打ち上げられたクジラ



「フィリピンの砂浜に打ち上げられた「クジラ」の悲痛なメッセージ」(Livedoor News)
http://news.livedoor.com/article/detail/13125408/

少し前のニュースだが,今頃になって発見。
製作にグリーンピースがかんでいるのが気に入らないが,メッセージは十分に伝わる。

プラスチックの功罪については今更述べないが,やはりゴミとしてはかなり厄介なものだ。
ヒゲクジラは大口を開けて大量の海水ごとプランクトンを食べるが,口が大きければ大きいほど,余計なものまで入れてしまう。
有機物でないものは,胃に入れても当然分解されない。また,腸管にも残留するだろう。

気軽に投棄していいものではない。
しかし,島国ということもあり,処理施設の整備は進んでいないようだ。

プラスチックごみは,クジラだけの問題ではない。とにかく分解しないプラスチック,波に洗われてどんどん砕かれ,紫外線に曝されてもろくなり分解するのだが,細かくなってもプラスチック。
マイクロプラスチックは魚類のエラに溜まってしまう。エラが詰まると当然呼吸ができなくなる。

石油製品は,元を辿れば生物の死骸,有機物だが,加工された結果,有機分解しないというのは皮肉な結果だ。
海洋生物に決定的なダメージを与える前に,対策できるか??
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