曹洞宗の寺院で、開山は正暦元年(990年)、平安時代の中期ですね。
無住の観音堂であったが元亀2年(1572)に日野沢(皆野町)大通院より和尚
を招聘し、以降曹洞宗に列して寺院としての面目を得たといいます。堂宇はその後
何度も火災に遭ったが、現在の本堂は場所を移し天保4年(1833)に建てられた
ものです。
日本有数の石札が残ることから、石札堂とも呼ばれ、本堂左側の竹林も寺院の
たたずまいを際立たせています。聖観音立像、石札、地獄極楽絵図 葛飾北斎の
桜花の図等が文化財とされています。(写真Mr麹町)