20世紀の日本を代表する日本画家、東山魁夷が生涯の大半を過ごしたゆかりの地
である市川市に、2005年11月に開館しました。
東山魁夷は、戦後間もない1945年(昭和20年)から1999(平成11年)に逝去する
までの、およそ半世紀にわたり市川市に住み、「私の戦後の代表作は、すべて市川市の
水で描かれています。」との自身の言葉のとおり、市川で重ねられたそのかかがやかしい
画業は市川の誇りと言えますね。
つねに自分を見つめ、修行僧のようなその生き方は、描いた静謐な絵の中に投影され
ています。市川市東山魁夷記念館は、「人間・東山魁夷」をコンセプトに、資料展示と作品
展示を通してその偉大な業績を顕彰し、情報を発信ンしています。(写真・Mr麹町)