明石港近くにある建物。
この地域はマンションが林立し、低層の建物は殆ど見えないが、
見事な装飾を施した威風堂々の建物が遺されている。
現在ここに住んでいる所有者に聞くと、遊郭だったという。
玄関は千鳥破風で艶やかさを醸しだしている。
表の格子も極めて頑丈で、賊も手を出せない造りだ。
当時の風俗を知る生き証人であり、大切に保存してほしい。
知友があちこち歩き回って調べている。
まだラジオの受信装置がない時代に、
NHKの放送を近隣の人たちに伝えたまさに記念碑的な存在。
明石市役所の目の前の公園にある。
私はまだ小学校時代に近くの電気屋さんで
黒山の人盛りの中でテレビを見たことは鮮明におぼえているが
さすがにラジオについては知らない。
貴重な遺産として大切に保存してほしい。
閻魔堂といっても居酒屋さん。
町家を改造したようで、迷路のような造り。
地下鉄の事情から東に入ってすぐのところ。
メニューは色々あるし、根はお手頃。
写真は店の奥にあるお庭。
“斜石の庭”とでも呼べばいいのだろうか、
奥行きを出す工夫なのだろうか?
お水取り
2014-03-15 | 散策
東大寺二月堂のお水取りはこの日が最終日、ただでさえ賑わうのに、
今年は土曜日と重なったためか、凄まじい人出だった。
お松明が登場する午後6時半までまだ1時間もあるのに、
二月堂の舞台の下に入るなど論外、
隣の法華堂の前まで拝観者で埋め尽くされた。
まったく身動きが取れずまさに棒立ちの状態で写真を撮った。
光のページェントはテレビで紹介されている通り。
漆黒の闇を照らす松明の光、
その大松明をぐるぐる回し火の粉が滝のように流れ落ちる。
感動の拍手が巻き起こった。
1250年を超えて途切れることなく受け継がれている。
古都奈良の伝統行事、いつまでもいつまでも守り続けてほしい。