散歩の時に見つけた!

東京都内を散策しますが、こんな所にこんなものがと再発見します。写真を添えて紹介します。

首切り地蔵・泪橋(南千住)

2013-11-30 06:52:27 | 日記
    

        

 南千住駅のすぐ西側にある延命寺内には、首切り地蔵と呼ばれる高さ3mのお地蔵さんがあ

ります。江戸時代から明治初期にかけて、ここに小塚原刑場(こづかっぱらけいじょう)があ

って打ち首、磔獄門などの刑死者を弔うために、寛保元年(1741)に建てられました。一

昨年の地震で破損しましたが、今は復活していました。  

南千住駅から言問橋へ吉野通りが走っていますが、二つ目の辻に泪橋があります。思川に架

かっていた橋ですが、今この川はすべて暗渠化されているため橋の面影はなく、その名前は交

差点やバス停の名として残っているだけです。泪橋は罪人にとってはこの世との別れの橋であ

り、家族や身内の者には処刑される者との今生の悲しい別れの場。お互がこの橋の上で泪を流

したことから、この名がつけられました。悲しい橋ですね。

乙女稲荷(根津神社)

2013-11-29 06:07:14 | 日記
    

       

 根津神社境内の西側、本郷台地にかかる小高いところに「乙女稲荷」があります。この赤い

千本鳥居が入り口で、それぞれ商売繁盛とか家内安全と書いてあります。お稲荷さんに祀られ

ているのはウカノミタマ(宇迦之御魂神、倉稲魂尊)で穀物の神様だそうです。農業に携わる

人が大半だったのですから五穀豊穣を願うのは当然ですが、次第に「商売繁盛」などとなって

きて、願いが叶えばお礼の鳥居を奉納したものですね。  

     

 乙女稲荷の名の由来を聞くと、この祠の奥に穴があり、これが女性のシンボルとか。今はと

もかく昔はおおらかなもので、生殖は新たな命を生み出す行為であるから、五穀豊穣を願う祀

りと結び付くのは自然のことで、乙女の稲荷なのですね。(写真はミスター麹町)

白 鬚 橋(荒川区~墨田区)

2013-11-28 06:24:45 | 日記
    

         

 隅田川に最初に架けた橋は千住大橋ですが、川下へ汐入大橋、水神大橋、そして次が白鬚橋

です。名前は墨田区東向島にある白鬚神社に由来します。橋の起源は古く、源頼朝の時代には

浮き橋(船を並べた橋)の渡しがあったと言います。大正3年(1914)、地元住民が設立

した「白鬚橋株式会社」が架けた有料橋が、関東大震災後に買収され現在の橋に架け替えられ

ました。  

 震災までは、この上流一帯は著名人の多い屋敷町であったそうです。数々の名画を生み出し

た日活撮影所があったところです。池波正太郎さんの小説「剣客商売」の主人公で粋な爺さん

秋山小兵衛の隠居所は、この橋の川上の鐘が渕です。橋の長さ約170m。


根津神社綺麗に色づく

2013-11-27 06:17:17 | 日記
     表参道

         楼門

 ミスター麹町から根津神社の写真が来ました。色彩豊かに色づいていますね。先月18日に

立ち寄った時は「未だ早かったか」と残念でしたが、この写真は見事に赤・黄色が混在して美

しい秋の景色になっています。美しいですね。  

 根津神社は、日本武尊が東征の途中、千駄木の地に創社したと伝えられる古社です。文明年

間(1469~87)に太田道灌によって社殿が建てられたといわれます。江戸時代に五代将

軍徳川綱吉が六代家宣を決めたとき、その江戸屋敷を根津神社に献納。権現造りの社殿、唐門

と楼門などが奉建され、千駄木の旧社地から遷座されました。  

     

 これは、境内の池に映える木々です。見事なものですね。

おでん 燗酒

2013-11-26 06:35:24 | 日記
     

       

 今年は例年に比べて木々の色づきが良いと感じるが、気のせいでもあるまいと思う。近所の

小公園も見事な色彩に染まっている。朝夕適当に冷え込んで晩秋の趣を展開しています。  

 となると左党にとって嬉しいのは「おでん」の季節ですね。最近はコンビニのおでんが手軽

で便利にしている向きも多いようです。値段を聞くと75円~105円とのこと。但しここで

は「燗酒」の方は出ませんね。やっぱり居酒屋か、我が家のかあちゃんに頼むしかありません

ようで。昔の話で恐縮だが、銭湯の前には必ずといっていいほど、屋台のおでん屋さんが店を

出していましたよ。枯れたおじさんが大根、こんにゃくなどを皿にとってくれました。お酒は

は「ちろり」につけて、コップのなかに手際よく・・といったアンバイでしたよ。