散歩の時に見つけた!

東京都内を散策しますが、こんな所にこんなものがと再発見します。写真を添えて紹介します。

戦災死者を悼む碑(浅草7丁目1)

2013-11-15 06:23:38 | 日記
     

 言問橋の西詰にある公園の片隅にある石碑には「あぁ東京大空襲 朋よやすらかに」と刻ま

れています。これは台東区が昭和61年に造立したものです。説明によると、隅田公園のこの

一帯は、昭和20年3月10日の大空襲で亡くなられた数多くの方々を仮埋葬した場所です。

 亡くなられた多くの方々の遺体は、台東区内の公園等に仮埋葬され、戦後荼毘に付され、墨

田区の東京慰霊堂に納骨されました。  

 戦後68年を経て、この不幸な出来事や忌わしい記憶も年毎に薄れ、平和な繁栄のもと忘れ

去られようとしています。今も台東区は、区民から貴重な情報に基づく戦災死者名簿を調整し

ています。この碑には何時来ても香華が絶えません。  

      

 ここに来ると必ず「羽子板や 子はまほろしの すみだ川」の秋桜子の句碑を訪れます。こ

の人は本名水原豊、俳人として明治から昭和にかけて高浜虚子に師事しましたが、医学博士と

しても社会に貢献しました。この日は句碑の周りが綺麗に清掃されていて、いい気持ちでした

が、「ひざまづく 童女の髪や 菊供養」も好きな句です。