静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

コロナ禍;科学(=論理/理論)の示す指針を無視する 日本人の反論理文化&性善説虚妄が 多いなる無駄と犬死を産み続ける!

2020-04-24 07:02:11 | 時評
【金言】望遠鏡から見えるもの=小倉孝保https://mainichi.jp/articles/20200417/ddm/002/070/079000c
★ 英政府は新型コロナウイルス対策で、「一斉休校せず」と発表した6日後に一転して休校を決めた。ちぐはぐな対応だが、どちらも政府首席科学顧問の助言を
  受けた決定である。科学者の意見を尊重する点ではむしろ一貫している。
 ← 安倍首相が側近一人の思い付きに従い、朝令暮改するのとは構えが違う!
・ <英国の政府首席科学顧問は1964年、科学の知見を政策に反映させる目的で設置された。国家安全保障会議に出席し、福島原発事故やエボラ出血熱などに
  対応してきた。 このほか英国は各省庁にも科学顧問を置いている>。


 <興味深いエピソードがある。イタリアの天文学者、ガリレオは1609年、精度の高い望遠鏡を発明し翌春、「星界の報告」を出版。地動説の正しさについて
  記述した。 その望遠鏡について駐ベネチア領事から報告を受けた英国王ジェームズ1世は、さっそく徳川家康に望遠鏡を贈っている。>

⇒ なぜ望遠鏡だったのか。ロンドン大アジア・アフリカ研究学院のスクリーチ教授(日本美術史)は言う。「聖書には不動の地球に対する記述が多い。
  スペインはそれに縛られ、地動説を認められない。国王は望遠鏡で地動説を紹介し、英国の優位を家康に示そうとしたのです」


英国は科学でスペインに対抗した。ニュートン、ダーウィンといった英国の科学者が聖書に挑戦しているのも、こうした流れと無縁ではない。「一斉休校せず」の発表の際、ジョンソン首相は冒頭8分のスピーチで、「科学」という言葉を5回も使った。独断専行型の首相でさえ科学に頼る。それでも、この国では「もっと科学者の意見を聞け」と批判される。 
 ⇔ 専門家会議を置きながらも「最後は政治が判断します」などとホザク日本!! これは論理に従いたくない愚か者の虚勢。


* ヴェトナムでは感染者の所在をGPSで補足し、スマフォのアプリで公開することで感染拡大を防止、未だに死者ゼロという。これも科学が告げる徹底的な 
  防止策を躊躇なく適用する政府の姿勢がもたらす勝利だ。 台湾/韓国に見られた間髪を入れぬ初動タイミング。ここを誤る国に共通するのは、先見性欠如
  プラス私権制限/訴訟回避への余計な思惑だ。 アメリカ然り、日本も同じ。 薬害訴訟防止対策をせず、既存薬の治療投与に踏み切れない根性無し!
 「日本人なら強制しなくても守ってくれる筈と信じて・・・」などと惚けた事に拘る非科学的精神。 これは日照り下に雨乞いを踊る古代人と何ら変わりない!!
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 非常事態でもなお 平時の校... | トップ | ≪ 最悪シナリオへの対処プラ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時評」カテゴリの最新記事