとらえているかのような状態をいわばシミュレートするというか、強弱や音色やフレージングを工夫してそのように聞かせる。

なんかめんどくさそうではある(よくわかってない)けど、いつか弾いてみたいかなシンフォニアも。けどあんまり深入りしないで(ひとつかふたつやってみて、へーこんなふうに難しいのね、ってことがわかればよしとして)、バッハの中でもあんまり多声音楽的でないものを弾くのがコスパいいかなぁとも思います。

イタリア協奏曲、フランス組曲、あるいはパルティータの一部。きれいなのいっぱいあるものね。100歳までにはあと50年もあるし(^^;;

結局何がいいたいかというと、早期教育には早期教育のわけというか意義はあるらしい。けど別にそれがなくても一生分楽しむのに困らないだけの曲はある(ありすぎる)。
(それと早期教育で多声用の脳みそ作るまでいかない人でも十分、音大行ってると思う。「ピアノ男のソナチネソナタ」のたーちゃんさんへ)

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こってりたっぷり「音楽の星座」もうすぐ!!

2016年07月28日 | ピアノ
今年も「音楽の星座」の季節がやってまいりました~

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←え? 今回はコスプレとかそういう会じゃないよ。けど猫だからなぁ

まぁピアノのオフ会といえばそうなんだけれども、その「濃さ」そしてボリューム感はハンパない!!

プログラム見てるだけでくらくらするほど。まぁご覧ください:

☆☆☆ 第8回 音楽の星座 ~ルネサンスから現代まで~ ☆☆☆
2016年08月07日 (日) @ルネ小平

12:00~
◇◆オープニング◆◇
udurann (ondomo)+shig(p)  
ミヨー/オンド・マルトノとピアノのための組曲より
「コラール」「セレナーデ」「即興曲」「エレジー」

■ 夜明けから正午まで(ソロとアンサンブル)
an     ハイドン/ソナタ ハ長調 Hob.XVI:50 第1楽章、第3楽章
てふてふ-グロッチ   バッハ/イギリス組曲 第二番 イ短調 BWV807 より
「プレリュード」「サラバンド」
たかあき【澤屋】  ベートーベン/ピアノソナタ第10番Op.14-2より第1楽章
きーちゃん  ベートーヴェン/ピアノソナタ第8番 Op.13『悲愴』より第1楽章
ゆかとー  グリンカ=バラキレフ/ひばり
506  吉松隆/プレイアデス舞曲集Ⅴ(op.51)より  2.「暗い朝のパヴァーヌ」

13:10ころ~
■■ 夜明けから正午まで(ソロとアンサンブル)
アンダンテ+鳥目(連弾)  ベネット/スキップとセイディのための組曲
雅樹(vn)+夜毎屋(p)  バッハ/ヴァイオリンソナタ第4番BWV1017より
第1楽章、第2楽章
ふろど  ムソルグスキー/組曲『展覧会の絵』より
 「バーバヤガーの小屋」「キエフの大門」
まいこ(cl)+咲良(p)  サン=サーンス/クラリネット・ソナタ Op.167 より
第1楽章、第2楽章
それどそどし  サティ/ジムノペディ第1番、第2番
ドビュッシー/前奏曲集第1巻より
第4曲 「音と香りは夕暮れの大気に漂う」
でご   ボルトキエヴィチ/コンソレーション Op.17-4
ごえ   リスト/波を渡るパウロの聖フランシス S.175

14:20ころ~
■■■ 牧神の午後、そして夕べの大気に音と香りが漂う(ピアノソロ)
clala  バッハ/幻想曲とフーガ BWV904
sister mimi  シューマン/『子供の情景』より
1.知らない国々 ~ 7.トロイメライ
Hiroe  ドビュッシー/『版画』より「塔」「グラナダの夕べ」「雨の庭」
みっちゃん  グラナドス/『ゴイェスカス』より 「愛のことば」
由♪  ドビュッシー/水の反映
norisan  リスト/ハンガリア狂詩曲2番

15:30ころ~
■■■■ 牧神の午後、そして夕べの大気に音と香りが漂う(ソロとアンサンブル)
ちわわ  ガーシュイン/3つの前奏曲
海実(vo.)+おゆき(p)  林光『四つの夕暮の歌』より
1.夕暮は大きな書物だ
2.誰があかりを消すのだろう
4.死者の迎える夜のために
shig+yogotoya(連弾)  ドビュッシー/小組曲
ゆきたろぅ  シューマン/『幻想小曲集』より 「夕べに」
プロコフィエフ/『ロミオとジュリエット』より「モンタギュー家とキャビレット家」
くるみ♪  レヴィツキ/「魅惑の妖精」
サティ/「金の粉」
 

