TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

凍結の道は 靴頼み

2012-02-29 | ブログ

いま放送しているNHKの「あさイチ」、きょうの雪をうまくキャッチし、

凍結の道で転ばない方法を紹介した。

 

私の場合、雪国生活の経験があり、

当時滑りにくい雪国仕様のブーツを愛用していた。

 

ある時靴店に入ると、“アイスウォーク”と記した革靴が目に入った。

これは実にいい。凍結の路面にぴたっとくっつくようで

安心して歩くことができた。

 

今ホームページで探るとこんな記事が・・。

 

【アイスウォーク】のご紹介!

雪道で活躍するのがアシックス自慢の一足!アイスウォークシューズ!!

 まずはソールの説明
スノーコンパウンドラバー(珪砂入り)
冷え込みの激しい環境でもソール(ゴム底)硬くなりにくく、

さらに珪砂(細かな砂)を配合することでグリップ性がアップ!!
マイクロセルスポンジラバー
従来のスポンジ素材の気泡を細かく(微細化)することで

ゆるみ始めた凍結路面の水膜を切り安定したグリップ力を発揮!
またスポンジならではのソフトなクッション性、軽さで冬の道をサポート!!
しっかり地面を捉え、氷点下~融点以上の温度まで、

冬の様々な路面状況の変化に対応します!

 

アシックス自慢の「ペダラー」のようですが

私のものはかなり古いせいか

「ペダラー」という表示は見当たりませんでした。

それに私が買ったときには

2万円もしなかったように思います。

 

 


“橋下節 絶頂なう”???

2012-02-28 | 時事

このところ朝日新聞がやたら大阪市長・橋下徹氏を取り上げている。

きのう27日の夕刊一面の見出しは上記の“橋下節 絶頂なう”。

ツイッターの読者が61万人を超え政治家NO1になったというのだ。

この見出しで気になるのが「絶頂なう」。

広辞苑によると、「絶頂」というのは「のぼりつめたところ。最高潮」で

例示で「人気の絶頂」を挙げている。

つまりこれからは下り坂に入るということだが、

さて次々と国民に気を引く破天荒な政策を連射砲のように撃ちだす橋下氏は

むしろこれからが勝負どころではないのだろうか。

朝日だけではないがテレビ・全国紙が派手に取り上げる。

朝日はこの大波に「乗り遅れまい」と橋下氏に擦り寄っているようにしか見えない。

天下の朝日が派手に書くことによって(批判的な部分もあるにはあるが)

橋下氏の主張を大いに広め、知名度の上昇に加担することは間違いない。

メディアのアナウンス効果については朝日としても先刻承知のこと、

それなのにどうして「絶頂なう」なのか。

衆院選への準備も着々と進め、多くの塾生が生み出されようとしている。

選挙に向け“台風の目”となり、堰を切る形でメディアに取り上げられることは間違いない。

かなりの議席を確保することは間違いだろう。

私も当初は2~3年ほどの人気かなと予想していたが、まったくの見込み違い。

メディアの扱いに手馴れた橋下氏の政治家としての“あざとさ”は

ある意味しかたのないことかもしれないが、朝日の“あざとさ”は承服しかねる。

新聞経営の苦しい実態は分かるが、なりふり構わず

商業紙であるという本質をここまれ露骨にさらすのは如何なものか。

 


禅宗 “最古・最大・最優”の三門

2012-02-28 | 散策

 

第46回 「京の冬の旅」の企画はなかなか素晴らしい。

古刹の魅力に直に触れることができる。うれしい限りだ。

この機を見逃すまいと思い、東福寺を訪ね、三門に上がった。

寺の説明によると文永10年(1273)に、七堂伽藍が完備したようだ。

何度か焼失し、現在の三門は応永32年(1425)に完成したという。

その後昭和に入り9年がかりの全面解体修理がおこなわれ

昭和53年に修復が完了したそうだ。

中央に釈迦如来、その両脇に十六羅漢が居並んでいる。

まさに壮観、絶句。

ちなみに“三門”というのは空門・無相門・無作門の三解脱門の略だそうな。

南禅寺の三門には以前上がったことがある。

妙心寺三門は、おなじ京の冬の旅の企画で

3月18日まで拝観できるようなので、是非とも足を運びたいと考えている。

 

 


“いなり”からの連想!?

