★ 「英語公用化」ってアホちゃいますか!? http://mainichi.jp/premier/business/entry/index.html?id=20150930biz00m010011000c&fm=mnm
・ 言葉の問題を考えながら絶えず問いかける「幸せとは何か」 *「<英語化は愚民化」(集英社新書)は、そんな私の思いに明快に言葉を与えてくれた>。
<とても説得力のある本だ。言葉の問題を考えながら、日本人にとって幸せとは何かを絶えず問いかけているのが印象的だ>。
以上は、著者の施光恒(せ・てるひさ)1971年生まれ。政治学者で九州大大学院の准教授の言葉だ。
* 国を跨るビジネス/外交の場で力を発揮して「國際共用語」の地位を獲得する言語は時代とともに変遷した。19世紀以来それはEnglish と総称される言語だ。
だが、著者の示す背反命題<アンタイスィーム:アンティテーゼ>は、母国語による外国語/外国文化の翻訳努力こそが異言語/異文化への対等な矜恃を保ち得たから
こそ、一方的な文化支配/吸収に終わらなかった、という。 其の生きた証拠として幕末~明治の日本を例証とする。
* 明治の知識人たちは、哲学や宗教・社会科学から科学技術に至るまで、欧米渡来概念の翻訳語をいくつも生み出した。その成果で、西洋文明全体を私たちの母語である日本語に土着化させることができた。<此の恩恵を受けたのは何を隠そう中国の人なのだが、今も感謝はしていない?>・・・・・このことによって、多くの人々の社会参加が可能になり、それが日本の急速な近代化を成し遂げる活力になった。明治だけでなく現代も日本語は、母国語翻訳で世界の最先端の高度な知にアクセスできる数少ない言語のひとつだ。
さあ、ここで冒頭のテーマに戻ろう。”地球上を今は支配する英語に心身ともドップリ浸かる時間”の一部を此の風土の教室で疑似体験する。これで子供たちは将来に繋がる何を得るのか? (それはアメリカンスクールに入れていようが同じ)。日本人の親に生まれた子供は、幾ら英語がネイティヴ久でも死ぬまで心身とも日本人から出られない。
では、英語で生活する親の子に産まれた子供、英語漬けの時間で子供達は何を得て、何を失うのか? これまた、個人の意思・能力で対応するしかないこと。昨今はやりの<英語シャワー/缶詰X英語合宿>などの類と、小学科目に形だけの単位数を入れる仕草の 何処が違うのか? 私にすれば、親の文化を受け継ぐことができないでは、同じだ
・ 言葉の問題を考えながら絶えず問いかける「幸せとは何か」 *「<英語化は愚民化」(集英社新書)は、そんな私の思いに明快に言葉を与えてくれた>。
<とても説得力のある本だ。言葉の問題を考えながら、日本人にとって幸せとは何かを絶えず問いかけているのが印象的だ>。
以上は、著者の施光恒(せ・てるひさ)1971年生まれ。政治学者で九州大大学院の准教授の言葉だ。
* 国を跨るビジネス/外交の場で力を発揮して「國際共用語」の地位を獲得する言語は時代とともに変遷した。19世紀以来それはEnglish と総称される言語だ。
だが、著者の示す背反命題<アンタイスィーム:アンティテーゼ>は、母国語による外国語/外国文化の翻訳努力こそが異言語/異文化への対等な矜恃を保ち得たから
こそ、一方的な文化支配/吸収に終わらなかった、という。 其の生きた証拠として幕末~明治の日本を例証とする。
* 明治の知識人たちは、哲学や宗教・社会科学から科学技術に至るまで、欧米渡来概念の翻訳語をいくつも生み出した。その成果で、西洋文明全体を私たちの母語である日本語に土着化させることができた。<此の恩恵を受けたのは何を隠そう中国の人なのだが、今も感謝はしていない?>・・・・・このことによって、多くの人々の社会参加が可能になり、それが日本の急速な近代化を成し遂げる活力になった。明治だけでなく現代も日本語は、母国語翻訳で世界の最先端の高度な知にアクセスできる数少ない言語のひとつだ。
さあ、ここで冒頭のテーマに戻ろう。”地球上を今は支配する英語に心身ともドップリ浸かる時間”の一部を此の風土の教室で疑似体験する。これで子供たちは将来に繋がる何を得るのか? (それはアメリカンスクールに入れていようが同じ)。日本人の親に生まれた子供は、幾ら英語がネイティヴ久でも死ぬまで心身とも日本人から出られない。
では、英語で生活する親の子に産まれた子供、英語漬けの時間で子供達は何を得て、何を失うのか? これまた、個人の意思・能力で対応するしかないこと。昨今はやりの<英語シャワー/缶詰X英語合宿>などの類と、小学科目に形だけの単位数を入れる仕草の 何処が違うのか? 私にすれば、親の文化を受け継ぐことができないでは、同じだ