かつて交通の要衝であった旧万世橋駅。1912年完成した赤レンガ造りの万世橋高架橋が
歴史や記憶を活かしながら、新たに生まれ変わりました。旧万世橋駅があった時代と変わらな
い連続するアーチの美しさと力強さをもち、遺構が蘇った空間の中に知的好奇心を掻き立て、
趣味性、嗜好性の高いショップやカフェが並んで、これまでにない商業施設です。
神田川に架かる個性的な橋めぐりも面白いものです。お茶の水駅の東側にある聖橋は二つ
の聖堂、湯島聖堂とニコライ堂にちなんでつけられた名前です。万世橋も明治の初めには萬世
橋・よろずよばしと呼ばれていました。ここは須田町1丁目、昔から洋服の生地を扱う店が並ん
でいました。(写真Mr麹町)