散歩の時に見つけた!

東京都内を散策しますが、こんな所にこんなものがと再発見します。写真を添えて紹介します。

除夜の鐘(浅草・弁天山)

2014-12-31 06:08:16 | 日記
    

 浅草寺本堂の南東約200mにある弁天山の鐘です。元禄5年(1692)8月、五代将軍

徳川綱吉の命により、深川在住の藤原正次が改鋳し、その費用として下総関宿藩主牧野備前守

成貞が黄金二百両を寄進したといいます。この鐘は時の鐘として、或いは浅草寺の梵鐘として

様々な文学作品にも登場していますが、なかでも松尾芭蕉の「花の雲 鐘は上野か 浅草か」

が有名です。昭和20年3月の東京大空襲で火を浴びましたが無事残り、今も昔と変わらぬ姿

をとどめています。  

 除夜の鐘、大晦日の夜半から元旦にかけて寺院が梵鐘を打ち、鐘の音と共に108の煩悩を

払って新年を迎える行事、果たして煩悩を払えますでしょうか。来年が良い年になりますよう

に願っています。

暮れの浅草寺

2014-12-30 06:00:01 | 日記
    

       

 だんだんと押し詰まってきましたね。浅草二天門前の喫茶店レインポーのママさんに会いに

行ってきました。この店は以前から立ち寄っていますが、さほど混んでもいないし、だからと

いってヒマでもないし、私が座り込んでいても邪魔にならない程度です。「菊花展も羽子板市

も最近は出店が減って・・」などと景気の良い話は聞こえませんでした。

     

 浅草寺も新年を迎える準備は進んでいます。この日は冬休みになってこどもが多かった感じ

ですね。観光客も多く宝蔵門から東を見ると、東京スカイツリーがスッキリとしています。新

年の飾りものを売る店が「商売はこれから」と張り切っていました。

 

 

金乗院山口観音(所沢市)

2014-12-29 06:46:02 | 日記
    

水子観音霊場

 山口観音は吾庵山金乗院といい真言宗のお寺で、行基菩薩が開いたと伝えられます。後に

弘法大師が東国巡錫の折、龍神に祈念し霊水を得たので、以来弘法大師加持水と称したそうで

す。御本尊の千手観音像の左に毘沙門天、右に不動明王、更に聖観音菩薩、聖徳太子など多く

の諸尊像が祀られています。本堂裏の斜面には、巨大な水子観音霊場がありまして、香華が絶

えないといいます。  

     

 奥の院に当たる場所には五重塔があります。これは、先日ご紹介した川崎大師の塔と同様に

八角形のものです。1999年に造られたもので朱色が目を引きますね。内部の中央には螺旋

階段が設けられていて、上り下り出来るようになっています。最上階の五階の外回廊からは、

東京スカイツリーも見えると言います。(写真・ミスター麹町)

続・江戸東京たてもの館

2014-12-28 06:16:06 | 日記
     武居三省堂

       大和屋本店

先ずは文具店の「武居三省堂」です。明治初期に創業したといいますね。当初は書道用品の

卸をしていましたが、後に小売店に変わりました。建物は震災後に建てられた看板建築で、前

面がタイル張りになっていて屋根の形にも特徴があります。現在の千代田区神田須田町1丁目

にあったもので昭和2年の建築です。次は大和屋本店、乾物屋さんで「鰹節」と書いてありま

すね。昭和3年に港区白金台に建てられた木造3階建の商店です。3階の軒下を伝統的にする

一方、間口に対して脊が高く、看板建築のようなプロポーションをもったユニークな建築。戦

前の乾物屋の様子を再現しています。

    

        銭湯の富士山

 都電6番、新橋と表示していますが、停留所は神田南佐久間町ですかね。私は文京区に住ん

でいまして事務所が西黒門町、伝通院前から湯島天神下まで都電が廃止になるまで通勤してい

ました。何処へも都電利用でしたから懐かしい。昨日掲載を忘れた「銭湯の富士山」見事です

ね。追加で掲載します。(写真・ミスター麹町)

江戸東京たてもの園(小金井市)

2014-12-27 06:34:25 | 日記
      子宝湯

        脱衣場

 東京都が平成5年(1993)に建設した「たてもの館」は、墨田区にある江戸東京博物館

の分館です。ここには、現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復現・

保存・展示して貴重な文化遺産としています。最初は足立区千住元町にあった「子宝湯」です

が懐かしいですね。建物の形も素晴らしいですが、脱衣場の「籠」がいいです。女房どのが身

体の都合で入浴出来ない日に、私が子どもを入れますが動き回って苦労しましたよ。「おーい

上がるよー」と声をかけると、女湯から返事があってお迎えです。子どもはやっぱり母親の声

が嬉しいから飛んでいきます。男湯と女湯を自由に往来する特権です。

     万世橋派出所

       小寺醤油店

 これは昔の交番で、当時は派出所と言いましたね。万世橋のたもと須田町1丁目にあったも

ので、運ぶ時にはトレーラーでそっくり運んだそうです。小寺醤油店は、大正期から現在の港

区白金で営業していた店で味噌や醤油、酒類を売っていたそうです。庇の下の腕木とその上の

桁が特徴の建物です。(写真・ミスター麹町)