16:30ころ~
■■■■■ 夜のガスパール、真夜中のスカルボ(ソロとアンサンブル)
高慢と偏見(鳥目+artomr)(連弾)  ヤナーチェク/『シンフォニエッタ』より
          「ファンファーレ」「城(ブルノのシュピルベルク城)」
ひつじ  ショパン/ポロネーズ第2番 Op.26-2
ばっかいず世話係  マイケル・ナイマン/THE PIANOより「BIG MY SECRET」
チャイコフスキー/『子供のアルバム』より 20.「バーバヤーガ」
ドビュッシー/アラベスク第1番
mari   チャイコフスキー/ 『四季』より 6月「舟歌」
紫音442  リスト/ペトラルカのソネット第104番
リリー  ショパン/『前奏曲』より  Op.28-6 、Op.45
YUMI  ドビュッシー/『ベルガマスク組曲』より「メヌエット」
わたり  ドビュッシー/『子供の領分』より 「小さな羊飼い 」
ビル・エヴァンス/ワルツ・フォー・デビイ
ベルク  グラズノフ/ピアノソナタ第1番変ロ短調Op.74より 第1楽章

18:00ころ~
■■■■■■ 夜のガスパール、真夜中のスカルボ(2台ピアノ)
ゆうか+キタザワ  ラフマニノフ/交響的舞曲作品45より 第1楽章
さきゆきパラダイス(さき+おゆき)  シューマン/ピアノ協奏曲op.54より
 第2、3楽章
ねこくさピアノデュオ  ミヨー/スカラムーシュより 
Ⅱモデーレ、Ⅲブラジルの女
Duo beato(のりぽん+miya) インファンテ/『アンダルシア舞曲』より
第2楽章 感傷的に 第3楽章  優雅に
二台上等!夜露死苦!(さき+七海)  ショスタコービッチ/コンチェルティーノ

◇◆エンディング◆◇

非常にうまい人もたくさんいますし…まぁそんなにうまくない人もいますケド(私も出ます!!)、それぞれこれが弾きたいっという愛ある演奏がぎっちり並んでいるので、プロが全体の一貫性とめりはりをもって並べたプログラムとはまた違う、最初から最後まで聞くのは体力気力持たないというなにかこうド迫力がございます。なにせ全部のエントリーがそれぞれの本気ですからね。

かといってこれが一般的な発表会とは違うところは、全員が自由に曲を持ち寄りつつも、全体としての意味というかまとまりが生まれるようにプログラムとしての配置にコアスタッフ本気のポリシーが貫かれているからですね。もっとも、テーマ性云々より現実問題ってことがありますから、ダブルブッキングしちゃった人がずっといられないってんで配置に制約があったりはするわけなんですけど(笑)

私は二つ目の部「夜明けから正午まで」のトップバッターとして連弾したあとはもう聴くだけ「さぁ~みんながんばってちょうだい♪」左うちわです。あぁ楽しみ。

全部聞くのは体力と時間が持たないにしても、ご都合つくだけお越しください。ご損はさせません(←なに様)


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いろいろなことが地続きにつながっている

2016年07月27日 | 生活
「誰でもよかった。人を殺してみたかった」のような無差別殺人もそれはそれは怖いんだけれど、
きっちりはっきり考えて計画された差別殺人の怖さ。背筋が…

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←ずっともやもやしてるので、まとまらないけど書いてみた。

第一報のあたり、初めはただ、とんでもない事件が起きたらしいとしかわからなかったが、続報が入ってくると、
「今年2月14、15両日に植松容疑者が衆院議長公邸を訪れた際「障害者を抹殺すべきだ」との内容の手紙を持っていた」
「男性が今年4月に植松容疑者から呼び出されて久々に会うと、「障害者はいらない」「税金の無駄」と一方的にまくしたて、「一緒に殺そう」と誘われた。その発言を否定すると逆上したという。」など
(毎日新聞「相模原殺傷「殺害」口走る容疑者 注意しても聞き入れず」)

(o_o) 発作的でも私利私欲(?)でもない確信を持って行われる何か。

「常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為(ため)と思い、居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。

 理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。

 私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。

 重複障害者に対する命のあり方は未(いま)だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。」
(毎日新聞「相模原殺傷衆院議長宛て手紙 全文」)

内容は「常軌を逸して」(←本人の言葉)いるけれど、明らかにそれなりの教育を受け、考えることも語ることもできる人の文章。怖い怖い

しかし、いくら弱者切り捨てをする政権にだって、「ご決断頂ければ、いつでも作戦を実行致します。」などと言われたって、合意する政治家がいるわけはなく、彼の要求する条件はもちろん満たされなかったけれどもそれでもたった一人で実行に及んだ。ある意味、使命感とか正義感のようなもの??


