TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

奈良きた町の珈琲店

2013-02-21 | グルメ

古都のなら町は、遷都祭以来観光客が増えているが、

近鉄奈良駅北側の奈良きた町にも目を向けてほしい。

私の友人がこのきた町について勉強会を開き、エールを送っている。

少し時間があったので、歩いてみた。

たまたま入ったのが、「エル・ムンド」というこの珈琲専門店。

狭い階段を上がると、白を基調にした上品なこのスペース。

 

店内はやや背の高いカウンター席とテーブル、

この日はCDだったが、レコードがぎっしり並べられていた。

この店の海田喜美子さんの話では、どうも常連客が大半で

珈琲は客の好みに合わせて立てているようだ。

さっぱりと切れのよい味で、香りもよかった。

またまたきっと足が向くだろう。

 

 

 


サラ川 メディアが選ぶ秀句

2013-02-21 | ことば

 

第一生命が募集する恒例のサラリーマン川柳、

今年の応募は3万句を越えた。

私の手元にあった読売・朝日・日経の3紙と

NHKが紹介した川柳を拾ってみた。

それぞれ6~8句紹介している。

このうち重複して紹介されているのは5句。 

① 党名を 覚える前に 投票日 (後期高齢姿)

② 政治家も ビールに負けじと 第三に (箸持っとる)

③ 妻よりも しゃべってなでてる タブレット (マニュアル浜口)

④ 「辞めてやる!」  会社にいいね!と 返される (元課長)

⑤ 読みきれぬ 妻の心と 円と株 (ポチの父)

各メディアがどのような経緯でこれらの句を取り上げたのか。

現場の記者の書いた原稿がそのまま掲載されたものもあるだろうが、

デスクなどいろんな人物が関与したことも十分考えられる。

いわば、メディアお墨付きの作品といえる。

読者側にとっては、まず最初にふれた句がずい分印象に残る。

アナウンス効果といえばいいのだろう。

このコンクールは、入選作100句の中から

読者の投票で秀作が選ばれる。

巨大メディアが紹介したこれらの作品は

きっと上位にランクされることだろう。


らんぷミュージアム 気がかりな休館

2013-02-19 | メディア

 

NHK・日経・神戸などが「神戸らんぷミュージアム」の休館を伝えた。

どんなコレクションであるか、詳細はそれぞれ調べていただくとして、

電気料金値上げに伴う効率化の一環で、要するに出費を削るのが狙い。

休館は4月から、つまりこのコレクションにふれる事ができるのは来月末まで。

元々このコレクションは確か但馬出身の赤木清士氏の所有で、

私設の「北野らんぷ博物館」で公開していたが、

個人で抱えるのはあまりにも荷が重いため譲渡したもの。

当時赤木氏に会った時、彼は大企業である関西電力の手で

展観してもらえることを非常に喜んでいた。

関電は「効率化」を休館の大義としているが、こうした有形文化財の意義は、

「歴史的変遷、時代的特色、生活様式の特色、職能の様相を示す」物の保存で、

こと電気に関するものについては、電力会社がその責を負うべきだろう。

使命といったほうが的確かもしれない。

各メディアはいずれも「休館」と報じており、

神戸は「休館期間は未定」、日経は「要望あれば臨時開館も」と伝えてはいるが、

神戸の中心であるこのスペースは今後どうなるのか、

「休館」がいつか「閉館」に切り替わったりはしないだろうか。

直感だがかなり気がかりである。

ちなみに、「播州三木の鍛冶用品と製品」は、

先月審議会から答申が行われ、国の登録有形文化財に指定されることがきまった。

財政力それほど強いとはいえないが、三木市はあくまでも使命として

「金物資料館」を建て、地域の特質を象徴するこの近代化遺産を守っている。

 

 

 

 


赤穂のお菓子!

2013-02-18 | 散策

播州赤穂といえば四十七士・赤穂義士。

義士といえば、「義士もなか」、

お菓子でいえば何をおいても

かん川本舗の塩味饅頭・「しお万」。

塩味たっぷり、餡の甘みも程よい。

何より嬉しかったのはサービスの煎茶、

「しお万」と煎茶はベストマッチ。

赤穂に来て、珈琲というのは野暮のように思う。

 


坂越の牡蠣 写真がない!?

2013-02-18 | 散策

仲間との牡蠣ツアー、やっと実現しました。

赤穂城の北、「かましま」に行ってきました。

生ガキ、焼きガキ、カキフライ、カキおこ、その他もろもろ。

一品一品どれも満足、特に生ガキ。レモンを絞って、チュッと吸い込む。

口の中に潮の香りがぱっと広がる。感触も最高。値段も安い。

この喜びを少しでもお分けしようと思っていましたが、

つい食べることに夢中になり、カキ料理の写真は一枚もなし。

帰途の坂越から相生、たつの御津町にかけて海岸線、

こんなに牡蠣の店があるのには驚きました。

シーズンに1回ですが、来年もぜひ伺います。


三木の干殺し

2013-02-17 | 散策

三木城址にのぼった。歴史学者の小和田哲男氏が

「この城は美嚢川の断崖をうまく使った天嶮の要害城」と指摘するように、

たやすく攻略できるような城ではない。

このため、秀吉は城を完全に包囲し、兵糧攻めの作戦をとった。

さらに周辺の城が次々と落とされ、城主の別所長治は開城を決意する。

長治らの切腹とひきかえに兵士の命を助けるという条件で和議が成立した。

城址には長治の辞世の歌を刻んだ歌碑がある。

「いまはただうらみもあらず、もろ人の命に代わるわが身と思えば」

城址には三木の金物の歴史を紹介した金物資料館や金物神社があり、

毎月第1日曜には、金物の古式鍛錬の実演が行われている。

 

この町は神戸電鉄粟生線の存廃問題などを抱え

やや寂しげな空気が流れているのは気がかり。

 

 

 

 

 

 


白粉まぶした散歩道

2013-02-17 | 散策

朝起きると庭は真っ白、朝食を済ませ散歩に。

道端の斜面や駐車中の車は白粉をまぶしたようにうっすら白い。

でも野球少年は元気いっぱい、必死でボールを追っていた。

私にも、あんな頃があったのかな。

つい立ち止まって見入っていた。


三木・旧玉置家住宅

2013-02-16 | 近代化遺産

 

文政9年の建物、切手や金銀を交換する切手会所として使われていた。

案内ボランティアの女性が丁寧に説明してくれる。

私が気に入ったのは、名前は分からないが欄間のいろんな文様。

今日はお天気もよく、外光を取り入れくっきりと文様が浮かび上がっていた。

 黒檀の床柱にも興を引く模様が彫りこまれていた。

近くに見るからに立派な旧小河家別邸があるが、

こちらは日曜日のみの公開で残念ながら入れなかった。