長野県諏訪地方で行われる御柱祭は、諏訪大社における最大の行事です。寅と申の年に行
われるお祭で正式には「式年造営御柱大祭」 だそうです。
山中から御柱として揉(もみ)の大木を16本(上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮各4本)切り出
し、諏訪地方の各地区の氏子の分担で4箇所の各宮まで曳行し、社殿の四方に建てて神木と
する勇壮な大祭です。これは7年目ごとに行われ、柱を更新します。起源は平安時代以前とさ
れます。諏訪大社は五穀豊穣、狩猟・風・水・農耕の神として古くから信仰されており、それらを
祈願するものであったと推測されます。江戸時代以降は、宝殿の造営と御柱の曳き建てが行
われています。(写真Mr麹町)