この事件から、ナチスのT4作戦(リンクはウィキペディア)を思い起こした人も多かっただろう。

T4作戦というのは、要するに重度の障害者に安楽死を、というもので、今回の事件を起こした彼の元々の主張と変わらない。

ただ、それを思ったのが時の権力者ヒトラーだったのでより大規模に本格的に行われた(20万人とか)。

障害者は生きる権利がない、というのがナチスの考え方だったのだけれど、つまり人間の価値というものが、社会に貢献するか(働くか)で決められたということ。人があって社会があるのではなく、まず社会があってそれを支える人がいる(そしてそれ以外は人でない)。

このT4作戦というのは、それを実行する人材や技術(および思想)がそのままホロコーストに使われたという流れにつながっていく。
逆に、T4作戦から遡ると、その源流となるものに断種法というのがあった。

これは、遺伝性の疾患を持った人に強制的に断種手術を受けさせるもので、つまりとりあえず生きててもいいけれど生まれてくるのはダメと。
ずさんな手術だったので手術そのもので亡くなった人も多かったんだけれど、生きる権利がないとまで言われたわけではないので、T4作戦よりは穏やか(?)に見えるかもしれないけれど、発想はまったく同じ。障害があるかどうかで、命の価値を分ける考え方。選別や、実行を医師たちが行ったのも同じ。

民衆が、このことにNoを言わなかったのも同じ。

ただし、断種法については非常にオープンに行われていたのに対して、T4作戦はこっそりと行われていた。もっとも、こっそりとはいっても、大量の人が吸い込まれたっきり帰ってこない施設があり、そこから異様なにおいがたちこめているのだから、気が付かなかったというわけではないけれど、もうそのころには怖くて何も言えない状況だった。

こうした「常軌を逸した」大量殺戮は、ただ一人のヒトラーという狂人が起こしたといっていいものかというと、たぶんそうではない。そういう存在を期待する、支える雰囲気があったから。
「このころ、ドイツは深刻な不況にあえいでいました。
1929年に始まった世界恐慌の影響で、国民の3人に1人が職を失っていました。
そこでヒトラーは経済の立て直しに力を注ぎます。

高速道路など公共事業を進めました。
その中で、優秀な労働力こそ価値があるとアピール。
働く事のできない障害者は、ますます価値のない存在とされていきました。」
(シリーズ戦後70年 障害者と戦争 ナチスから迫害された障害者たち (3)命の選別を繰り返さないために)

今回の事件は、ヒトラーと違って、社会からまったく承認や支持を受けていない状態で一人の男性が勝手に起こしたことなんだけれど、
その人が吸った空気、読んだものはこの時代の日本のもの。

私自身も、人生の最後に、痛い苦しいだけになって回復の望みがまったくなかったら、それが長引くよりは安楽死させてほしい、と思わなくはないし、
もしこれから産む立場だったら(いやもう産み終わってますが)、念のため出生前診断を受けておきたいと思ったりしなかっただろうか?

それ自体、そんなに変なことではないと思うけれど…

そういう発想や実行がこの社会の中に定着してきた暁には、その次に

たとえば、
出生前診断を受けないでその結果、障害児を産んだ親を無責任といって批難する、とか
周囲への重い介護負担しか生まなくなった人が、安楽死を選ばず生き続けているのを我がままといって批難する、とか

そんなほうに発展することはないだろうか? そしてさらにその先に??

いろんなことが地続きにつながっているので、たとえば
断種法のうちに歯止めがかからなかったらホロコーストまで行ってしまう、とか
猫のうちに止まらなかったら「人を殺してみたい」まで行ってしまう、とか
そういうことがありうる。

今回の件がどこでストップ可能だったかはわからないけれど…なんか生活保護がらみとかでかなり乱暴な「自己責任論」を見聞きするときなどに、なんか背筋が寒くなります。

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ピアノレッスン、素直でない生徒(^^;;

2016年07月26日 | ピアノ
レッスンでは、先生から生徒に、「もっとこう弾いて」「こう弾いちゃダメ」「こう練習して」という指示(提案)が出るわけだけれども、そのときに、

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(1) 「それ、拒否!」
(2) 「できません」「無理」
(3) 「わかってます」「それ知ってます」
という生徒がいる(それぞれ誰とはいわない)。

一方、何も反抗(?)しない生徒もいる。

素直は美徳なので、反抗しないほうが正しい(少なくとも礼儀正しい)ともいえるけれど、心では思っていても口に出しては言わない人もいるだろうから、それよりはわかりやすい、率直ということはいえる。思っているなら、言わないよりは言うほうがある意味真面目である。

ちなみに私が上記どのタイプかというと、あんまりこういうことは言わない。
(「はーー。難しいですね」とかはよく言うけど)

