TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

古都の節分

2013-02-03 | 散策

千年の古都は、故事にのっとった行事を大切にしている。

またそれが似合う町だ。

きょうは節分、追儺の行事を見てきた。

▼平安神宮では、大極殿の正面で

平安時代の宮廷で行われていたという「大儺の儀」が再現された。

昭和49年に京都大学名誉教授の考証で

式の流れから作法、衣装にいたるまで

綿密に再現されたという(HPより)。

4つ目のお面をつけた大舎人方相氏が登場し

「鬼やらう」と声を上げる。

応天門でもこの所作を繰り返す。

▼平安神宮の北、交通安全も守り神として知られる須賀神社では

“懸想文売り”が登場する。

懸想文というのは,恋文つまりラブレターのことで

箪笥や鏡台に入れておくと良縁に恵まれるそうだ。

もともとはお金のない公家が恋文の代筆をしていたということで

懸想売りは誰だかわからないよう覆面姿をしている。

▼八ツ橋で有名な聖護院では、

ご門主様が導師をつとめる厄除採燈大護摩が行われた。

古式ののっとった問答も披露され、大護摩に日が入れられた。

節分には、あちこちで接待が行われている。

平安神宮では甘酒が、聖護院近くではぜんざいが振舞われていた。