2012-02-26 | 散策

人によってそれぞれと思う。

私ならまず、甘くたいたアゲでご飯を包んだキツネ寿司、

近くの稲荷社を想起する人もあるでしょう。

そして全国3万社とも言われる稲荷の総本社

の伏見稲荷大社を浮かべる人も少なくないはずです。

昨日小雨でしたが、

まず稲荷大社の周辺を散策し、本殿へと足を運びました。

稲荷の由来にとくに興味をそそられました。

「風土記にいわく伊奈利というは・・餅を的にして矢を射たところ、

餅が白鳥となって飛び去り、その鳥がとまった稲荷山に

稲が生えたつまり“稲がなった”ので、そこに社殿を造った」という。

稲がなったので“いなり”“稲荷”となったそうです。

今回とりわけ印象に残ったのは、稲荷大社周辺の路地の坂道、

いい雰囲気をかもし出しています。

土曜日ではあったのですが、多くの参拝人の姿があり

外国人が興味深げに千本鳥居を潜っていたことです。

今回は根上がり松から三つ辻、雰囲気のみを汲んで戻ってきましたが、

この次は一ノ峰まで上がり、不思議な境地に浸りたいと思いました。

仕上げは参道の茶店に入り、稲荷セット

つまり「いなりずし」と「きつねうどん」の相乗り膳

けっこう楽しいひと時でした。

 

 

 

 

 

 


愛用の湯呑み

2012-02-21 | グルメ

 

徳島に勤務していたときに色々お世話になった

陶芸家の高橋和三郎氏から『くらしの器展』の案内が届きました。

息子の哲也氏との親子展です。

3月3日から10日まで、徳島県吉野川市鴨島町にある

自身のギャラリー「わさぶろう」で

毎日の生活の中で使う器を展示するそうです。

私は、いつも彼の湯呑みでお茶を飲んでいます。

非常に持ちやすく、舌触りのいい器です。

今回は、徳島を象徴する酸橘から生み出した

すだち釉の作品が案内されています。

故郷を大切にするいい陶芸家です。

私もぜひ行きたいと思っています。


名勝後楽園 冬のアルバム②

2012-02-17 | 散策

◇ 流店(りゅうてん)

亭舎の中に清水を引き込み、石まで配置、

夏には足をつける見物客もあるそうな。

こんなところで、2~3時間ほど読書にふけるのも・・。

◇ 中の島

橋を渡り島に入る。

茶の作法を知らなくてもなぜか落ち着く。

備前焼・人間国宝の器でお茶をいただく。

こんな贅沢な至福の時を過ごさせていただき

なんと800円。知らなきゃ、損。

目の前には鶴亀を描き挙げた御野島が、素晴らしい。

◇ 珍竹の林

めったに見られない縄文様のような竹がある。

見学ボランティアの古老に教えてもらった。

◇ 茶畑

大名庭園には欠かせない要素だそうだ。

奥のほうに見える垣根は、妙に波打っている。

これは瀬戸のあだやかな波を表現しているという。


名勝後楽園 冬のアルバム①

2012-02-09 | 散策

日本三名園の一つ、岡山の後楽園は

築造した江戸期の姿を大きく変えることなくいまに残している。

地方にあったからこそかもしれない。

建物規制までかけて当時の眺望を守ろうとしている。

私が初めてこの後楽園を訪ねたのは中学二年のとき、

サンホセ市からの観光客と英語でじかに話したことが印象深い。

今年はぜひ春夏秋冬、時季の移ろいを堪能したいと考えている。

まずはその冬バージョン、アルバムとして綴っておこう。

■ 延養亭

園内外の光景が一望できる藩主の居間、この日は通常の順路が工事で

すぐそばまで近づくことができた。ラッキー。

■ 花葉の池

90数個に割って運び込んだという見事な大立石が目を引く。

■ 茂松庵

■ 廉池軒

岡山藩二代藩主、池田綱政公が最も好んだという亭舎。

城に通じる南門を入ったところにある。

■ 蘇鉄畑と陰陽石

蘇鉄は富の象徴、陰陽石は子宝への願い。


岡山後楽園の魅力

2012-02-06 | 散策

 

日本三名園の一つ岡山後楽園を訪ねた。

私などがいかに愛でようとも説得力を持たないが、

観覧の参考になる情報をお伝えする。

まずは芝焼き、美しい新芽をひきだすため

春の訪れを前に一斉に芝を焼いたということで

黒くこげた部分が広がっていた。

この時期だけに

しか見られない貴重な光景だった。

梅林ではロウバイがほぼ満開

梅のつぼみも膨らみ始めていた。

 

次は中の島の茶室、

ここでは美しい光景を眺めながら

備前焼の人間国宝が作ったお茶碗で

お茶を飲むことができる。

 

 

 

 


「凍れる音楽」休演

2012-02-06 | 散策

これは2月6日「朝日夕刊」の見出し。

これだけだとさて何のことかと思いますが、

すぐそばに三段抜きの写真、

奈良時代に創建されたという薬師寺東塔

素屋根で覆われる直前の姿です。

記事は、東塔を「大小の屋根が重なる躍動感から

“凍れる音楽”とも形容される」と説明している。

つまり私たちの眼前からほぼ7年間消え去る東塔を指したもので、

なかなか洒落た見出しだと思う。

1月はじめはまだこんな姿が見られたのに・・。