それはなぜかというと、
(1) 「それ、拒否!」(納得できません)と即答できるほど、事前によく考えてあるわけじゃないから。そこまで確固たる信念がないから。

(2) 「無理」と言い切れるほど、きちんと練習したわけじゃないから。そこまで本気で確かめたことがないから。

(3) いつも似たようなことを言われる(改善しない)ってのはよくあることで、例えばフレーズの最後で「どすん」ってなっちゃうとかね、わかってても練習不足やコントロール不足や注意不足で結局何度でもそうなる…要するに身についてないわけだけど。身につけるための努力を誠心誠意積み重ねてきたとまでは(まったくもって)いえないのでわざわざ「わかってます」とはいいづらい(笑)

つまり私は素直だからではなく、礼儀正しいからでもなく、そこまで真面目じゃないから上記のようなことは言わない(言えない)のだ。

そう考えると、こういう反抗的なことをレッスン中言われるのは、喜ばしいことと思ったほうがいいです(よね??)

先日の森下唯先生レッスンの際にいわれたのが
「何も考えずに言われたとおりするのはやめてくださいね」
だった。

つまり、弾き方(奏法、指使い含む)にせよ、表現にせよ、先生はよかれと思ってあれこれアドバイスはするのだけど、生徒には生徒の、たとえば体の物理的な条件があり、表現したい内容やこれまでの流れというものがあって、アドバイスの「かけら」をいちいち全部文字どおり取り込むことがベストとは限らない。

自分に合うか、自分の中で一貫性があるかということはむしろ、自分の責任において確認して取り込まなくちゃいけないし、そういえことをしっかり判断できるくらい、ちゃんと自分の頭と耳を使ってレッスンを受けてほしいってことだよね。

…というわけで、ぜひみなさんも、素直でない生徒になって楽しく豊かなピアノライフを!?

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役に立つからエチュードなんだ!!

2016年07月25日 | ピアノ
昨日、譜面の一部を掲げたブラームスのバイオリンソナタ第一番第一楽章ですが、しばらく格闘して(バイオリンパート+左手を弾いてみたりして)ようやくふつうの意味で譜読みできるようになって練習…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←予定のない日曜日ってなんであんなにあっちゅう間に終わっちゃうんだろ

いやこれムズいわマジで(o_o)
・右と左がそれぞれ和音っぽく進行して全部の音を把握するのがたいへん
・音が飛ぶから間が空いたり外したり
・必死で音を並べていると、音の幅が広いから手が痛くなりそう

と、思ったとき、ハタと気が付いた。

これって、似てるでしょ。アレに。
そう、エオリアン・ハープです…

別に、曲の感じが似ているとかそういう意味ではないんですけど、上記の困難さがね。

エオリアン・ハープをレッスンに持っていったとき、まぁだいたい音を並べられるようにして行ったときも、私の弾き方がなんか、手を広げたまま「固定」していっしょけんめ弾いてる感じだったんですね。

そうやってると、手を傷めるかもしれないし、無駄な力が入ってるわけでたぶん音も悪くなる。
(弾く時間があまりにもたいしたことないんでピアノで手を傷めたことはないんだが)

手は必要のあるときだけ伸ばすとして、あとは自然に閉じてしまっていいし、
あと、
手を必死で広げなくても到達距離を補えるように、手首の角度を柔軟にしてカバーする。
ということを習いました。

弾いてみて、おぉなるほど楽に弾ける、と頭では納得したものの、またつい力が入っちゃったりするんだけどね。

あと、右も飛ぶし左も飛ぶし、ってなところでは、その両方に素早く目を走らせる段取りを習いました。
これも、目を走らせたあげくハズしたりすると何やってるかわかんないし(笑)
そもそも、そうやって目を走らせるには、音をよく頭に入れておいて楽譜からは目が離せないといけない。

ということで、結局のところ練習要なんだけれど(^^;;

身についているとまではいえないけどエチュードのレッスンで習ったこと、練習したことは別のシーンでも活きるよ!!

思い出してやってみたら、多少うまくいくようになりました。

すごい。エチュードって役に立つんだねぇ~


今、ベトソナのテレーゼはずいぶん慣れてきて、強弱とかも違和感なくなってきたんだけど、結局残った問題が「16分音符がどーーっとつながっているところ、均等に速く正確に安定して弾くことが難しい(というか、できない)」というものです。特に、一楽章の最後、左手で16分音符のところ。

こういうの、ハノンやツェルニーをまじめにやってた人なら問題ないんだろうな、って思います。

じゃー、ツェルニー今からやるのか、って
いややっぱり当面やらないけど(時間ない)
練習曲やるところを省いちゃったんだから、ここ弾くのが大変なのはしょうがない、と腹をくくって、部分練習したり、あとまぁしゃあないってほっといたりしてます。頭の中でつなげば問題ない(←おぃ)

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