住吉水門
佃島の中央には公園があって、地域の人々の憩の場となっていますが、ここから西側の隅田
川寄りの高みに灯台があります。すぐ下に住吉水門があって佃堀に水を供給しています。この
石川島灯台は慶応2年(1886)に、当時の石川島人足寄場奉行の清水純崎が、隅田河口、
品川沖航行の船舶のために、寄場の油しぼり益金を割いて築いたといわれます。
佃島公園
灯台は住吉水門の北側になります。石川島の人足寄場といいますと、時代劇大好き人間とい
たしましては、火盗改めの長官長谷川平蔵さんを想起します。盗賊一味を捕える一方で、更生
施設として人足寄場を建言して実行するなど「てえしたお人」でございます、ハイ。